文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年3月11日】私は遠洋汽船の船長です。小さい時から痩せていて体は骨と皮だけでした。漢方医に「脾臓と胃が弱く、栄養を吸収することができず、体質が悪い」と言われていました。船に乗って仕事をした時、船酔いがひどく、嘔吐して数日間も食事ができないため、体がさらに悪くなりました。その後、ある奇門功法を修煉している人が私に「今、ある佛家の気功が広まっているので、探しに行ったほうがいい」と勧めました。
1994年、私は法輪功に出会い、師父の説法講習会に参加することができました。師父の説法を聞いた後、私の世界観、人生観は一気に変わりました。そして、体にも変化が現れ、講習会の間、体の中から冷たい物質が絶えず外に排出されているのが感じられ、次第に食事の量が増え、胃潰瘍も良くなり、どんどん元気になりました。以来、私は法輪功を修煉し、返本帰真の道を歩み始めました。
30年間の修煉の中で、私は師父と大法に対する信念をもって、師父のご加護のお陰で、最も困難な歳月の中で歩んできました。私は仕事の中で、何度も危険に遭いましたが、師父が守ってくださいました。
(一)
2012年頃の旧正月、私のいる汽船が日本で船積みをしていました。夕方7時過ぎ、東京湾横浜航路を航行中、本船の数倍の高速で航行中のコンテナ船と極めて危険な状況に遭いました。
私たちの汽船より数倍の大きさの大型船が、突然私たちの船の左側に近づいてきて、その時操舵室で当直をしていたのは私だけでした。私は驚いて思わず「しまった!」と叫び、右に舵を切って右に曲がりました。すると、相手の船首がこちらの船首から数メートル離れたところまで一気に突っ込んできました。私たちの船は円運動をしているので、大型船の船首はこちらの船体の左側に沿って後ろに移動して、私の操舵室の近くまで迫ってきました。あまりに大きかったので、首を傾けないと船首が見えませんでした。
私たちの船と向こうの船は、小さな魚が大きなサメに出会ったようなもので、私は「もうだめだ」と心から悲鳴をあげました。その時、私は大きな声で「師父、助けてください!」とお願いしました。当時の状況を見て、右に曲がると、船尾が相手の船首に向かうことになり、その速さに勝つはずもありませんでした。私は舵を正舵に戻して、目を閉じて、見る勇気もなく、次の衝突の音を待つしかありませんでした。
しかし、衝突の音はありませんでした。私が目を開けて見ると、大型船は左に転向していて、船首がこちらに向いていませんでした。私は素早く左に舵をいっぱいにして、それに続いて左に転向して、二隻の船は平行に走っている状態になりました。その時の二隻の船の間は5メートルも超えていませんでした。私たちの船は安定して危険を脱しました。
その時、船尾に一人の船員がいて、彼は引綱を持って、直接に投げて、船員全員が上がって、皆びっくりしました。副船長によると、先ほどの船は世界最大の3本のコンテナ船の1つで、全長は300メートル余りもあり、それに対して、私たちの船は70メートルしかありません。
翌朝の3時過ぎ、私ははっきりした夢に驚いて目を覚ました。二隻の船が平行に走っている時、巨大な腕が二隻の船に挟まれ、それらを隔てていました。その腕は血だらけでした。
その後、長江の水先案内人がこの事を聞いて、「通常なら、あなたたちは当時のような状況から脱出するはずがありません。それほど近い距離では、大きな船が小さな船を吸い込み、衝突は避けられなかったと思います。あなたは誰かに助けを求めたとすれば、あなたが夢で見たその腕は、そのかたの腕に違いありません」と言いました。師父は別の空間で大きな船から私たちの小さな船を自分の腕で守ってくださり、衝突を避け、私たちを救ってくださったのだと分かりました。
(二)
ある時、私たちの船が長星島で荷物を下ろしていたところ、妻は私を見に来ました。埠頭の周りに防護が設置されていなかったため、妻はうっかり足を滑らせて水に転落しました。当時、船の甲板は水面から5メートルも離れていて、妻が泳ぐこともできないので、私はそのまま甲板から飛び降りました。私が浮かび上がったとき、彼女はまだ上がっていませんでした。もう一度探しに潜ろうとしたところ、妻が突然私の前に現れ、私はすぐに妻を抱きました。国境警備隊と乗組員に救助され、私たちは無事に船に乗りました。
その後、妻に経過を尋ねると、妻は「当時、私は『どうやって水に落ちたのか?』と思い、すぐに師父に助けをお願いしました。すると、突然、どこからか私を持ち上げて、一気に浮かび上がってきました」と言いました。後で聞いた話によると、あの埠頭は水面下に暗流があり、以前、2人溺死したことがあったそうです
(三)
2011年6月ごろ、私たちの汽船は埠頭で荷を下ろしました。午前3時頃、私は甲板に出て巡視したところ、潮の干満差が大きいため、係留索に大きな力がかかっていたことに気づき、当直の操縦士と調整に行きました。船首を調整していた時、岸で働く作業員が「人が水の中に落ちた!」と叫びました。後ろを見ると、一人が船尾の水の中で必死にもがいていました。私は急いで船尾に行き、服を脱いで、飛び降りる準備をしました。船員の一人が私に抱きついて「船長、危ない! 降りてはいけません!」と私を止めようとしました。その時、他の船員が長いロープを私に渡し、私はロープを腰に縛って飛び降りました。
その時、転落した作業員はすでに沈んでいて、私は水面から2メートル以上深いとこから彼に触れて、彼を水面に引き上げました。その後、一連の措置を取り、病院に救急搬送した結果、彼は危険を逃れました。船の代理人は「人を救うことは自分を救うことです」と感心して言ってくれました。彼は「以前、ある船で、労働者が水の中に転落したまま、何カ月も停泊していて、結局海運会社は倒産してしまいました」と話してくれました。私は彼に「私は法輪功を修煉しています。私の師父は私に、いつでもどこでも良い人になり、人を見殺しにしてはいけないと教えてくださいました」と言うと、彼は「法輪功はこんなにも素晴らしいものですね! テレビの宣伝とは違いますね」と言いました。
真・善・忍に従って、人のために自分を犠牲にし、良い人になる我々は、江沢民による法輪功迫害の政策で、仕事を失ったり、家族を失ったり、家庭が崩壊されたりする人は大勢います。私自身も仕事を失うことを余儀なくされましたが、迫害の中で、私は悔いなく歩んできました。
師父は、私の体を悪い状態から良い状態に回復させくださり、感謝しています。道徳が急速に低下している中で人を救うことができ、人生の真の意味を理解し、返本帰真の道を歩むことを知りました。師父、ありがとうございます!