【明慧日本2023年8月12日】(甘粛省=明慧記者)甘粛省蘭州市の法輪功学習者(以下、学習者)李文明さん(別名:李明一、59歳)は、20年前の電波ジャックに参加し、法輪功に関する映像をテレビで放送したとして、中国共産党(以下、中共)の裁判所から懲役20年の実刑判決を不当に言い渡された。釈放からわずか1年後、李さんは再び連行され、さらに懲役5年の実刑判決を言い渡された。現在、李さんは判決を不服として控訴している。
李さんは孤児で、刑務所で拘禁されていた長年来、ずっと親族との面会を許されなかった。
2022年の中共「20回大会」を前に、蘭州市の法曹部門は100日間の「取締キャンペーン」を開始し、連行目標人数を達成するために蘭州市で多くの学習者を連行した。2022年8月23日、李さんは借家から、乱入した七里河区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と西駅派出所の警官十数人に連行され、紅古区留置場に拘禁された。その後、蘭州西果園留置場に移送された。2023年2月末、李さんは蘭州市城関区検察庁に起訴された。最近、城関区裁判所が李さんに対して裁判を開き、懲役5年と罰金3万元の不当な判決を下したことが分かった。
蘭州機関車工場の元従業員である李さんは、法輪功を学ぶ前は名利心が強く、呼吸器系、消化器系、泌尿器系の慢性病を患い、毎年秋冬の季節になると咳や喘息に悩まされ、胃腸炎、腰痛、手足の脱力感、精神的な落ち込みなどの症状もあり、年中苦しんでいたという。他の功法もいくつか試したが効果がなく、名山や大河に師を探しに行ったこともあったが、見つからなかった。
1996年、李さんは幸運にも法輪功に出会い、それ以来、李さんの人生観は根本的に変わった。その時から、李さんは自分の言動をすべて真・善・忍に照らし合わせて律し、すべての病気が知らず知らずのうちに治ったという。
1999年7月、中共の江沢民集団による法輪功への迫害が始まって以来、李さんは何度も連行され、拘束された。
李さんは2000年、連行された学習者・姚宝栄さん(迫害され死亡)を見舞いに行く途中、警官に連行され、平安台労働教養所に拘禁された。
2001年、李さんは平安台労働教養所の第五大隊で、長時間背中に手錠をかけられ、物干し用の針金に吊るされるなど、さまざまな拷問を受けた。
拷問のイメージ図:長時間背中の後ろで手錠をかけられる |
2002年8月17日と18日、蘭州市の学習者は、法輪大法に関する映画「見証」と「歴史の審判」をケーブルテレビに30分間割り込み放送した。2002年8月30日、李さんは再び連行され、蘭州公安局で電気拷問器具に縛られ、1分間に1回電気ショックを与えられ、瀕死状態となった。
2002年10月27日、蘭州市城関区裁判所は、電波ジャックに参加した学習者7人に懲役10年から20年の重刑を言い渡した。李さん、王鵬雲さん、魏俊仁さんには20年、孫照海さん、強暁宜さん、劉志栄さん、蘇安洲さんにはそれぞれ10年~19年の懲役を言い渡した。
残酷で高圧的な迫害を受けた李さんは、2021年8月下旬に冤罪を終えて、一文無しで何もない家に戻ったが、まもなく水道を共有していた隣人に追い出され、外に部屋を借りなければならなかった。
2022年8月23日、李さんは借家から警官らにより連行された後、現在もなお蘭州市西果園留置場に拘禁されている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)