真に修煉してからの変化
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2024年5月7日】2021年4月、左胸が腫れて痛くなり、卵ほどの大きさの固いものが感じられました。その時は、しっかり修煉していないため、湿布を買って貼り、あまり気にしていませんでした。

 半年後、同修に相談したところ、「あなたと同年代の若い同修で、似たような病気で亡くなった人がいる。最初はしこりだけだったが、後に化膿してびらんになった、気をつけないと」と言われました。その言葉に急に不安になって、そのまま病院に行って検査を受けると、乳がんだと言われ、さらに精密検査を勧められました。その時は、同修の言葉も病院の診断も私の心を試すものだと悟らず、正念を持っていないため、漢方医に行って漢方薬を処方してもらいました。

 胸にしこりを感じてはいたものの、深刻に受け止めていないため、毎日学法煉功をやり続けて、長時間外に出て真相を伝えることができました。診断結果が出た時、精神的に参って、まったく正念を持っていないと言っても過言ではありませんでした。病理検査をした医師は、がんはすでに骨に転移したと言い、その時は彼の言葉を否定するどころか、その結果を認め受け止めたのです。

 矛盾した気持ちで、毎日、頭がとても混乱していました。命を救えるのは法輪大法しかないと分かっていながら、自分の修煉が足りず、本体を転化できる基準に達していないと思いました。そのため、私の行動は非常に矛盾していました。病院が作った計画に従って化学療法をしながら、グループ学法にも参加していました。

 病気の影響で、体はナイフで切られるように痛く、ひどい時は一晩中眠ることができず、朝まで拳を握りしめて我慢するしかありませんでした。それでも、私の心にはいつも「大法を諦めてはいけない」という一念がありました。その間、学法グループの同修たちは、片方では人心をつかみ、もう片方では修煉をつかむ私の状態を非常に心配し、私の修煉におけるさまざまな問題点を指摘しました。しかしその時すでに、体の痛みと精神面の重圧は山のように重く襲ってきて、同修からの非難の視線や一見軽い言葉一つで、私は押しつぶされてしまいそうでした。

 そんなところにさらに強烈な試練が訪れてきました。病気を知り家に来て私を助けようとした同修のAさんが、仲が悪いBさんと私が一緒に学法をしていることを聞き、Bさんを追い出すようにと私に頼み込んできました。その中で、私の家で行ったグループ学法の初日は不愉快な雰囲気の中で終わりました。2回目のグループ学法の時、CさんはまたDさんと対立して、結局、学法できずに終わりました。このようなことが二度もあり、私は憤りと不可解さを感じ、このようながんを患った私がいるにもかかわらず、同修たちは私を助けることを優先するのではなく、昔のわだかまりのために対立して学法の環境を壊し、これは大法弟子のあるべき姿だろうかと思いました。その時、私は自分のことを一番優先に考えており、同修のために考えてトラブルを解決しようとせず、本当に自分を病人だと思い、同修から特別な理解、配慮、面倒見を受けるのを望んでいました。

 化学療法に行った時に起きた二つの小さなことで、私はやっと目を覚ましました。一つは、化学療法をする時、首の動脈に注射をする必要がありますが、医者が6回試しても、正しい場所に注射器を入れることに失敗しました。その時すぐに、これは化学療法を受けるべきではないことを師父が私に思い知らせておられると思いました。二つ目は、粗品として医者はすべての患者にスカーフを贈っており、私は「ふだんスカーフを使わない」と断りましたが、医者は傘一本を私に贈りました。傘を手に取ったら、パッケージになんと「天国」という二文字が書かれています。その瞬間、「化学療法を選んだのは大間違いだ、旧勢力の罠にはまって自ら死の道を選んだ」と悟りました。そこで化学療法を中断し、家に帰って漢方薬を捨て、修煉の決心を固め、師父にすべてを任せようと決心しました。

 心をしっかりと持つようになったため、周りの修煉者たちがどのように振る舞おうとも、私はもう動じませんでした。なぜなら、彼らの振る舞いは大法を代表するものではなく、修煉過程において各個人の修煉レベルの表れに過ぎないからです。自分の意志と正念はまだ十分堅固でないと知っているため、私は師父の肖像画の前で合掌し、泣きながら師父のご加持を懇願しました。

 だんだんと、主意識がますます強くなって、以前のまるで崖っぷちで徘徊しているような不安な心理はなくなって、穏やかな心境になりました。以前、同修の病気に関する情報を耳にすると、恐怖と不安で胸が張り裂けそうになりましたが、今では、同じようなことを聞いても、もはや心は風に吹かれてもさざ波一つ立たない水面のように平静でいられます。

 修煉の向上につれて、体も大きな変化を遂げました。起き上がれないためベッドで大小便をして、娘に便器を洗ってもらう状態から、次第に壁に寄りかかって歩けるようになり、とうとう他の人と変わりなく、一人で外に出て真相を伝えることができるようになりました。

 その時から、修煉して二十数年経ちましたが、過去の自分は修煉の真義を掴んでいないことをはじめて意識しました。がんになってからの2年間、真の修煉とは何か、および修煉の厳粛さを初めて分かりました。真に着実に修煉をしたら、心身両面に巨大な変化が起こるのは本当のことで、周りも私の内側からの変貌ぶりを感じました。2年ぶりに再会した同修は、「あなたは別人のように変わったわ。以前はとても重そうな緊張した顔をしていたけれど、今は、あなたとの間に隔てた壁のようなものがなくなったと感じる」と言ってくれました。

 娘と一回喧嘩してから、私は強がりで怒りっぽい性格を変えて、少し優しくなりました。娘も私の変化を認めてくれました。娘だけでなく、以前は私に対してかなり批判的だった親戚の態度も変わりました。11年前、夫との離婚を余儀なくした時、親戚の誰もが大法を修めた私が悪いと思っていました。しかしみんなが知らなかったのは、私が不法に3年間の有期懲役を判決され服役中に、夫はすでに浮気をしていました。出所後、夫は離婚を言い出し、離婚した直後に私の従姉と再婚しました。私にとって青天の霹靂で、夫と従姉に二重に裏切られたのです。しかし、親戚一同は善悪の区別をつけず、夫と従姉を擁護するような発言ばかりしました。最初は憤慨していた私は、だんだんと恨む心を捨て、親戚と会う機会を大切にし、引き続き彼らに真相を伝えました。

 親戚の中にAさんという叔父がいて、ずっと真相を聞くのを拒んでいました。ある日、私はAさんと20分以上の会話をすることができました。Aさんは法輪功に対する疑問をいくつか聞いてきて、李洪志師父はどうしてアメリカに行ったのかも聞いて、私は一つ一つ説明したあと、最後に彼は「三退」しました。その後、彼は多くの親戚に法輪功の真相を伝えて、みんなが抱えていた私に対する長年の誤解を解いてくれました。

 今年の初め、前世、従姉は私の一番仲良しの姉妹であり、私と一緒に空から地上に飛び降りた夢を見ました。夢の中で従姉は危険に遭い私に助けを求めてきました。私は自転車で従姉が住んでいる小部屋に駆けつけて、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えれば災難を避けることができると教えました。

 夢から覚めた後、それは師父がその夢を通して私と従姉の現世のわだかまりを解いてくださったと思いました。私と従姉は前世で最も親しい姉妹だったのです。その夢によって私は、今大法弟子の修煉は個人修煉の段階を超えて、修煉者が向かっているのは宇宙規模の問題で救済を待つ多くの衆生を救うためなのです。この問題に対し真に着実に修煉を達成できなければ、甚大な損害をもたらすことを悟りました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/3/464810.html)
 
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