反迫害24周年 イギリスの国会議員が法輪功を支援
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 【明慧日本2023年8月7日】法輪功学習者(以下、学習者)が中国共産党(以下、中共)による迫害に平和的に反対してから24年目となる7月15日、イギリスの学習者はロンドン市中心部でパレードを行い、引き続き中共による学習者への迫害および臓器摘出の罪を明らかにした。これに対し、多くのイギリスの国会議員が支援の書簡を送った。

 イギリス国会議員のイアン・マーレイ氏は、支援を表明する書簡の中で次のように綴った。「(中共による)このような深刻な人権侵害に対し、我々は決して容認せず、傍観もしません」

图1:七位英国位国会议员致函声援法轮功学员,表达他们对法轮功学员和平理性二十四年来反对中共迫害的支持。图上从左到右:英国国会议员伊恩·默里(Ian Murray MP)、帕特里克·格雷迪议员(Patrick Grady MP)、汤米·谢泼德议员(Tommy Sheppard MP);图下从左到右:莱拉·莫兰议员(Layla Moran MP)、鲁帕·胡克议员(Rupa Huq MP)、安妮·麦克劳克林苏格兰国家党议员(Anne McLaughlin SNP MP)、保罗·布里斯托议员(PAUL BRISTOW MP)。

声援を表明している7名の国会議員は以下の通りである。(上左から下右)イアン・マーレイ議員、パトリック・グレイディ議員、トミー・シェパード議員、レイラ・モラン議員、ルパ・フック議員、アン・マクラフリンSNP議員、ポール・ブリストウ議員。

 「これほど深刻な人権侵害に対し、私たちは決して傍観しません」

图2:英国国会议员伊恩·默里(Ian Murray MP)

イギリス国会議員のイアン・マーレイ氏

 英国のイアン・マーレイ議員は声援を表明する書簡の中で次のように述べた。「新疆のウイグル族のイスラム教徒、キリスト教信者、仏教信者、および法輪功学習者など、人々が中国で宗教や信仰のために迫害されていることを深く憂慮しています。いつでもどこでも、差別や暴力を受けることなく、自分の信仰を実践したり、変えたり、または共有したりすることは、誰もが享受すべき人権です」

 「中国における人体臓器摘出に関する驚くべき告発が長年報道されていることに気づきました。また、法輪功学習者を含むマイノリティや宗教団体が特に標的にされていることも知りました」

 「2014年末、中国当局は死刑囚から臓器を摘出する行為を停止すると発表しました。しかし、中国における強制臓器収奪を撲滅する国際連合が発起した中国法廷の判決も含めて、最近の報道によると、この慣行は続いていると言われています」

 「実際、『中国法廷』(※)は、強制的な臓器狩りが中国全土で長年にわたってかなりの規模で行われており、法輪功学習者とウイグル族が主な被害者だと結論づけました。私はイギリス政府がこの件に関して中国当局にさらに多くの疑問を提起し、提示された新たな証拠を検証し続けるようにしなければならないと思います。また、イギリス政府は世界保健機関(WHO)に対し、中国法廷の調査結果に対する明確な回答と、適切な独立した評価を行うよう圧力をかけるべきだと思います」

 彼は最後に、「このような重大な人権侵害を傍観せず、容認しないという明確なメッセージを出すよう、私たちは引き続きイギリス政府を促していきます」と述べた。

  「私は終始、法輪大法の修煉者と共に立つ」

图3:国会议员帕特里克·格雷迪(Patrick Grady MP)

国会議員のパトリック・グレイディ氏

 国会議員のパトリック・グレイディ氏はメッセージの中で、次のように書いた。「私は中国だけでなく、全世界の法輪大法の修煉者と共に立ち、中共によって迫害され抑圧されているすべての人々と一緒に連帯していることを信じてください。中国政府は、人々の信教の自由への侵害を含め、その人権侵害の行為に対して責任を負わなければなりません。イギリス政府を含む世界中の政府は、行動を起こせるところで声を上げ、行動を起こしていく責任があります」

图4:国会议员汤米·谢泼德(Tommy Sheppard MP)

国会議員のトミー・シェパード氏

 トミー・シェパード議員は書簡の中で、次のように述べた。「どのような政府でも、少数派集団が差別を受けるような状況が現れた場合、私たちは非難しなければなりません。中国政府は、自国の多くの少数民族に対し、恐ろしい差別だけでなく、文化的ジェノサイド(大量虐殺)でさえ行ったと指摘されています」

 「歴史的にチベットや法輪功学習者に対する人権侵害を含め、中国の国内・外交政策における人権濫用の傾向が憂慮すべき点です。法輪功学習者は1990年代以来、この精神修養を実践する人々を根絶しようとする中国政府から、恐ろしい迫害を受けています」

 「すべての人には言論と信教の自由があります。中国はこの点を尊重しなければなりません。自国民(あるいは他国民)に対する人権侵害を制裁したり許したりするいかなる政府も、その責任を追及され、国際社会の対応に直面しなければなりません。ご安心ください。私は引き続き全世界の人権を守るために力を尽くします。自国民(あるいは他国民)に対して権利侵害行為を行った、あるいは許したいかなる政府も、その責任を問われ、国際社会の対応に直面しなければなりません」

图5:国会议员莱拉·莫兰议员(Layla Moran MP)

国会議員のレイラ・モラン氏

 レイラ・モラン議員は書簡に、「(法輪功学習者は長い間残酷な迫害を受けてきた)問題は、私にとって非常に重要です。保守党政府は人権、民主と法治を守るために、英中関係に対して思慮深く戦略的なアプローチをとることが急務です」と書かれている。

 書簡で「人権と法の支配は自由民主党の核心的な価値観です。私たちは引き続き政府に、イギリスの影響力と外交政策を使ってこれらの価値観を促進し、保護するよう促します」と述べた。

 「我々はこのような重大な人権侵害を許しません」

图6:国会议员鲁帕·胡克(Rupa Huq MP)

国会議員のルパ・フック氏

 ルパ・フック議員は書簡で、「イギリスは昨年、『健康とケアに関する法案』を可決しました。この法案には、移植用臓器の商業取引に関する制限や犯罪が英国外での行為にも適用されるようにする措置が盛り込まれていることを嬉しく思います」と述べた。

 彼女はさらに、「このような重大な人権侵害を傍観せず、容認しないという明確なメッセージを出すよう、私は引き続きイギリス政府に圧力をかけていきます」と述べた。

 「私はここで、皆さんへの支持を表明します」

图7:苏格兰国家党议员安妮·麦克劳克林(Anne McLaughlin SNP MP)

アン・マクラフリンSNP議員

 アン・マクラフリンSNPスコットランド議員は書簡の中で、次のように述べた。「私は、信教の自由、表現の自由が、世界中の人権向上には不可欠であることを深く理解しています。信教の自由を守り、世界中の宗教的少数派に対する迫害を防ぐための国際社会の努力は、決して緩めてはなりません」

 「私はここで、皆さんへの支持を表明します」と書簡には綴られていた。

图8:国会议员保罗·布里斯托(PAUL BRISTOW MP)

ポール・ブリストウ議員

 ポール・ブリストウ議員は書簡の中で、「すべての人は、差別や暴力を受けることなく、自分の信仰を自由に実践し、変更、または共有する権利を有するべきです。これは基本的人権です」と述べた。

 「イギリスは、中共による法輪功修煉者やその他の団体への迫害が続いていることを深く憂慮しています。彼らの体験は心を痛めるものです。これは中国がイギリスにとって、人権において優先的に注意を払うべき31カ国の一つになった理由でもあります」

 「宗教や少数派グループに対する態度を含め、私たちは北京の中共当局に人権問題を定期的に提起し、欧州安全保障協力機構、欧州評議会、信教の自由国際連合などの国際フォーラムでも、これらの問題を提起します。2022年3月、当時の外相も国連人権理事会で直接言及したことがあります」と彼は付け加えた。

 彼はさらに、「外交・英連邦・開発省の大臣たちは、中国における強制臓器収奪を撲滅する国際連合が発起した『中国法廷』の報告書を慎重に検討しました。イギリスの立場は依然として以下の通りです。つまり、もし報告書が真実であれば、系統的で、国家が主導し組織的に行った臓器狩りは深刻な人権侵害にあたります。イギリス政府関係者は、ETACが主催した公聴会、および初期の調査結果が発表された最終会合にも参加しました。私が知る限りでは、この報告書は、イギリスがこの問題を検討する際に参照した多くの情報源の一つです」と述べた。

 彼は最後に「ご安心ください。私は皆さんの懸念を外務大臣に伝えます」と締めくくった。

 (※)中国法廷:中国における強制臓器収奪をなくす国際連合(ETAC)が主導した中国法廷

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/18/463124.html)
 
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