【明慧日本2024年9月5日】(前文に続く)
二、正しい考えと行動を持っていれば、師が守って下さる
2017年、私は二度目の拘禁から帰ってきたばかりのある日、コミュニティの党書記と治安主任が私の家を訪れ、「コミュニティで働き、私たちの仕事を手伝ってほしい」と言われました。彼らはまた、月給がいくらかを話しました。私はその理由を尋ねましたが、特に理由はないと言われました。また、条件についても尋ねましたが、特に条件はなく、私の信仰には干渉しないとのことでした。
私は誠心誠意でコミュニティの仕事に取り組みました。大法修煉者としての基準で、周囲の人々に接しました。コミュニティの同僚たちは、大部分が真相を理解し、三退をしました。数人だけが恐れていたため、三退をしていません。私は毎日、来訪者を接待する傍らで、大法を紹介し、真相を伝え、三退を勧めました。普段は知人たちを見つけるのも難しいのですが、今はちょうど良いチャンスです。コミュニティの党書記が冗談で「あなたは、チャンスを逃さずに隙間を見つけているね」と言いました。「私は、私たちのコミュニティ、そして地域の人々に福音を伝えているのです」と答えました。
ある日、コミュニティの全員が上の会議室で会議を開いているとき、大広間には私と派出所の一人の警官だけが残っていました。私はその警官に真相を詳しく説明していると、突然、若い男性が「県610弁公室」だと名乗って入ってきました。若い男性はコミュニティの責任者を探していると言いました。私は彼に「今、私がここで担当していますが、何の用ですか?」と聞きました。彼は、部屋を使いたいと言いました。私は「申し訳ありませんが、私たちのコミュニティでは部屋を貸すことはできません。それと、あなたは若いのに、なぜその610弁公室で働くのですか? 610が何か知っていますか?」と聞きました。彼は目を大きく開けて私を見つめました。私は「610は死の場所です。あなたは大学を卒業してそこに就職したのでしょう? あなたの両親があなたに大学を卒業させるのはとても大変だったと思います。あなたの命と将来のため、家族のために、その死の場所からすぐに離れるべきです」と言いました。
私の言葉を聞いた彼は、私がなぜそのようなことを話すのか理解できない様子でした。私の隣に座っていた警官はずっと笑っており、黙っていました。その後、会議が終了したため、若い男性は急いで上階に行きました。私は書記と治安主任に、「絶対に610に部屋を貸してはいけません。それはコミュニティと住民にとって大変な災難をもたらします」と伝えました。若い男性が司法主任に電話をかけたのを見て、私は急いでバイクで司法主任に会いに行きました。司法主任は「県が臨時部屋で資料を作成して、上からの検査に対応しなければならない」と言いました。私は「その中に大法を中傷、誹謗する内容が含まれていませんか?」と尋ねると、司法主任は「含まれていない」と保証しました。
この状況に至り、私は内に向けて探し、どこに漏れがあったのか、なぜ邪悪が私の前でこんなにもはびこっているのかを考えました。そして、邪悪な生命や鬼を取り除くために、正念を発しました。
数日後、県政法委から派遣された人が、コミュニティのスタッフ用の休憩室を空けて、検査に備えて塗装と装飾を施しました。私はその部屋に入り、大法を中傷する内容があるかどうかチェックしましたが、宣伝紙が高い位置に貼られており、文字が小さくて見えませんでした。私は家から昇降はしごを持ってきて、詳しく調べることに決めました。
ある日、みんなが会議をしている間、私だけがロビーで来訪者を迎えていました。私は給湯室に行くタイミングでその部屋に入り、中を見てみると、掲示板が変わっていました。文字が小さすぎて、高い位置に掛けられたら見にくいと判断されて、低い位置に移動されたようです。また、板にスプレーで字を書いた後、その上に厚い有機ガラスを重ねて大きなフレームを作り、正面の壁の中央に取り付けられていました。この位置であれば、はしごを使わなくても確認することができます。
私は部屋のドアを閉め、一行一行、内容を確認しました。すると、「法輪功及び他の邪教」と書かれた第二条がありました。その時、私は彼らに騙されたと感じました。大法を破壊する掲示板が私の近くに存在することを見過ごすわけにはいきませんでした。掲示板を壊すことを決めました。
掲示板はとても頑丈で、特に有機ガラスを使用しているため、内部の文字に触れるのが難しいことがわかりました。私は師父に加持をお願いし、隣の料理室でナイフを見つけ、ナイフで有機ガラスに穴を開け、「法輪功」の文字を削り取りました。大きな音がしたので、料理室の女性が見に来て、驚きました。私は「心配しないでください。私は良いことをしているだけです。ナイフのことはあなたに関係ありません」と言いました。彼女はすぐにドアを閉めて出て行きました。
すべての処理が完了した後、私は部屋のゴミを掃除し、ロビーに戻りました。その時、皆は会議が終わり、それぞれの部屋に戻りました。私は書記と治安主任を見つけ、「部屋の掲示板に法輪功を中傷する文字がありました。私は掲示板を壊しました! この邪悪な宣伝が地域の人々に災難をもたらすのを見過ごすことができないからです。心配しないでください、これは、私一人でやったことなので、皆さんには関係ありません。今すぐにでも司法主任のところに行きます」大声で言いました。
私はバイクで司法主任のところに行って、「今日は二つの問題があります。一つ目は私の年末賞与の件です」と言うと、司法主任は年末には必ず振り込むと言いました。次に、「二つ目は、あなたたちが約束した通り、大法を中傷するものはないと聞いていましたが、今日見たところ『法輪功』という文字がありました。私はその掲示板を壊しました。これは私一人の行動で、コミュニティの誰にも関係ありません。もし何か問題があれば、私一人に言ってください」と伝えました。司法主任は仕方ない表情で、「上からの指示で、検査を受けた後に撤去するしかない」と言いました。
私は「長年、私たち地元の大法弟子がどのような人間であるかは皆さんも見ているでしょう。私たちの師父は『真、善、忍』を教え、殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さないで、常に他人のために考えるように教えられています。法輪功は佛法修煉であり、佛法を破壊することは地元に大きな災難をもたらします。私がこうした行動をとったのは、ただ単に地元政府と人々が虚言に惑わされないよう、佛法を中傷したことによって災難に遭うことを避けるためです。私は言いたいことはすべて言いましたので、後はお任せします」と厳粛に言いました。
その後、私はバイクでコミュニティに戻りました。掲示板が壊れたので、上層部がどのように対処するか皆が不安でした。治安主任は「あなたはあまりにも衝動的でした。私たちと相談せずに行動してしまった。法輪功の文字を見たくないなら、テープで覆えばよかったのに。あなたがあんな大きな掲示板を破壊してしまった。検査がすぐに来るのに、今さら取り替える時間もない」と言いました。「それに、掲示板にあなたの名前が書いてあったわけではないでしょう? なぜそんなに衝動的になったのですか?」と党書記は続けて言いました。私は、「私は法輪功の修煉者です。法輪功は邪教ではないので、私たちを邪教と一緒にしてはいけません」と言うと、皆は黙りました。
この時点で、彼らが私を心配していることがわかりました。すべてを話した瞬間、私は全身が非常に軽く感じ、当時北京での陳情を決意した時のような気持ちになりました。これは慈悲深い師父が常に私を励まし、私の正念を加持してくださったからだと感じました。
私の命やすべてのものは師父からいただいたものであると確信しており、すべての心を放下し、行うべきことを行い、何も考えずに、すべてを師父に任せしました。
時が過ぎていく中で、結果的に何事もありませんでした。年末には、私の口座に4000元のボーナスが振り込まれました。
以上は、私が今の次元で得た体験と認識です。私の理解には限りがあり、法に則っていない点や不足があれば、同修の皆さんの慈悲なる指摘をお願いします。
(完)