【日本法会】子供のために、良い母親、良い人間になるために修煉を始めた
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文/日本の新しい法輪功学習者

 【明慧日本2022年10月10日】私は2020年に離婚を経験し、息子と二人暮らしをしています。離婚するにあたり、両親や姉、弟からは金銭的な支援もしてもらい、両親からは「子供を大学には通わせたほうが良い。しっかり勉強や部活もさせなさい」と言われ続けていました。私もそれを意識していましたし、息子にシングルマザーであることに引け目を感じてほしくなかったので、彼には学校ではできるだけ「なんでもできる利口な子」になってほしいと思うあまり、自分の感情のままに彼を叱責してしまうこともありました。

 しかし、息子は中学校になっても、親が思うような方向には進みませんでした。当初は成績は中ぐらい、部活も吹奏楽部に入っていましたが、最終的には成績はどんどん低迷、部活もやめてしまいました。私は、そのような息子をどう受け入れるべきか、ずっと悩んでいました。他の子と違う、所謂「できる子」のルートからは離れていることに不安を感じていました。

 しかし、一方で自分の人生を振り返ったとき、果たして、彼に自信をもって言えることがあるだろうか、と問いかけていました。確かに、私は中学生時代は市内で10番に入るぐらい成績もよく、国立大学にも合格しました。しかしながら、大学時代は自分自身、モラルも相当低下しており、社会人になったころには、利口に生きて、ニヒリズムに浸り、自分のことばかりを考える人間に落ちてしまっていました。当時はそのようなことを振り返ることなく、いわゆる人生の苦楽というもの(結婚、出産、子育て、介護、転職、離婚)を経験し、2022年、ご縁があり「法輪功」に出会いました。

 私自身、自分の大学時代以降の生き方がなんであったのか、自分は果たして子供にとって良い大人になっているのだろうか? 自分は今、ぐちゃぐちゃの泥の中でもがいているのではないか? まずは、自分を正さないといけないのではないか? そんな疑問であふれていた時、エポックタイムズで法輪功のことを知りました。法輪功と中国共産党の関係を知るようになり、関連の書籍『悪魔が世界を統治する』を購入しました。その中、法輪功のパンフレットが入っており、しばらく眺めていました。そのパンフレットの表紙の女性が美しく、それだけで心が洗われる気がしました。しばらく、アパートの壁にそのパンフレットを飾っていました。すると日に日に興味がわいてきて、近くで教えてくれる人がいたらいいのにな、と思っていました。そして、エポックタイムズで法輪功のオンラインレッスン開催の案内があり、「これだ!」と迷いなく申し込みました。それが、今年3月のはじめごろの話です。

 法輪功を学ぶと、不安な気持ちや恐れが解消され、気持ちが整うということを理解していましたが、まずは素直な気持ちでレッスンを受けてみようと思いました。私一人だけのマンツーマンレッスンでしたが、一回目はまず第一から第三式の動作を学びました。終了後トレーナーの方と法輪功について、私の思いについて、今までの人生について1時間以上語り合いました。そして、法輪功の著書を勧められたため、レッスンが終わってからすぐにホームページで『法輪功』という本読み始めました。本の内容にとても興味深く、素晴らしいと思ったため、すぐにネットで本を注文しました。

 驚いたことに、その効果はすぐに現れました。法輪功のレッスンを始めて、1週間もたたないうちに、仕事で痛めていた右手が気が付いたら正常になっており、いくら仕事で酷使しても全く痛くなくなりました。さらに、不安になる心がいつのまにか消えていました。私は人の心の動きに敏感すぎるところがあり、いつも、仕事でミスをしてしまったらどうしよう、陰で責められるのではないか? 次同じ失敗をしないようにするには、あれもこれもしておかなければならない、人に嫌われたくないという恐怖心を抱えて仕事をしていました。ところが、煉功を続けていると、職場で何を言われても心は平穏を保つことができ、また、冷静に対処することで失敗も抑制され、次第に周りからも「確実に仕事を進める信用できる人」という評価を得るようになりました。もともと、仕事はしっかりできるほうではありましたが、体調不良や精神不安でミスをしてしまう傾向がありました。しかし、今ではどんな状況でも冷静に対応し、どんなに仕事量が増えても、何事もなかったように終わらせることができるようになりました。私はこれは法輪功を始めたお陰であると考えました。

 私はさらに良い人間になるために、学法と煉功に励むようになりました。オンラインのレッスングループで平日夜毎日学法に参加すると同時に、朝5時から煉功に参加するようになりました。もともと、私は健康であったため、体に悪いところはないと思っていましたが、法輪功の修煉を続けていると、あるところに異変が起こりました。体の一部(排泄に関わる器官)に2週間連続で瘤やいぼが発生し、腫れて痛みを感じることもありました。私は驚きましたが、普段レッスンしてくださっている法輪功修煉者の方によると、先生が、私の体に溜まっている悪いものや業力を消してくださっていると教えてくださいました。なるほどと思い、これは喜ぶべき状態であると考えて、修煉に励むようにしました。そうしているうちに、二つの瘤やイボは消えていました。同時に、職場での人間関係は日に日に円滑になっており、また、何より変化が大きかったのは、子供に対して私が怒る理由が見つからなくなり、彼とは毎日冗談を言ったり、真剣に議論したり、良い時間を過ごせるようになりました。何より彼の考えていることを尊重し、彼の行動を待つことができるようになりました。

 さらに、奇跡のようなこと、先生に守られていると感じた出来事がありました。ある日の朝、私は息子の朝食の準備がいつもより10分程度遅れ、それにより、息子が学校に行く時間も遅くなってしまいました。バタバタしており、彼が出て行った後、彼が学校のノートを忘れていることに気が付きました。すぐ追いかければ、間に合うのですが、「いや、気が付かなかった本人が悪い。甘やかしてはいけない」とそのままにしておこうと思いました。しかし、彼が出発時間が遅れたのは、私のせいであり、すぐにそのノートを彼に届けなければならないと思い、必死になって自転車で息子を追いかけました。ちょうど、彼が大きな交差点を渡ろうとしたときに、私は追いつきました。「ノートを忘れていたよ」と話しかけた瞬間、私の横に突然、車が侵入してきて、急ブレーキをかけて止まりました。私はびっくりしました。あと30㎝で車にひかれれるところでした。その車は赤信号で交差点に進入していたのです。我に返ったとき、私は言いようのない恐怖を覚えました。私が息子を追いかけてなければ、私の息子は交通事故に逢っていたかもしれないと。同時に、李先生にお礼の言葉を心で唱えていました。「法輪大法はすばらしい! 真・善・忍は素晴らしい! 先生、守ってくださってありがとうございます」

 この出来事は、5月におこったのですが、一方、私は5月からある政治団体で党員として、選挙ボランティアをはじめました。私はかねてより国民の草の根運動に興味があり、息子の理解を得ながら、献身的に活動に参加していました。その様子が党役員の目にとまり、いつの間にか山陰支部の役員候補に推薦されるような立場になっていました。しかしながら、私はそのような地位を求めて活動していたわけではありません。私は法輪功修煉者であるので、執着心、歓喜心を放下し、平常心を保つよう努めました。これは、常人で生きていくための試練であると捉え、ますます法輪功の修煉を続けなければならないと考えました。その心がけにより、党内の権力争いに巻き込まれることなく、また、そのような争いが党内で拡大せぬよう、関係者とよく話し合い、円満に山陰支部の団結を促進する一助を担えたことは、法輪功を学んでいたお陰だと考えています。

 6月ごろから息子もオンラインレッスンに参加して煉功の動作を学び、今は毎週水曜日と金曜日の夜にオンラインレッスン煉功に参加しています。私がみんなと学法と交流をしている時、彼にいつも聞こえていたので興味を持つようになりました。

 今は法輪功のおかげで、私は日常的な小さなケガや病気からも守られるようになりました。職場では高温に加熱した液体を取り扱うことがあるのですが、足や手に火傷を負う状況がありましたが、患部を優しくなでながら「法輪大法はすばらしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と5~10分呟き続けました。そうすると、火傷は悪化することなく、場合によっては赤みが引いて、何事もなかったような皮膚の状態に戻ることもありました。一方、つい1週間前、私と子供は発熱し、38.5~39.5℃まで体温が上昇しました。しかし、師父の講義を耳で聞き、修煉者の方々の学法に耳で参加し、できるだけ煉功をするようにすると、次第に熱は収まり、気分も良くなりました。結局、下痢や嘔吐により、体に溜まっていた悪いものが排泄され、親子ともに病院に行くこともなく、数日で回復しました。周りの人達は1週間以上苦しんでいたにも関わらず! この経験により、息子は法輪功のことを良いものであると確信したようです。彼は自分の意志にしたがって、修煉の道に入ると確信しています。

 私が法輪功の修煉を始めることを決意して、まだ1年もたっていませんが、金銭にとって代わることは決してできない尊さを心から感じています。また、何より、自分が毎日内に向かって問いかけ、良い人間であることに努めることで、子供にとっても良い母親、良い人間になれると確信しています。これからも、法輪功を学び、周りの人々にも幸せを感じてもらえる一助になれたらと思います。師父に感謝申し上げます。

 (2022年日本法会発表原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/10/450542.html)
 
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