【明慧日本2023年11月15日】(甘粛省=明慧記者)白銀市高等裁判所の女性警察官が10月24日、法輪功学習者(以下、学習者)・廖安安さん(87歳)の家にやって来て、廖さんの息子に控訴後の裁定書に署名するよう要求した。廖さんの息子は、母親への原判決を維持する裁定書だと知った後、署名を拒否した。11月7日、白銀区公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の関係者は、寝たきりの廖さんを連れて健康診断をうけさせて刑務所に送ろうとした。
控訴した学習者の4人はいずれも当初の判決を不当に維持された。廖安安さんは懲役6年6カ月と罰金8000元、顧復満さんは懲役3年9カ月と罰金8000元、李巧蓮さんは懲役3年9カ月と罰金8000元、王立貴さんは懲役3年5カ月と罰金5000元を言い渡された。
廖さんの息子は、「2015年、母に不当に科した懲役5年を、母が急病のため裁判所により懲役2年9カ月に変更した(刑務所外での執行)期間は、すでに終了している。これ以上刑期を追加すると、違法になります」と、何度も女性警察官に話した。2人は30分近く口論したが、女性警察官はこれが決定であり変更するつもりはないと繰り返し主張した。結局、女性警察官は寝たきりの廖さんの部屋に入らず、裁定書を持って立ち去った。
廖さんは今回、白銀公安局に連行され不当に尋問された際に体調を崩した。その時、公安局の関係者は緊急措置のため廖さんを白銀市第一人民病院に緊急搬送し、息子にも病院に来るよう緊急に電話した。息子が病院に来ると、警官らは廖さんを息子に引き渡し、立ち去った。
11月7日、白銀区公安局国保の警官7、8人がやって来て、廖さんの息子に母親を病院に連れて行くよう告げた。息子は「病院に送られるか刑務所に送られるかはあなた達の問題であり、私は協力できないし、母も病院に行くことに協力するのは不可能です」と言った。
息子はまた、「ここ数年、母は連続して肋骨を3本骨折したことがあります。一度も病院には行かず、治療も受けず、薬も服用しなかったのですが、徐々に良くなりました。今回はショックを受けて、公安局から病院に送られた後、精神的に落ち込んで体力も落ち、また肋骨を骨折し、右腰と右足に重傷を負いました。母は今でも寝たきりですが、あなた達の終わりのない嫌がらせにまだ耐えられるかわかりません」と言った。
その後、国保の警官らが廖さんの寝室に入り、名前を呼び続けたが、廖さんは目を固く閉じて無視した。数分待った後、彼らは黙って廖さんの寝室を出た。そして警官7、8人は外で話し合っていたが、静かに帰った。