【明慧日本2023年2月8日】毎年1月27日は、国際ホロコースト記念日である。フィンランドの法輪功学習者(以下、学習者)は先月のこの日、中国大使館前で煉功と座禅を行い、中国共産党(以下、中共)による20年以上にわたる学習者への迫害について平和的に抗議した。
法輪功は法輪大法とも呼ばれ、真・善・忍の原則に基づいた伝統的な修煉法である。しかし中共は1999年7月以来、この修煉法を迫害してきた。フィンランドの学習者は、翌日の28日にはヘルシンキのカンッピショッピングセンター付近で功法の実演を行い、迫害の真実についての資料を配布した。
国際ホロコースト記念日に中国大使館前で煉功する学習者 |
ヘルシンキのカンッピショッピングセンター付近で功法を実演 |
沿道には迫害を受け亡くなった学習者の遺影が並べられ、通行人の注目を集めた。多くの人が立ち止まり、迫害を停止するための請願書に署名した。ソフィアさんは目に涙を浮かべながら、「本当に悲しいことです」と学習者に語りかけた。ヤンニーさんは、「あなたたちはとても重要なことをしています、これを続けてくれてありがとう」と述べた。
迫害の真実を知り蓮の花を受け取った人々 |
迫害を停止するための請願書に署名する人々 |
フランスに住むエンジニアのゴセフさんは、台湾出身の奥さんと旅行でフィンランドを訪れた。奥さんが法輪功について彼に説明していたが、途中で大雪が降り始めるとゴセフさんは身をかがめ、遺影についた雪をそっと拭きながら、じっくりと迫害の実態を説明するパネルを読み進めた。奥さんは帰る際に学習者に合掌しながら「法輪功は本当に素晴らしい!」と言った。
あるフィンランド人の男性は「共産党は本当に酷い」と学習者に繰り返していた。「本当に悲しいです。中共は人々の個性をなくし、真実を知らせません。中共は長年にわたって権力を持ち、何でも破壊することができます。私は法輪功に同情しています。危険なのは法輪功ではなく、中共です。その中共に法輪功を迫害しないでと言いたいです」と語った。最後に「私はクリスチャンです。私たちは、神の意思に従うべきです。しかし、中共は人々に神を信じさせないのです」と続けた。
子供と一緒にキャンディを買いに行くサナさんは、学習者の姿を見て足を止め、迫害を停止するための請願書に署名した。そっと涙を拭いながら署名した彼女は、「これはフィンランドの人権とは違うのです」と言い、「人間である以上、自分の考えがないといけません。そうでないと人間は孤独な状態に陥ってしまいます。私たち一人一人に自分の生活があるし、このように支配され、監禁されてはいけません。これは間違っています!」と語った。そして最後には中国国内の学習者たちに「安全に注意しながら頑張ってください」とエールを送った。