評論:4億人が三退 中共の終焉は間近
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文/黎明

 【明慧日本2022年8月17日】今年もまた立秋を迎えた。中国共産党(以下、中共)が必ず滅びることは誰もが知っているが、その日がいつ来るかは、多くの人にとって遥か遠いことのように思える。2022年8月3日、脱党ウェブサイトで中共の組織である党、団、隊から脱退(三退と呼ばれる)を声明した人数が4億人を突破した。中共はいつ倒れるのか? 1億、2億、3億、4億の脱退人数が、一つ一つの歴史的な目印になる。

 18年前の2004年12月、九評編集部が『中国共産党についての九つの論評(以下、九評)』を出版したことをきっかけに、中国の国民が中共から脱退する「三退」ブームが引き起こされた。最初の数人、数十人、数百人から、現在では4億人になった。天象の変化は明らかで、人の心は目覚めている。脱党人数が増えるにつれ、本来「西側からの幽霊」、「マルクスの化け物」である中共は、間もなく5千年の輝かしい文明を持つ中国の地から消えていくだろう。

 20年前、天体の現象はすでに現れた

 20年前の2002年6月、貴州省平塘県掌布郷で巨大な石が発見され、その石の断面には「中国共産党亡」というはっきりと読める大きな6つの文字が記されていた。

 平塘県政府は、中国科学院院士で中国地質科学院研究員の李廷棟氏などの専門家たちに「蔵字石」の真偽の鑑定を依頼した。鑑定によれば、この「蔵字石」は2億7千万年前のもので、「中国共産党亡」の6つの文字は人為的に彫られた痕跡がなく、自然に形成されたものである。 CCTVなど100近い中共メディアが報じているが、「中国共産党」の5文字にしか触れず、最後の「亡」には触れていない。 しかし、「蔵字石」の観光入場券には、この6つの文字がはっきりと印刷されている。

 近年、「身の安全を守るために三退」の普及に伴い、人々がインターネットを検索するたびに、「蔵字石」に「中国共産党亡」の文字がはっきりと見えた。 当局は事実を覆い隠すために、「亡」の字を改ざんし、「中国共産党」の5つの文字だけを残した。このことは、「赤目の石の獅子」の民話を思い出させた。村の親切な老婦人が神様から、「これから先、寺の前の獅子の目が赤くなるのを見たら、洪水が発生する時です。村全体が水没するので、すぐに山へ逃げることをよく覚えておいてください」と告げられた。老婦人は急いで皆に話したが、誰も信じなかった。村の若い男が老婦人をからかおうとし、赤い染料で石の獅子の目を真っ赤に染めた。それを見た老婦人は、大声で村中に「獅子の目が赤くなった! 早く逃げて! 洪水が来るよ!」と叫んだ。老婦人の話を信じた数人が、一緒に山へ向かった。振り返ると、村全体が洪水の中にあり、人々は洪水の中でもがいていた。

 「悪人が最も恐れるのは、自分が悪人であることを他人に知られることだ」という諺がある。中共は滅亡に向かっていることを知りながら、それでも真実を隠蔽し、良い人を迫害し、人々に真実を知らせないように阻んでいる。

 なぜ三退するのか

 過去18年間、中国北部の寒い冬でも、南部の蒸し暑い中でも、辺鄙な村でも、にぎやかな都市でも、工事現場でも、オフィスビルの中でも、幾千万人の法輪功学習者が命の危険を冒しながらも迫害の実態を伝え、人々を救っている。彼らは人から一銭ももらわずに、自費で迫害の実態を暴露する資料を作っており、一体何のためなのか? 法輪功学習者は修煉者であり、天が赦されず罪深い中共を懲罰することを知っているからだ。迫害の事実を知らず、まだ中共を信じている人は、天から罪を降り注がれるときに巻き添えにされるのだ。

 なぜ三退する必要があるのか? 三退すると身の安全を守ることができるからだ。1949年以来、中共は土地改革から、反革命を鎮圧する運動、反右派闘争、文化大革命、六・四事件、法輪功への迫害まで、8000万人の不自然な死を引き起こした。中共の歴史は殺人の歴史である。

 五千年の中国文明は天を敬い、神を信じ、善悪の報いがあると重んじていた。しかし、中共は無神論を宣伝し、「天と闘い、地と闘い、人と闘う」ことを提唱している。正信を迫害し、善悪を逆転させることによって、モラルの低下と社会の堕落を招いてしまい、実は「天国への道を塞ぎ、地獄への扉を開く」ことになる。

 この1年だけでも、天に逆らう中共の正体はすっかりばれて、もはや隠すことができなくなり、中国本土では混乱と悲劇が次々と起こった。年の初め頃には徐州市の「鎖で繋がれた女性」事件が人々に衝撃を与えた。春には上海が感染防止を口実に街を閉鎖し、適時に医療を受けられずに多くの人が亡くなった。この命に対する無関心さが人々に考えさせる。6月、唐山殴打事件は億万人々の注目を集め、中共による道徳の破壊がこれほどの最悪な結果をもたらしたことを物語った。河南郷鎮銀行による被害を受けた預金者の合法的権益が暴力的に弾圧されたことは、中共の極めて利己的で残酷な素顔を国民に見せつけた。

 三退することは、自分の良心を守り、善を選び、命を大切にすることである。 三退のウェブサイトには、目覚めた人たちが中共への嫌悪、事実を知ったのが遅かったという悔しい気持ち、三退ができて命が守られることに心からの感謝などが書かれている。

 しかし、中共の力を惜しまない封鎖の下で、仕事、利益、生活を条件として脅迫や誘惑され、まだ多くの者が中共のために働き、国民を監視し、不当に連行、拘禁し、判決を下している。

 東洋文化も西洋文化も、古来より善には善の報いがあり、悪には悪の報いがあると言われているが、報いが来ないわけでもなく、報われる時が来ていないだけである。

 肝心なときに、中共の道連れにならないように

 中共は9000万人の党員を擁しているという。数十年もの間、中共は国民の血を手に染めて、その犯罪は党内各層の数千万人の党員に及んでいる。中共が崩壊すれば、中共の党員は清算されることに直面するはずであり、ジェノサイド、宗教迫害、拷問、臓器狩り、疫病の隠蔽などの罪は、どれも重大な犯罪である。その時には、これらの犯罪を推進し、加担した者はすべて調査され、裁かれることになる。前世紀にナチスに適用された「服従は即ち犯罪」の原則と同じである。

 1980年代から1990年代にかけての東欧の激変を経て、旧共産圏の諸国は相次いで法律を制定し、共産主義の危険性を取り除いた。チェコ、ポーランド、ドイツでは、旧共産圏の情報提供者、秘密警察、内部告発者を起訴するために『除染法』が制定された。チェコでは合計30万人以上が徹底的に調査され、1万5000人の元共産党の情報提供者と共犯者が5年間の公職追放を言い渡された。ポーランドでは70万人近くが、秘密警察に情報を提供したかどうかを当局に報告しなければならず、協力を拒んだり過去を隠したりした者は公職に就くことができない。東ドイツの裁判官と検察官の半数近くが免職され、旧東ドイツ政府関係者4万2000人が解雇された。

 歴史は忠実な記録者であり、悪人をひいきすることもなく、善人を失望させることもない。人が勇気をもって、三退を選択することは、この歴史の最も重要な瞬間に最も賢明な選択である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/8/447437.html)
 
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