乳がんで窮地 大法を修煉し九死に一生(一)
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――法輪大法の病気治療と健康維持の奇跡的効果

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年8月28日】世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が2021年に発表した「世界の最新がん負荷データ(2020年)」によると、がんと診断された新規患者数は世界で1,929万人。中でも顕著だったのは、乳がんが226万人となったことでした。女性の悪性腫瘍による死亡者数は443万人で、乳がんはそのうち68万人で1位でした。

 乳がん患者の中には、様々な事情で法輪大法を修煉して生き返ることができた人もいます。病気で絶体絶命の危機に瀕している方々が、こうした実体験を知ることで、新たな希望の扉を開くことができるよう願っています。

 ベトナム人歌手:乳がんの窮地から大法の修煉で生き返った

 ヒエン(Thu Hien Ta)さんはベトナム北部フート省ラムドン郡の出身で、34歳の女性です。 彼女は才能ある歌手であり、舞台女優でもあり、小さな家業も営んでいます。

 2015年に次女を出産した後、ヒエンさんは体調を崩しました。右胸にしこりがあることに気づいたのですが、最初は小さくて硬かったしこりが短期間で大きくなりました。異常な疲労感があったため、ベトナムの国立がんセンターで診察を受けたところ、ステージ3の乳がんと診断されました。医師からは、すぐに手術をするように言われました。

 絶望に陥ったヒエンさんは、2人の娘の将来が心配で仕方ありませんでした。「すべてが崩れ去り、これで自分は終わりだと思いました。家族は皆ショック受け、絶望に陥りました」

 最初の手術後は、何の改善も見られませんでした。失血が多く、腫瘍が大きくなっていると感じたヒエンさんに、医師は2回目の手術を提案しました。

 2回目の手術後の化学療法は、ヒエンさんに極度の痛みや疲労、恐怖をもたらしました。「毎晩、自分の葬儀や娘たちが母親を探しているシーンを想像して眠れませんでした。その恐怖から逃れることができませんでした」

 ヒエンさんは自分に「強くなれ。自分にどれだけ時間が残っていても前向きに歩き続け!」と言い聞かせました。しかし、化学療法が終盤となると、ヒエンさんはあきらめようと思いました。「長い間の闘病の苦しみで、心身ともに限界に達しました。私は夫に死なせてほしいと頼みました。私の苦しみを見て、家族の心は砕けそうになりました。私の人生はもうすぐ終わると思い、皆が2人の娘の将来を心配していました」

 2015年10月、8回目の化学療法を終えて家に帰ったヒエンさんは、教師を退職したばかりの従姉妹に会いました。「彼女は実年齢よりずっと若く見えました。彼女は私に『轉法輪』を渡し、『これはとても貴重な本です。真剣に読んで信じることができれば、暗くて困難な時期から抜け出すことができる』と言ったのです」

 がんになる前、ヒエンさんは無神論者で、神の存在を信じていませんでした。科学以外のものは信じていなかったのです。しかし、従姉妹が法輪功を修煉して健康状態が大きく改善したと聞き、自分も家族と一緒に暮らせる日を増やしたいと思い、試してみることにしました。

 奇跡的なことに、『轉法輪』を読み終えたヒエンさんは、今まで感じたことのない気持ちになり、軽くなりました。「私の体は雲のように軽く、寝ているときは体が浮くような感じでした。一番驚いたのは、すべての病気が治り、恐怖や死にたいという考えが消えたことです」

 法輪功の5式の功法を煉ると、体に大きな変化が現れました。「軍の病院で健康診断を受けたところ、血液検査のデータが通常よりずっと良いと言われました。まさに奇跡でした」

 ヒエンさんは「『轉法輪』で教えられた原則は心に響き、人生観、世界観が180度変わりました。 今は、神仏の存在を信じ、すべての事には因縁関係があると分かりました」と言います。

 ヒエンさんは、自分が経験した苦しみを味わっている人たちに、「家族の心や世の中に善の種を蒔いてください。善の力は、すべてに打ち勝つことができます」と呼びかけ、「皆さんが私のように幸運であることを願います」と語っています。

2015年に化学療法中のヒエンさん(左)

回復後のヒエンさん(右)

『轉法輪』を読むヒエンさん。

 煉功して3日で新しい乳房が生え、驚いた地元住民

 馬忠波さんは黒龍江省ハルビン市阿城区に住んでいます。1999年7.20以降、中国共産党は法輪功への残酷な迫害を始めました。馬さんは修煉を放棄しなかったため、万家労働教養所で凄まじい拷問を受けました。9日後に全身が発熱し、数日間昏睡状態に陥りました。その後、激しく痛む右側の乳房に、しこりがたくさんあることに気づきました。当時の馬さんは20日間以上食べることができず、体はいつも震えていました。

馬忠波さん 

 ある夜、腫れ上がった馬さんの乳房が破裂し、黒紫色の血と膿が一緒に噴き出しました。隣の人がすぐにベッドの下から洗面器を引っ張り出し、洗面器半分の膿と血を受けました。しばらくすると、また膿と血が流れ始め、乳房全体の皮が空っぽになってしまいました。女性刑務官がやって来て、胸が破裂しているのを見て、「ぎゃー」と叫びながら走り去りました。

 その日の夜、刑務官は馬さんを病院に運びました。医師は鉗子でかきたて「乳房全体が空っぽで、何も残っていないから手術する必要はありません。皮膚は壊死しているので、取り除かなければなりません」と言いました。その後、ハルビンの病院で検査して乳がんと診断され、すぐに手術をして取り除かなければなりませんでした。

 労働教養所はすぐに阿城区の「610」(法輪功迫害の専門機構)や公安局、派出所などに報告し、馬さんの家族に迎えに来るように連絡しました。

 2001年7月6日、馬さんは不法に拘束されてから8カ月後に家に帰ることができました。当時の馬さんは目も開けられないほど脱力感がありました。友人は、馬さんを病院に連れて行くために1万元集めようとしました。しかし再考して「以前、あなたは大腿骨頭壊死症に罹ったが煉功して快復したのではありませんか? 今回も煉功で治したほうがいいと思います。本当に治ったら、村のみんなが法輪功を修煉することになるでしょう」と言いました。

 翌日、面識のないある年配の女性同修から馬さんに電話があり、「荷物をまとめて、数日間私の家に滞在してください。一緒に煉功しましょう」と誘われたので、承諾しました。当時、馬さんは右胸に大きな穴が露出している状態で、短いベストしか着られませんでした。馬さんが同修に「煉功しましょうか?」と聞かれた時、「立っているだけでも精一杯で、煉功が出来るかしら」と不安に思いました。しかし、「労働教養所で、数々の拷問を乗り越え、死さえも恐れない私が、なぜ煉功を恐れているのか? 煉功は身体を整え、健康にも良いことばかり。煉功して傷口が広がる恐れがあるだろうか?」と思い、煉功する決意をしました。

 馬さんは最初から4式の動作をすべて煉り遂げました。まるで電源が入って、強いエネルギーが身体を充電しているかのように感じ、さらに分子や細胞が急速に変化していくのを感じました。「身神合一」とは何かを体験しました。

 煉功を終えると、馬さんは全身が軽くなり、痛みと腫れがなくなりました。もともと赤く腫れていた反対側の乳房も正常に戻りました。馬さんは嬉しくてその場で「治りましたよ! もう痛くありません!」と大声で言いました。同修も目の前の奇跡に感動し「本当に良くなったね!」と喜びを分かち合いました。

 同修の夫はそれを聞き「あなたが人に支えられて来た時は、今にも死にそうと思って心配でしようがなかった。起死回生できるなんて、本当に不思議だね! 法輪功はとても素晴らしい! もし自分の目で見ていなかったら、何と言われても信じることはできない!」と感無量でした。

 空洞になっていた右側の乳房に新しい筋肉が生え始め、肉の厚みが増えるようになり、3日で傷口が閉じました。壊死した表皮は化膿し、かさぶたが剥がれ始めました。3日後、新しい乳房が完全に再生しました。とても考えられないことです!

 乳がんという恐ろしい病気が、人々の目の前で瞬く間に紛れもなく消え去り、治りました。その奇跡を見ていた人々はみな「法輪大法は素晴らしい!」と感心しました。

 隣人はそれを見て「私は本当に信じています! あれほど深刻な状態に陥ってもうだめそうだったら、病院で一番いい薬を使ってもよくならないと思うわ。法輪功を煉って治った。しかもこんなにも速く快復するなんて、今度こそ納得しました! 法輪大法は本当に素晴らしい!」と感動しました。

続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/18/447652.html)
 
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