黒竜江省牡丹江市の葉蓮萍さんが迫害されて死亡
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 【明慧日本2022年10月10日】(黒竜江省=明慧記者)牡丹江市の法輪功学習者・葉蓮萍さん(女性)は、2002年11月28日、大慶市の私服警官に連行され、牡丹江市政保科(後に「国保大隊」と改名され、国内安全保衛部門、法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に牡丹江に連れ戻された。葉さんは「マスタードオイル」を飲まされ、ビニール袋を頭に被せられる迫害を受けて、30歳の若さで死亡した。牡丹江市の警官・喬平と李富が容疑者である。

 葉さんは短大卒で、牡丹江市の優秀なファッションデザイナーだった。牡丹江市北山煉功点で煉功を始め、後に同市西安区に移住した。

 1999年~2001年まで、葉さんは北京の天安門広場に何回も行って、法輪功の素晴らしさを実証し、何回も連行されて迫害された。2001年、牡丹江市の警官によって労働再教育をされ、黒龍江省のハルビン女子麻薬中毒回復所に送られ、転向と信仰の放棄を強要された。解放された後、葉さんは懸賞金付きで牡丹江市の警察に指名手配され、放浪生活を余儀なくされた。牡丹江公安局国保支隊の李富隊長は、葉さんを捕まえたら、殴り殺すと脅した。

 2002年11月28日午前、葉さん、董淑艶さん達4人は、大慶市で大慶市国保と私服警察により連行され、拷問を受けた後、牡丹江市政保科の警官により牡丹江市に連れ戻された。

 董さんは牡丹江市国保の警官・喬平に帚で殴られ、全身傷だらけで、頭や顔にも痙攣が起こった。留置場に拘禁されていた際、毎日引きずり出され、自白を強要し拷問や屈辱的な行為を受けた。西安区公安局の警官・王偉に失神するまで殴られた後、猥褻(わいせつ)な行為に遭った。

 葉さんは警官に、マスタードオイル2本を鼻に流し込まれ(通常、マスタードオイルは少量でむせかえる)、さらにビニール袋を頭にかぶせられて首の付け根までしっかり密封され、窒息死させられた。この拷問は、警官に「ヘルメット」と呼ばれ、外見上の傷はなくても非常に残酷なものである。この拷問を受けた学習者の話によると、何とも言えない苦痛を味わった。お腹が破裂したような感じで、非常に気持ち悪く、鼻水と涙が止まらず、窒息して目が飛び出し、体が痛みで変形し、繰り返したらさらに恐ろしくなるという。

酷刑演示:塑料袋套头

拷問の再現:ビニール袋を頭に被せる

 葉さんも、警官に髪の毛を引きずられてびんたを食らわされ、両腕を背中に回されて手錠で繋がれる残酷な拷問を受けた。11月29日(連行の翌日)、30歳だった葉さんは、警官によって拷問され、死亡した。牡丹江の警官・喬平と李富は、葉さんを迫害した加害者であった。

酷刑演示:背铐

拷問の再現:両腕を背中に回されて手錠で繋がれる

 警官は、葉さんが飛び降り自殺をしたと主張している。違うという学習者の声もあった。葉さんの夫によると、着替えの際、葉さんの下半身から出血し、胸に多数の針の痕があり、こめかみに土がついているのを見たが、飛び降りで想定されるような転倒による怪我ではなかったという。

 その後、葉さんへの迫害に参加したある国保の警官は「韓健局長が、学習者を拷問しろ、共産党と上層部はお前たちの後ろ盾になると何度も言った。本当に人が亡くなると、反省書類を書けと言われ、それを提出して保管しなければならない。責任があるとすぐに責任を取らされるのは明らかである」と訴えた。

 葉さんの夫は、法輪功を学んでいないし、彼女の死を義母に隠していた。葉さんには幼い子供がいて、その子が、いつも母親を求めて泣いていた。義母はしばしば娘を探しに来た、夫はそれに耐え切れず、子供を義母の家に送り、家を出てしまった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/29/450208.html)
 
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