廈門市の医者李建西さんが懲役5年6カ月と、罰金約100万円の判決になる
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 【明慧日本2023年12月4日】廈門市高潔で人望が厚い医者・法輪功学習者である李建西さん(54)は2023年11月23日午前、集美区裁判所のオンライン裁判が開かれ、懲役5年6カ月、罰金5万元(約100万円)の不当な判決を宣告された。

 集美区裁判所は、裁判の前日(22日の夕方)にはじめて、11月24日午前に予定されていた裁判が11月23日午前に繰り上げられたことを家族に通知した。裁判中、法廷警官6、7人は物々しい警備をし、裁判官の涂学斌も判決結果を読み終わるとすぐに終了を宣告した。

 法輪功に出会い、良い人、徳を重んじる医者になる

 李さんは幼い頃から、生命、宇宙に好奇心を抱いて、これらの謎を探求するために、多くの宗教、哲学、中国古代術類の書籍を読んだが、納得のいく答えは見つからなかった。

 物心ついたときから胃痛と関節痛に悩まされており、特に胃痛は、冷たいものが食べられないほどひどかった。法輪功を学び始めてから李さんの心身は激変した。まず、幼い頃から考えていた宇宙と人生についての答えのない疑問が解決し、人生に明確な方向性ができた。それは、無条件に善良な人間になること、そして、常に法輪功の教えで自分を内側から浄化することである。李さんはなぜ生命が誕生したのか、そしてそれがどこに属しているのかを知った。 

 李さんは、中国で有名な漢方医、故・李可氏の内弟子であり、学術面では、漢方医の第五の古典と呼ばれる『円運動の古代中医学』の編集・出版に参加し、学界ではよく知られている。

 10年以上法輪功を学んでおり、李さんは法輪功の悟りにより、その臨床効果は顕著である。多くの同業者はたくさんの問題を理解するのに長い時間を費やさなければならないが、李さんは一回読んだだけで理解でき、みんなに不思議がられていた。

 李さんは日々の仕事と生活の中で、法輪功の教えに従い、自らを律し、自分の利益のために争わないようにし、全力を尽くして働いている。職場の大黒柱であり、1999年の7.20以降、迫害の時期に精神的に多大なプレッシャーを受けても、業務能力と仕事の量ともにトップを維持している。30年以上医療に携わり、10万人以上の患者を診察・治療し、多くの患者の命を救ってきた。  

 李さんは、急性疾患や重篤な疾患の治療に漢方を用いることに長けている。肺が十分に発達しておらず、酸素を必要とする体重わずか750グラムの未熟児を、純漢方薬を使って1ヵ月で酸素ボンベから完全に離脱させたこともある。その子供は現在、大きく成長して健やかな生活を送っている。

 近年、多くの同業者が李さんのもとを訪れ、勉強や交流を深めており、その中には海外から訪れた方も含まれている。李さんはまた、全国的な学術会議に何度も招かれ、講演を行い、経験を共有しており、業界から注目され、賞賛を受けている。

 法輪功を学んでから、李さんの胃痛と関節痛は薬なしで治り、生ものや冷たいものを食べてもまったく問題がなくなった。仕事が激務のため、しばしば1、2時間残業しなければならないが、以前のような胃の不調はない。この数年、李さんは身体的な問題で仕事に影響を与えることもなく、医療費も一銭もかからず、心身ともに良好の状態で、同僚や友人からは「スーパーマン」と呼ばれるほど、高負荷の仕事にも対処できる。

 李さんは以前アルコールに対し強い依存症もあった。家族は大学時代に肝炎を患った李さんの健康を非常に心配していた。法輪功を学んでから、李さんのアルコール中毒は一挙に消え去り、10年以上一滴も酒に手をつけていない。李さんと家族は法輪大法が非常に徳の高い大法であり、国や人民に害を与えることなく有益であることを目の当たりにした。

 そして、李さんは24年間の嫌がらせと迫害の中で業績が作られたとは、誰が想像できただろうか。

 長年、中共による嫌がらせなどの迫害を受けた

 李さんは、1999年に法輪功の無実を伝えるため陳情に行ったとして、15日間拘束された。いわゆる「敏感日」になるたび、電話や訪問の嫌がらせを受け、本人と家族に心身とも大きなダメージを与えた。

 2020年3月18日午後、僑英街道と僑英派出所から計5人が李さんの病院に嫌がらせに来た。同年の3月から7月にかけて、集美政法委員会(治安・司法などを統括する機関)は衛生局と薬品監督管理局に強要し、李さんのいる病院に対して、いわゆる「合同法律執行検査」を3回実施させたが、衛生局と薬品監督管理局の専門的な検査に、中共の関係者も入っていた。数回の検査の後、問題点の詳細をいくつか発見しただけで、病院も改善した。しかし、関係当局は、病院の大家に対し、契約期間満了前であるにもかかわらず、いわゆる違法行為に従事しているという理由で、強制的に賃貸借契約を解除するよう強要した。

 2021年2月23日午前10時過ぎ、廈門市集美区政法委員会の副書記に就任したばかりの呂火渠は李さんのいる病院へ行き、嫌がらせ、脅迫、威嚇した。李さんに濡れ衣を着せるため、地元の政法委員会はスパイまで送り込み、患者を装って診療し、李さんと病院に関する情報を得ることで、李さんに接近し、信頼を得ようとした。

 再び連行された

 2022年6月19日午前8時半、厦門市集美の公安警察は李さんと妻、息子一家、李さんの病院のスタッフまで連行した。同日午前8時半、集美公安の警官と漳平市公安の警官は、李さんの故郷である漳平の自宅を家宅捜索した。李さんはまず14日間監視拘束され(コロナの検疫という名目)、7月4日に廈門第三留置場に移送された。その後、李さんの妻、子供、スタッフは解放された。

 2022年8月10日、李さんは集美区検察院から逮捕令を発布された。この間、公安警察は、病院から不法に持ち出した患者のカルテの連絡先電話番号をもとに電話をかけ、李さんは診査する時に法輪功の資料を渡したことがあるかを7~8件の情報を収集して問い合わせ、李さんを罪に陥れようとした。

 2023年11月23日午前、集美区裁判所は李さんに上記の不当な判決を宣告した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/26/468638.html)
 
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