福建省の漢方医が不当起訴 患者も警察に嫌がらせ受ける
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 【明慧日本2022年10月6日】福建省廈門市の法輪功学習者・李建西さん(男性)は、厦門の有名な漢方医である。法輪功を学んでいることを理由として6月19日、集美区公安分局に連行された。7月4日、廈門第三拘置所に拘禁された。8月10日、集美区検察庁は李さんに対して逮捕の許可を出した。李さんに関する証拠を集めるために、警察は李さんの患者に嫌がらせをし、彼から法輪功の資料を受け取ったかどうかについて質問した。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 李さんは、30年以上漢方医学を実践しており、10万回以上の診察で、多くの患者の命を救ってきた。厦門で最も有名な医師の一人である。李さんの優れた医療倫理と優れた医療技術により、宣伝しなくても、口コミだけで全国から、中には海外からも患者が集まってくる。重篤な状態の患者の治療を専門としている。李さんはかつて、重度の肺の病気を持つ750 グラムの未熟児を治療し、1カ月後に赤ちゃんが自力で呼吸できるように助けた。

 李さんは、1999年に法輪功を実践する権利を訴えたとの理由で警察のブラックリストに載せられ、15日も拘束された。特に敏感日になると、当局は絶えず李さんに嫌がらせを行ってきた。

 2020年3月から7月にかけて、集美区の政法委員会(治安・司法などを統括する機関)は、地元の保健局と薬品監督管理局に、李さんの診療所を3回家宅捜索するよう命じた。毎回、役人は武装した警官を伴って来た。大きな問題が見つからなかったとき、当局は、李さんが「違法行為」に従事したことを理由に、李さんの大家に診療所の賃貸契約を強制的に終了させようとした。

 2021年2月23日、集美区政法委員会の新しい副主任は、李さんの診療所で個人的に嫌がらせをした。彼らは患者に偽装したスパイを派遣して、李さんの信頼を獲得し、個人情報と医療所に関する情報を取得し、迫害に利用した。

 6月19日の午前8時30分に、李さんは厦門市集美公安局の警官らに連行され、李さんの妻と息子、そして診療所のスタッフも連行された。同日に、集美公安と漳平市公安の警官らは、漳平市の故郷にある李さんの別の住居も家宅捜索した。

 警察は最初にコロナを理由として、李さんを14日間の住居監視下に置き、7月4日に厦門市第三拘置所に拘禁した。

 集美区検察庁は8月10日に李さんの逮捕を許可した。李さんに関する情報を収集するために、警察は過去8年間の李さんの患者のカルテを押収し、李さんが法輪功の資料を彼らに渡したかどうかについて患者に電話をかけた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/1/448367.html)
 
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