文/台湾の大法弟子
【明慧日本2024年2月23日】「私は常に自分が古い魂であると感じていました。前世の記憶は完全に消去されておらず、戻る方法を探していました」と謝夢瑰さんは語りました。成功を収めた不動産会社の社長が、当初は困難を抱えていたとは誰も想像できないでしょう。
彼女は子供の時過酷な環境で育ちました。彼女の家族は頻繁に引っ越しをし、両親はよく喧嘩していました。謝夢瑰さんは人生の目的とは何だろうと考えました。「お寺を見るたびに、仏に敬意を表わさなければならないと感じました」彼女はいつも何かを探しているように感じました。
修煉を実践する機会
謝夢瑰さんは子どもの頃から勉強の成績が良く、台湾の大学に入学が認められた後、さまざまな信仰について調べましたが、最終的な答えを見つけられませんでした」
卒業後は両親のために家を買ってあげたかったので、不動産業界で働きました。彼女の業績は目覚ましく、台湾で不動産会社を経営する最年少者となりました。その後、彼女は中国医学のライセンスを取得することを決意しました。クラスメートは彼女に、法輪大法の主要な本である『轉法輪』を紹介しました。
「2002年1月31日に『轉法輪』を読み終えました。 その後、大法の本をすべて買いました」彼女は、すべての疑問に答えてくれる正しい修煉方法を見つけて感激したと言いました。
法輪大法の第五式の功法、坐禅を行っている謝夢瑰さん
困難を乗り越える
彼女は中医学の医師になることを夢見て一生懸命勉強しました。彼女の父親が病気になり、治療のために多額のお金が必要になりました。彼女は受験の準備のために貯金をすべて使い果たしてしまったため、父親を助けるために親戚からお金を借りなければなりませんでした。2005年、彼女は6年間付き合っていたボーイフレンドと別れました。このことで彼女は心が壊れそうになりました。
「自分は強いと思っていたけど、もう耐えられないと感じました。人生を終わらせることも考えました」彼女は師父の写真を見て泣き出し、「もう耐えられません、師父、助けてください」と言いました。
そして彼女は毎日法を学び、他の修煉者と一緒に煉功しました。「私は大法を信じようと自分に言い聞かせました。師父と大法の力に頼って乗り越えました」
気を取り直して不動産業者として再出発しました。今回、彼女は初めての台北の高級物件を扱うことを選択しましたが、彼女には全くコネが無く、毎日10時間以上働いていました。彼女は地域すべての世帯に不動産サービスを提供するよう働きかけました。
半年間頑張った結果、ようやく成果が出て、名刺を求められるようになりました。ある顧客は謝さんを他の親戚に紹介し、彼らから家の購入を手伝ってほしいと頼まれました。彼らは謝さんの良い友達になりました。
誠実さと信頼性で顧客を獲得
社会の上層階級から信頼を得たり、財産を任せてもらうことは簡単ではありません。それでも謝さんは多くの資産家を持つ顧客の信頼を得ました。あるお客は彼女にこう言いました。「謝さん、あなたはいつもの不動産業者とは違いますね」
不動産業者の中には取引を勝ち取るために嘘をつく人もいます。しかし、彼女は真、善、忍の原則に従って行動し、真実だけを話します。彼女はこう言いました。「私は修煉者なので、嘘はつきません。私が提供するサービスは誠実なのです」
たとえば、定型書類に契約者の署名が必要になります。ほとんどの仲買業者は契約者に代わって文書に署名しますが、謝さんは、「私は彼らの代わりに署名することは出来ません。文書には契約者本人が署名する必要があります」と言いました。
これは小さな問題のように思えるかもしれませんが、彼女の誠実さを通して、顧客は謝さんがどのように細部に至るまで法律に従っているかが理解出来ます。
顧客の質問に対する答えが分からない場合でも、彼女はすべてを知っているふりをしません。彼女は弁護士や会計士に相談して問題を解決するために最善を尽くします。
「師父は私たちに、他の人のことを第一に考えなければならないと言いました。私たちは誠実で、親切で、寛容であるように努めるべきです」、謝さんは顧客のニーズに応える事が彼女の最優先事項であると述べています。彼女の顧客は彼女を信頼しており、家族の休日に彼女を招待する人もいます。
彼女の誠実な行動は、多くの顧客の信頼を得た
許すという選択
しかし、物事は必ずしも順調に進んだわけではありません。最近、謝さんが友人として長年取り組んできた大規模な事件について、彼女が信頼していた長年の同僚がすべての手柄を横取りしました。彼女は数百万ドルを失いましたが、最も辛かったのは、信頼していた古い友人に裏切られたことでした。彼女が弁護士にアドバイスを求めたところ、弁護士は、合意があるので訴訟を起こせば勝てる可能性が高い、と言いました。
謝さんは、「修煉者の時間は貴重であることを悟りました。物事を自然な成り行きに任せるべきです」
彼女は毎日この事件に関係する建物の前を通ります。最初、彼女はそれを見るたびに苦痛を感じました。その後、彼女は何も感じなくなりました。「師父に本当に感謝しています。私は修煉しているので、失っても動揺しなくなりました。もし私が法輪大法を修煉していなかったら、証拠があるので彼女を告訴するか、他の手段を使って復讐するかもしれません。しかし、私は本当に物事を手放しました」
従業員との問題でプライドを手放す
ある時点で、謝さんの従業員たちは彼女を誤解していました。彼女は他のことに追われていて、会社の会議に出席する時間がありませんでした。そのため、同僚は彼女に対して否定的な考えを持ち、職場の雰囲気は緊張したものになりました。
彼女は自分の内面を見つめ、従業員に対して高飛車で厳しい態度をとっていることに気づきました。彼女は、自分のエゴや名声、利益への執着、そして同僚についての概念を手放すことにしました。
「私はまず彼らに心から謝罪し、誤解であることを説明しました。また、私がどのように物事に対処しているかを彼らに知ってもらうために、彼らの活動に参加するように努めました」、行いを変えた後、謝さんは同僚との対立がなくなり、全員が友好的に協力し合っていることに気づきました。
謝さんは、人生の意味と子供の頃から探していた家に帰る道を見つけられたのは幸運だったと考えています。真、善、忍を日常生活の中で実践することに喜びを感じています。