【明慧日本2022年11月13日】上海の電気設備専門家・徐永清さん(58)は法輪功を学んでいるとして2021年10月、実家の浙江省から上海市に戻っている途中、龍泉駅で警官らに不当に連行され、その後裁判をかけられた。今年11月2日、懲役4年の実刑判決を言い渡され、罰金1万元(約20万円)を科された。徐さんはこの判決を不服として、裁判所に控訴した。
徐永清さん |
一級弱電設備の専門家で、上海長寧区に在住の徐さんを知っている友人、同僚、隣人たちも皆知っているが、徐さんはずっと真・善・忍にしたがって自分を厳しく律し、他人を助け、ビジネスに堪能であるため、社内の同僚や顧客からも高い評価を受けている。
中国共産党による法輪功への迫害の中で、徐さんは2回にわたって迫害された。2016年8月22日、上海漕宝路地下鉄駅で法輪功を誹謗中傷する宣伝板があった。徐さんと楊しょうさんは宣伝板を撤去するように市役所陳情事務所に求めた。現地公安の警官は「G20が開かれようとしており、タイミングが非常に悪い。悪質だ」という口実で徐さんと楊さんを連行し、家宅捜索をし、2人を拘禁した。
2017年11月29日、徐さんは江蘇省揚州市公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行され、その後ずっと拘禁されていた。2018年9月18日、揚州市邗江区裁判所で裁判が開廷され、徐さんが郵送した13通の法輪功迫害に関する手紙を警官に没収され、証拠として、徐さんに懲役2年、罰金5千元(約10万円)を科した。
2019年11月28日、徐さんは2年の冤罪を終えて、江蘇洪澤湖刑務所を出所して上海に戻った。刑務所で殴られて負傷していたため、ずっと失業の状態だった。しかし、どこに住んでいても、必ず現地の警官に監視されたり、追い払われたりして、計4回にわたって引っ越しを余儀なくされた。徐さんは居住権を剥奪され、上海では居場所がなくなった。
2021年10月20日、徐さんは実家がある浙江省龍泉から上海に戻っていた途中、龍泉駅でバッグを捜査され、バッグの中に法輪大法の書籍1冊、USB1個、ノートパソコン1台があった。現地派出所の警官は「徐は法輪功学習者であり、実刑判決を言い渡された履歴がある」という口実で徐さんを連行し、留置場に入れた。今年11月2日、懲役4年の実刑判決を言い渡され、罰金1万元(約20万円)を科された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)