こころ優しい医師のさらなる高い使命
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 【明慧日本2023年10月23日】(明慧記者 沈容よりインタビュー報道)医師は、社会の中で最も高いプレッシャーを受けるが、最も重要な職業の一つです。命が危険にさらされた突発的な状況に直面すると、医師は常に高いプレッシャーにさらされます。現在、世界中で多くの医療従事者が、古代の修煉法である法輪大法を学んでいます。法輪大法の修煉により、彼らは健康な身体と平和な心を得るだけでなく、医師に授けられたより高い使命を理解することができます。

 台湾部立医院精神科の主任・黄千峰さん(37歳)は、思いやりのある医師であり、若くて有望な存在です。20年以上前、黄さんは制服姿で、理数選抜クラスに在籍する台北市立建国高級中学の生徒でした。日々、より難しい問題を解く方法を見つけ、国際数学オリンピックに参加することを考えていました。しかし、予期せぬ美術の授業が、法輪大法と縁を結び、黄さんの人生に全く新しい世界が開きました。

图1:黄千峰医师。

黄千峰医師

 人生観に新たな一章を開いてくれた書籍

 その日、美術の授業で、目早い黄さんは教室の本棚に『轉法輪』という書籍が置かれているのを発見しました。好奇心を抱いた黄さんは美術の先生からその書籍を借り、2日間で読み終えました。

 黄さんはこう述べました。「読み終えた後、突然目が覚めたようで、世界観がまったく変わっていると感じ、視野が広がった感覚もありました。二度目に読んだ時、この本が教えているのは修煉であり、気功や超常的な能力ではないことを理解しました。修煉なのです」黄さんの心の中では、善に向かうという決意が芽生え、人生にまるで新しい一章が開始されたように感じました。

 高校生として、黄さんは競争が激しいために精神的に緊張し、損得ばかりを気にかけていました。しかし、他人を超え、ランキングを争う心を手放した後、黄さんは自分の心が透明な湖面のように感じられ、前例のない透明さと静けさを味わいました。彼は言います。「自分の知恵が開かれた感じがし、理解力と定力が大幅に向上し、本を読むことがより楽しく、軽快に感じられました」

 高校三年生になった後、黄さんは入試の重圧があるにもかかわらず、早朝に中正紀念堂に行き煉功を続けました。黄さんは語ります。「一度、二式目の輪を抱く動作をやっていました。身体全体が疲れてしまい、もう耐えられないと思った時、最後まで耐えねばならないと自分に言い聞かせました。その結果、突然、エネルギーが頭から入り、全身を貫通しました。最初は暖かい流れでしたが、その後、全身が涼しく、透明に感じられました」

 黄さんはこう回想しています。「当時、一日が経つと疲れ果てていても、私は深夜まで『轉法輪』を二、三講学び、続けて煉功しました。坐禅する時、全宇宙の生命が私を注視していると感じ、師父が私のそばにいらっしゃるように感じました」

 毎日佛光を浴びていた黄さんは、集中力が増し、思考も穏やかになり、成績もますます向上し、最終的に優れた成績で陽明大学医学部に入学しました。

 医学界で真相を伝え、正義が世界を照らすようにする

 医学部で勉強する間、中国共産党(中共)による生体臓器摘出の報道が世界を驚かせました。黄さんは、自分に何ができるかと考えていました。そして、医学部にいるため、毎日様々な専門分野の医師が授業にやって来ることに気付きました。そして、授業が終わるとすぐに、勇気を振り絞り、授業を行った教師に中共による法輪功への迫害や生体臓器摘出の悪行について説明しました。

 黄さんは言います。「後に台湾の栄成医院で実習をしたとき、当時真相を聞いたことのある教師に出会いました。その教師は私を見ながら『私はあなたを覚えています、あなたは私に真実を説明したことがあります』と言いました。その瞬間、私は非常に感動し、自分が医学を学びに来た理由と使命が分かってきました」

 2012年、中共による生体臓器摘出の罪悪が再び世界中で大範囲で明るみに出ました。台湾国際器官移植支援協会に加わった黄千峰さんは、他の法輪功学習者と共に、世界中の医学年次会議の会場で、医療従事者に真相を説明する活動を始めました。

 当時絶えず目の前にやってきていた医療従事者たちについて、黄さんはこう言います。「私は人を救う力が自分の生命の奥底から湧き出てくるのを感じました。医師たちは数十秒間黙って聞いた後、眼差しが耀きました。署名で支持を示すだけではなく、自分にさらに何ができるかを尋ねるようになりました。また、自ら真相DVDを求め、病院で流すと言いました。中国で起きている血まみれの迫害について、患者に伝えるということでした」

图2:黄千峰参加纽约曼哈顿的游行。

ニューヨークのマンハッタンでのパレードに参加している黄千峰さん

 黄千峰さんとほかの同修たちの努力により、ここ数年来、彼らは1万人以上の医療関係者と接触し、中共による生きた法輪功学習者からの臓器摘出の罪を非難する署名を集め、政府と国際機関に注目を促し、迫害を停止するよう呼びかけました。

 専門知識を活かして、法輪功の心身ともに健康になる効果を広める

 精神科医師として、毎日会う患者は皆心配げな面持ちです。黄さんは法輪功の法理と臨床経験から、「患者の身体から、心の状態が物理的に変化することを実際に見てきました。たとえば、負の考えを持ち続け、それが継続的に積み重なると、最終的には頭痛、胸部の圧迫感、心臓の動悸、全身の不快感など、さまざまな病気になります。これらは負の考えが物質として積み重なった結果です」と述べています。

 そして、黄さんはしばしば診察中に、患者に考えの変化の重要性を伝えます。彼は言います。「患者さんが本当に自分の考え方を変え、ネガティブな思考を捨てると、突然、身体の不快感も消え去り、全体的に明るく爽やかな気分になります。これは自身だけではなく、周りの人の助けにもなります」

 2013年から、黄さんは疫学と予防医学の博士課程を専攻し、同時に専門的な視点から人体の健康と気功修煉との関係を探究しました。その中で、医学博士・董宇紅さんと協力し、152のケースを分析した研究があります。研究の結果、法輪功の修煉に末期がん患者の生存期間を延長させる効果があることがわかりました。この論文は米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次会議で正式に発表されました。

 黄千峰さんは「研究を通じて、法輪功の修煉が免疫細胞の活性を著しく向上させ、健康に関連する生活の質と心理的健康状態を改善することが明らかになりました」と述べています。また「法輪功を修煉した後、私の免疫力が大幅に高まり、以前は頻繁に風邪を引いていたのが改善されました。同時に、心の状態は安定し、雑念が減少し、睡眠と感情も非常に安定したものになりました。法輪功は病気治療のためのものではありませんが、本質的に、微視的に、人の生命を変えることができます」

 法輪功を学ぶことで、家族全員が恩恵を受ける

 2023年、黄千峰さんは主治医から主任医師に昇進し、臨床と行政の両方のプレッシャーに直面するようになりました。彼は言います。「私は病院で毎月約10日間、当直を行います。夜間には寝ることができますが、突発的な出来事に対処するために寝起きし、多くの時間を対処に費やす必要があります。患者からの非難や同僚からの要求に対処しながら、連続して当直し、夜を明かす場合、法を学び、煉功をすれば、慈悲深く穏やかな心理状態を維持することができます」

 医師としての生活は非常に忙しいですが、黄さんには妻がいて、子供たちの父親でもあります。一度、妻が重病にかかり、数日間にわたり痛みのためにベッドに横たわって、自分の世話ができず、食事や入浴の手伝いなどは黄さんの助けが必要でした。

 「その時、私は自問しました。もし妻にこのような状態がずっと続くとしたらどうするのか? その時、私の心に師父の法が現れました。師父はこう説かれていました。『人間よ、道義のほかに、夫婦の間に恩のことがあります。女性から言えば、自分の一生を相手に預けたことになり、男性はこの女性の一生を預かったので、責任を持つべきだと思わなければなりません』(『アジア太平洋地区学習者会議での説法』)私は考えました、妻は一生を私に預けた。将来がどうであれ、私は彼女を一生世話し続ける。この考えが浮かび上がると、突然、心が明快になり、夫婦間の恩の殊勝さをを理解できました。不思議なことに、その後、妻はすぐに回復しました。

 何か問題に直面した場合、内に向けて探すことは法輪大法から教えられた法理であり、また黄千峰さんがいかなる問題に直面した時も最初に考えることです。内に向けて探すことにより、夫婦間の対立が和解されました。黄さんはまた子育ての教育問題についても、妻と頻繁に話し合うことがあります。

 「一度、私たちは気付きました。子供の状態がちょうど親の状態を反映しているということを。私たちがお互いに不平不満を言ったりすると、子供はそれらを身に着け、私たちの行動を模倣しました。しかし、私たちが自我を放下し、お互いを思いやることができると、子供が非常におとなしくなり、言うことをよく聞いてくれました」

 結び

 黄千峰さんは自分が白衣をまとった時、担っているのは、より多くの生命を救う使命と責任であることを理解しました。彼は心を込めて言います。「師父、困難な世から私を引き上げてくださり、修煉しながら、人を救う道を一歩一歩用意してくださったことに感謝します。私はこの道をしっかりと歩み、より多くの命を救います」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/17/467205.html)
 
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