山東省濰坊市の高齢者(82)に懲役3年を宣告
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 【明慧日本2022年9月3日】山東省濰坊市高新区の警官4、5人が8月15日、現地の法輪功学習者・王志耕さん(82歳男性)の住むアパートに押し入り、王さんを派出所まで連行した。派出所の警官が裁判所の職員を連れてきて、起訴状、召喚状、居住監視の通知などを王さんに渡した後、王さんの息子に連絡して、王さんを家に連れて帰らせた。

 わずか11日後の8月26日午前、公安、裁判所、検察庁の8、9人が王さんの息子の家でいわゆる裁判を行い、王さんに懲役3年、罰金5千元(約10万円)を科した。続いて、王さんを留置場に収容するために病院につれて行き身体検査をしようとしたが、当日はもう遅かったので、次週の月曜日にした。

 王さんは元学校の教師だった。王さんは2000年1月、1万人が陳情書にサインした事件を口実にした警官らに連行され、1カ月間拘禁され、市場の木に手錠をかけられて4時間民衆に晒された。また、数時間にわたって氷の上に坐らされたり、ランニングを強要したり、平手打ちなどの拷問を受けた。さらに、1万800元(約36万円、当時30代のサラリーマンの2年分の給料相当額)を科された。

 2013年6月、王さんは迫害の真相ポスターを貼り付けたとして洗脳班に1日身柄を拘束され、そこで鉄の椅子に坐ることを強要された。王さんの家族が2万元(約40万円)をゆすり取られた後、解放された。

酷刑演示:铁椅子

拷問の再現:鉄の椅子

 2019年10月23日、濰坊市高新区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らは監視カメラで王さんがポスターを貼り付けたという口実で王さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、法輪功の書籍・資料などを押収した。

 2019年11月1日、警官2人が王さんの家に押し入り、王さんを尋問した。最後に、王さんにサインを求めたが、拒否された。王さんの息子が代りにサインした後、警官らは立ち去った。

 2020年6月5日、奎文区検察庁の2人が王さんの家を訪問し、いろいろ尋問した。最後にまた、王さんにサインを求めたが拒否された。同年7月9日、王さんの息子は裁判所の電話を受け、召喚状を取りに来るようにと言われたが、王さんはいろいろと考えて、放浪生活を余儀なくされた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/30/448286.html)
 
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