文/遼寧省の大法弟子
【明慧日本2024年5月28日】私たちの町には、天目が開いた年配の修煉者・Aさんがいて、他の地域からの学習者を含めた多くの学習者が、彼の家をよく訪れます。Aさんに会った人の中には「高次元の者に会えた」と感動したり、彼は毎日法を学び、暗唱し、五式の功法を2回も煉ると感心したり、Aさんの肌は若々しいとか、広大な土地を所有しているとか、夜はほとんど眠らない、などと人々に触れまわっています。また、Aさんの見る光景は非常に正確で、重病の人が彼の家を訪れると回復するという話や、困難を抱えて彼の家を訪れると、原因を的確に指摘してくれるという話もあります。しかし実際には、これらの学習者たちは法を学ぶのではなく、その人を見習っているため、様々な問題を引き起こし、中には命を落とした人もいました。
後に、Aさんがマルチ商法に手を染めているという噂が流れました。彼はオンラインで講義を行い、同修を勧誘していたそうです。Aさんは「今投資すれば、将来は仕事をする必要がなくなる」と同修を説得し、何人もその話に乗って全財産を投資してしまいました。その後、経済的に苦しくなった人たちは、Aさんを探し出そうとしました。このことを知った同修BさんはAさんと知り合いでしたが、当初、Aさんがマルチ商法をやっていることを信じようとしませんでした。しかし被害者が出たので、BさんはAさんに連絡して尋ねました。Aさんは事を認め、北京の一部の地域とも繋がりがあることを明かしました。同修たちは、他の同修が投資したお金をすべて返却するようAさんに言いましたが、彼はそれを断りました。Aさんは、自分の行いに非はないと考えていたのです。
多くの学習者がどのように修煉すべきかが分からず、Aさんの法に対する理解が深いと称賛し、見た目が若く、肌が滑らかで、天目が開いていて、見えるものも正確だと彼を崇拝しています。聞くところによると、現在も多くの学習者がAさんを崇拝しているようですが、彼がマルチ商法に関わっていることを知らないと言います。法を師とする大法弟子は、これらの学習者がAさんを高く評価しているのを見て、彼らの心の中には師父と大法は存在せず、師父と法をすっかり忘れてしまっていると感じました。
師父は『轉法輪』の中で「大法の師は一人しかいません。入門した者は早い遅いにかかわらず、全員弟子です」と説かれました。
Aさんを崇拝している学習者たちは、大法に出会ったのに法に従って心を修めず、今日はこれを、明日はあれをと求め、自分の貴重な機会を逃しているのではないでしょうか?