【明慧日本2023年8月18日】スロバキア、チェコ共和国、ハンガリー、オーストリア、ポーランド、ドイツ、スイスなど、欧州諸国の法輪功学習者(以下、学習者)は8月5日、スロバキアの首都ブラチスラバに集まり、フヴィエズドスラフ広場で集会とパレードを開催した。そして、24年間続いている中国共産党(以下、中共)による法輪功への残酷な迫害の停止を呼びかけた。
スロバキア国家委員会のフランチシェク・ミクロシュコ元委員長と、ピーター・オススキー国会議員が応援に駆けつけ、スピーチを行った。
盛大なパレードはフヴィズドスラフ広場を出発して、旧市街のバンスカー通り、ヴェントゥールスカー通り、ミハルスカー通りを通り、そしてフラヴネー通り、リヴネ通りを通り抜け、フヴィズドスラフ広場に戻った。
8月5日、欧州数か国の学習者がスロバキアの首都に集い、中共による法輪功への残酷な迫害の停止を求める集会とパレードを開催 |
パレードの最初の隊列は、ヨーロッパ10カ国以上からの学習者で構成された「天国楽団」だ。そして「法輪大法」と「真・善・忍」の横幕を掲げる隊列が続いた。第3の隊列のテーマは反迫害で、中国で迫害され死亡した学習者を追悼した。最後の隊列は、中共組織の党員、青年団、少年先鋒隊から脱退した4億人に声援を送り、龍の舞チームによる、邪悪な中共を放棄した中国人の偉大な勇気を象徴する舞もあった。
元国家委員会委員長「法輪功は未来の新しい中国に平和と希望をもたらす」
フランチシェク・ミクロシュコ氏はスロバキア共和国の国家委員会元委員長で、共産主義統治下の時期において反体制派であった。
集会でスピーチする、スロバキア共和国 国家委員会元委員長フランチシェク・ミクロシュコ氏 |
フランチシェク・ミクロシュコ氏はスピーチで、このように述べた。「我々は、法輪功を修煉しているために、苦しんでいる人々と連帯しなければならず、(信仰の)自由が奪われてはなりません。法輪功は平和と調和をもたらし、中共がこのような高潔で罪のない人々を迫害することは容認できません」
国会議員「真・善・忍は全人類の価値である」
集会でスピーチするピーター・オススキー国会議員 |
スロバキア共和国の国会議員で、在任10年以上にわたって外交政策を担当し、法輪功迫害の議題を注視してきたピーター・オススキー氏は、スピーチでスロバキア国民にこう語った。「遥かに遠くの出来事のように見えるが、関心を持たなければならず、これは私たちの人類としての責任です」
「どうか中国の学習者が自由を得られるように助けてください」
スロバキア法輪大法学会代表のマレク・タタルコ氏は集会で、共産党による法輪功迫害の根源について語った。
タタルコ氏は、「1999年7月20日、中共は、真・善・忍という普遍的な原則を実践する学習者への迫害を開始し、24年が経過した。中国政府が行った統計調査によると、当時、中国国内の学習者は約1億人で、中共の党員の数より多かったため、中共の指導者(江沢民)は脅威を感じ、嫉妬と権力への恐怖から、法輪功の根絶を決定した」と述べた。
集会で両親が受けている迫害を語る丁楽斌さん |
ドイツ・ベルリン在住の学習者・丁楽斌さんは、中共による両親への最近の迫害状況について語った。 2023年5月12日の朝、丁さんの両親は茶園での作業中に警官によって不当逮捕された。母親の馬瑞梅さんはその後保釈されたが、父親の丁元徳さんはいまだ不法に拘留されているという。
丁さんは最後に、「どうか中国の学習者が自由を得られるように助けてください」と呼びかけた。
反迫害パレード 人々は法輪功の支持を表明
フヴィエズドスラフ広場で法輪功の功法を披露する学習者 |
真実を知った人々は、迫害に反対する学習者を支持し署名した |
集会とパレードの後、学習者はフヴィエズドスラフ広場で功法を実演し、法輪功が受けている迫害の真実を伝え、署名を行った。その場にいた人々はさまざまな方法で法輪功への支持を表明した。
ある中年男性は活動現場に来て、成功を祈っていると伝え、「皆さんが行っていることはとても重要であり、迫害について世界に訴え続けるべきだ」と語った。
オランダからの観光客カップルは、このイベントに興味を持ち詳細を尋ねた。法輪功への中共による迫害の真実を知った彼らは、「あなたたちの努力が成功することを願っている」と言った。