交通事故後、法輪大法の修煉の路を歩む
■ 印刷版
 

文/河北省の大法弟子・北雁

 【明慧日本2023年5月8日】私は義理の両親と一緒に生活しています。妻と義父母は1996年に法輪功を学び始めました。当時、私は若くて体力があり、困難や病気もなく、現代社会ではお金がなければ、生活ができないので一日中お金を稼ぐことに奔走していました。私は、家族が法輪功を修煉することに対して納得していませんでしたが、家族は余暇を使って煉功しており、生活に支障をきたさなかったので、自然の成り行きに任せていました。

 しかし、1999年7.20以降、江沢民集団は人間性を失い、狂ったように法輪功を弾圧しました。中国は一時、暗雲が立ち込め、赤色(せきしょく)の恐怖がいたるところにありました。警察はあちこちで人を逮捕し、まるで文化大革命が再現されたかのようでした。この間、義父は中国共産党(以下、中共)に2回も拘束され、不当に家宅捜索を受けました。一家が苦労して稼いだお金は、すべて警察に奪われました。

 その時、私は中共の逆鱗(げきりん)に触れるわけにはいかず、この恨みを義父たちが法輪功を修煉しているせいにしました。当時、私は無知であったため、人を殺して、人を懲らしめるのが中共の本性であることに気づかず、義父たちが大法を修煉することに反対していました。しかし、私がいくら反対しても、妻や義父母は、毎日いつも通り法を学び、煉功をしていました。

 当時、私は、法輪功がなぜこれほど大きな力を持っているのか、全く理解できませんでした。政府が弾圧し、家族が反対しても、煉功者は相変わらずいつも通りに煉功するのです。義父は毎日『轉法輪』読み、読み終わると本を隠していました。ある時、義父が『轉法輪』を読んでいた時に用事ができ、本を窓辺に置いたまま隠すのを忘れてしまいました。それが私に見つかり、私はかっとなって、あろうことか本を破り捨てました。義父が帰ってきてそれを見つけると「お前は大罪を犯した。これは全宇宙の生命を救う天書だ。警察でさえ、家宅捜索して奪った本をこっそり家に持ち帰って保管しているのに、お前は破るなんて!」と言われました。 その時はあまり罪悪感を感じておらず、ただうっぷんを晴らしただけだと思っていました。

 2008年、私は義父母と妻と野菜を運ぶために、車で北京に向かっていましたが、河北省固安県の北部で大型トラックと衝突し、交通事故を起こしました。

 固安県の病​​院のベッドで目覚めた私は、両足が動かないことに気づきました。妻は泣きながら「あなたの両足は粉砕骨折し、お医者さんは一生障害が残ると言いました」と伝えました。それを聞いたとたん、奈落の底に落ちたような気がして、金持ちになる夢は煙のように消えました。「一生の障害」を考えると、悲しくなり涙が溢れました。

 しばらくして、私は悲しみをこらえて義父母のけがの状態を聞いたところ、妻はこう言いました。「車には4人が乗っていたが、あなた以外はみんな大法を修めています。師父に守られているので、何事もなかったのです。当初、私はあなたに大法を修めるように勧めましたが、聞き入れず、さらには大胆にも大法の本を破ってしまいました。今ならわかるでしょう。教えますが、私たちの大法の修煉がなければ、あなたの小さな命はとっくになくなっていたでしょう」

 その時、私はとても恥ずかしく思い、後悔しました。私は以前、若くて体力のあることを笠に着て、家の何もかも一存で決めていた様子を思い返し、穴があったら入りたいと思いました。

 私は「法輪功は本当にすごい!」ということを、自ら体験したのです。帰ったら必ず法輪功を学ぼうと思いました。いくら邪党が弾圧しても、人間としてまず自分の命を守ることが第一です。その時、私は大法を確固として修める決心をしたのです。

 今回の交通事故で、12万元(約234万円)以上かかり、1年間、自宅で療養しました。しかし一方では、大法を学ぶ機縁と時間を与えてもらったのです。師父の説法から、人が世に来たのは人間になるためではなく、人間の体を持っていることを利用し、千載一遇(せんざいいちぐう)の大法が世に伝わっている時に、着実に修煉し、天に帰ることだと理解しました。それ以来、私は法輪大法を修煉する道を歩み始めました。

 修煉を通じて、私の体は完全に回復し、今も毎日妻と商売をしていますが、今回は如何にお金を稼ぐかに専念するのではなく、特定の市場を決めて卸売をしています。この種の商売は毎日早起きしなければなりませんが、午前中だけ仕事をして、午後は仕事がないため、外に出て真相を伝え、三退を勧め、人を救うことに、たくさんの時間ができたのです。

 修煉する前は朝から晩まで働き、どうすればお金が稼げるのか、金持ちになれるのかばかりを考えていましたが、結局お金は稼げず、生涯の後遺症まで残り、多くの借金ができました。大法を修めた後は、毎日、学法と三退を勧め人を救うことに専念しました。売買の仕事は半日だけですが、お金を稼げるだけではなく、体の傷も完治しました。ここ数年、病気になったことがなく、今は元気いっぱいです。修煉以前は、お金を稼ぐことが嬉しかったのです。しかし、今は数人を脱退させるほうが、いくらかのお金を稼ぐことよりもっと嬉しいのです! 

 ここまで書けた私は感激で一杯です。法輪大法、ありがとうございます。師父、ありがとうございます。合掌。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/8/12/295889.html)
 
関連文章