【明慧日本2023年12月23日】ブルガリアの法輪功学習者(以下、学習者)は「国際人権デー」である12月10日、ソフィア、プロヴディフ、ヴェリングラトなどの都市で法輪功の一連の活動を行った。その中には、法輪功迫害の実態を伝える映画の上映と、車列のパレードなどが含まれており、中国共産党(以下、中共)による法輪功に対する残酷な迫害を共に制止するよう呼びかけた。
プロヴディフのブース前で、法輪功五式の功法を実演する学習者 |
ブース前で学習者に法輪功について詳しく尋ねる市民 |
法輪功迫害の実態を知り、迫害停止の署名をする人々 |
学習者たちが普段法輪功を伝える場所であるプロヴディフの主要街道の沿道で、平和的請願活動を行い、2つの請願書の署名を集めた。一つは、中共が犯した多くの人権侵害と残虐行為を非難するものと、もう一つは、ブルガリア政府に対して、ブルガリア人が中共による学習者への臓器狩りの犯罪に参加することを全面的に阻止する呼びかけである。
ブルガリアの女性、「世界中の人々は、中共の法輪功に対する残酷な迫害に反対すべきです」
若い女性のアントニーナさんは、法輪功のブース前で足を止めた。アントニーナさんは学習者に、「迫害について、もっと多くの情報と、中国の無実の学習者が信念のために中共の残酷な迫害を受けていることをもっと詳しく知りたいです。私の祖父は、ブルガリア共産党に反対した罪でベレネ強制労働収容所に収容されました」と祖父のことを思い出しながら話した。
そしてアントニーナさんは、二つの請願書に署名した。「すべてのブルガリア人は署名すべきです。世界中の人々は皆署名して、このような残酷な迫害に反対するべきだと思います」と強く言った。
12月10日 、学習者たちは映画『馬三家からの手紙』をプロヴディフのラッキーハウス映画館で上映した。賞を受賞したこの映画は、学習者の孫毅さんが法輪功を修煉したとして、中国で悪名高い馬三家労働教養所に入れられ、拷問を受け、強度の奴隷労働を強いられた体験を描いている。命の危険を冒して、孫毅さんが20通の救援の手紙を書いた物語である。
映画『馬三家からの手紙』のポスター |
映画開始の前、イベントを主催した学習者のケルカさんが映画について簡単に紹介した。そして観客に、「映画が終わった後、感想をお願いします」と言った。映画を観た観客は、主人公の孫毅さんの苦境に同情し、彼が受けた迫害について多くの質問をした。
観客に映画を紹介し、法輪功迫害の実態を伝える学習者のケルカさん |
観客のワッシルさんは、米国に長く滞在しており、そこで法輪功を知ったという。彼がブルガリアを離れた原因は、「家族が共産主義に反対する政治指導者を支持したため迫害されたからです」と話した。彼は中国の学習者に同情した。
またワッシルさんは、「自分の信仰を守るために勇敢に立ち上がった人は素晴らしいです。真・善・忍のない世界では、人は生きることはできません」と述べた。
映画と討論会の後、多くの観客が中共の人権侵害を非難する請願書に署名し、学習者たちの迫害に反対することを支持した。
温泉の都ヴェリングラトで法輪功についての真実を伝え、迫害停止を訴える
ロドプ山脈の西側に位置するブルガリア最大の温泉地の一つであるヴェリングラトの街は、80の鉱泉が湧き出ており、「バルカン半島の温泉の都」と呼ばれている。
ヴェリングラトの地元の学習者は、ここに法輪功のブースを設置し、地元住民と観光客に法輪功迫害の真実を伝えた。12月にもかかわらず晴天に恵まれ、多くの人々がブースを訪れ、学習者に法輪功と迫害の実態について、詳しい情報を求めた。
学習者から法輪功について説明を受ける市民 |
法輪功を伝える車列はブルガリアの首都を行進した
学習者からなる車列が、ブルガリアの首都ソフィアの主要な街を行進した。目的は、法輪功の紹介と法輪功迫害の実態を人々に伝えるためである。
ブルガリアの首都ソフィアの主要な街を通過する法輪功の車列 |
車列は数台のパトカーに護衛され、ソフィアの最もにぎやかな中央通りを通過し、大統領府、国民議会、閣僚会議庁舍、教育部、労働社会福祉部、駐ブルガリア中共大使館前などを移動した。
平和的請願活動は、多くの市民と観光客の法輪功に対する関心を引き起こした。多くの人が立ち止まって車の屋根に載せられたパネル資料を読んだり、写真を撮ったりして、この貴重な瞬間を目にした。
車列に参加した車両の屋根にはブルガリア語で「中共の法輪功に対する拷問と虐殺」「虐殺を止め、中共を終わらせる」などが書かれており、また「真・善・忍」「法輪大法、古くからの心身修煉功法」などの中国語と英語のメッセージも設置された。車列は行進中、中共による法輪功迫害の実態を伝えるアナウンスを流した。
学習者代表のディンコ・ミテフさんは、今回の活動はブルガリア各地の学習者の支持を得ており、この機会を利用して世界に重要なメッセージを発信したいと述べた。
車列が行進する2時間以上の間、ソフィア警察は終始支持と協力し、彼らは多くの交差点と広場で交通を指揮し、車列を妨害から守った。中国で、多くの学習者が信仰を放棄しないためにひどい迫害を受けていることを知り、警官は法輪功に対し同情を表した。
同日、学習者たちは総統府正門外にブースを設け、市民や観光客に法輪功迫害の資料を配り、24年間に渡る中共による法輪功迫害の実態を伝えた。真実を知った多くの市民は、中共の法輪功迫害に反対する署名をした。
法輪功のブースの前で、反迫害の請願書に署名する市民 |