私は本当に師父を信じ、法を信じたのか?
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文/ 山東省の大法弟子  

 【明慧日本2023年11月6日】私は20年近く大法を修煉している大法弟子です。 修煉の道を歩む中で、いろんな困難や試練はありましたが、修煉に対する信念は揺らぐことなく、師父と大法を固く信じてきたと思っていました。しかし、最近ある出来事で、私は師と大法を十分に信じていないことに気づきました。

 私と妻はお互いに再婚で、私たちが結婚した時は、妻の娘と息子はまだ家庭を持っていませんでした。妻の息子は40歳近くになってもまだ独身で、あちこちを転々としていました。 私は彼らを自分の息子や娘のように扱い、彼らの結婚と家庭のために献身的に尽くし、やがて息子と娘はそれぞれの家庭を持つようになりました。 しかし、彼らはそれぞれ家庭を持った後、私に感謝しないばかりか、私を拒絶し始め、いつも部外者扱いし、妻も彼らと同じ振る舞いをしました。私はまるで彼らの家に居候している者のようでした。

 そんな中で私は我慢しました。 しかし、長い年月を経て、このような日々が続くと、本当に一日もその家にいたくなくなりました。苦痛を感じる時は、師父の教え「忍び難がたきは忍びうる。行ない難きも行ないうる」(『轉法輪』)を唱えました。 しかし、「自分のものでもないこの家を出たい」という思いは止めることはできませんでした。 幸いなことに、このような考えを常に阻止し、私を法に基づいて考えるよう導いてくれた同修がいました。しかし、私は常に状態が不安定で、時には修煉者であることを思い出し、自分に「これらのことを手放して、修煉しなければいけない」と言いますが、時には常人のように、「お前らは間違っている、私が正しい」と考えたりしました。 そんなことを10年以上繰り返していました。 私は法をたくさん勉強し、多くの人心を見つけましたが、家庭環境はあまり変わらず、体調は明らかに2年前より良くなく、階段を上がるとすぐに息があがります。

 ある日の朝、煉功していた時、些細なことが原因で、また心が騒いでしまい、煉功ができなくなりました。 私は坐禅をしながら、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱え、心を静めようとしました。唱えるうちに突然、自分は修煉者であり、修煉を始めたその日から、私の人生の道は師父によって新しく按排されたと悟り、私が直面している環境、私が直面している妻の息子と娘のことも全て師父が按排してくださったことであると気づきました。彼らに発生したすべての不快なことは私の修煉を助けるためのものであり、彼らがいなければ私は修煉することができません。 私の修煉の道には偶発的なものは一つもなく、師父が、すべての試練を按排してくださっているのだと思いました。

 師父は、「私の言った話をしっかり覚えてください。あなたに責任があるかどうかに関わらず、あなたは自分を探してください。必ず問題が見つかります。もし、このことがあなたと絶対に関係なく、あなたが取り除くべき心を持っていなければ、このことがあなたの周囲に発生することはめったにありません」と説かれました。(『ヨーロッパ法会での説法』)

 私は、「ここが本当の私の家である」と気づきました。彼らはみんな師父が私の修煉のために按排してくださり、私の心性の向上のためにやってきているのです! だから、私がこの環境を拒絶し、この環境を変えようとし続けるのは、師父と法を信じていないのではないかと思いました。

 以前、私は師父や法を信じていないと言う人は決して認めませんでしたが、今よく考えてみると、私の信念は選択的なものだったのです。 私は、師父が何度も私の命を救ってくださったことや、私の業力を消去してくださったことを信じ、真の弟子を円満成就に導いてくださることを信じます。しかし、私自身の人間の心や傷つけられたくないという考えに触れると、もう我慢できなくなったのです。 師父と法を信じるべき時に、師父や法のことを考えず、法を後回しにして、人間の心、人間の思い、人間の感情に全身と心を支配され、我を忘れてしまったのです。 私は、これらが古い宇宙の利己的な要素であり、正すべき偽りの自分であることに気づかなかったのです。 こんな私は本当の修煉者だったのか? それがどれほど危険なことなのかと自分に問いかけました。

 考えてみたら、本当にショックでした。 長年、私は常人のように振る舞い、まったく修煉しておらず、それでも自分はいいと思っていることがわかりました。

 どうすればいいのだろうか?  悔やんでも仕方がありません。悟ったらすぐ行動に移さなければなりません。修煉には小さなことはなく、あらゆる矛盾、改善の機会を大切にしなければならなりません。この先どんな苦しみに出会っても、心から感謝し、内に向けて探さなければなりません。他人に対して寛容のこころを持ち、善意を持って人と接し、妥協することなく師父と法を心から信じ、師父のもとに帰れるようにしなければなりません!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/3/467723.html)
 
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