飛天大学と神韻芸術団を経て 成長の記録
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 【明慧日本 2024年9月8日】私は飛天芸術学院と飛天大学で約10年間学び、中国古典舞踊の学士号を取得しました。その間、7回にわたり神韻の世界巡回公演に参加しました。ここでは、神韻芸術団での経験から得た学びと感想をお話しします。

 少女時代 飛天芸術学院への入学を決意

 母は私が生まれてまもなく法輪大法の修煉を始めたので、私はおのずと修煉環境のなかで育ちました。幼い頃から、ほぼすべての活動に参加しました。毎週の集団学法、様々な真相を伝える活動、そして法会などです。母によれば、初めて法会に参加し、師父にお会いしたのは2歳の時だったそうです。4歳からは毎週末、母と一緒に中国大使館に行って正念を発しました。私は幼い頃から、大法は素晴らしいと感じていました。

 小さい頃、ダンスが好きではありませんでした。母がバレエ教室に連れて行きましたが、1回受けただけでもう行きたくなくなりました。中国舞踊も習わせてくれましたが、それも好きになれませんでした。母はその決定を尊重し、それ以上ダンスのレッスンに通わせることはありませんでした。

 しかし、神韻の公演を見た後、神韻に参加したいという願望が湧きました。美しく、意義のあるものだと感じたからです。13歳の時、ついに飛天芸術学院に合格しました。

 父は娘を舞踊の専門学校に送ることに少し躊躇していました。将来、高給の仕事に就けないのではないかと心配したのです。しかし、チャレンジしたいと思い、父はその決定を尊重してくれました。誰も飛天に行くよう強制したわけではありません。山での最初の面接から最後まで、「大変だけど、大丈夫?」と聞かれ、うなずきました。そして飛天に入学し、数か月間の仮入学期間を過ごしました。仮入学期間が終わる頃、校長がなぜ飛天に残りたいのか尋ねました。「師父が衆生を救い済度することを手伝うためです」と答えました。最初から最後まで、舞踊を学ぶ決定は自身の選択でした。

 青年時代 人間性を重視する飛天芸術学院での成長

 飛天芸術学院と神韻芸術団は、ダンスと音楽の分野で世界クラスの一流の人材を育成しています。さらに私にとっては、良い人間になる方法、伝統的な美的感覚、伝統的な美徳と価値観を培い、強靭な人間になる経験を積むことができたことも非常に貴重だと感じています。中国の偉大な文化を深く学び、表現する機会を得られたことに感謝しています。

 学校は、ダンスが上手くなりたければ、まず人間性を磨くことが大切だと教えてくれました。ダンスを通じて、伝統的な美徳、忍耐力、協調性、古典芸術の素養、そして体調を最良に保つ方法を学びました。文化の授業では、古代の中国と西洋の文化研究を通じて、忠誠心、孝行、自制心などの伝統的な価値観を学びました。最も重要なのは、善悪を判断する価値観が形成され、社会の混沌とした状況の中で冷静さを保つことができるようになったことです。また、中国語と英語の言語スキルも身につけました。これらはすべて、今日の世界で非常に役立つものです。これらは生涯にわたって役立つ永続的なスキルと理念です。

 学生たちは、人間、生命、宇宙に対する理解を深めるために、古代の詩、芸術、歴史、言語の学習にも多くの時間を費やしました。この経験に深く感謝しています。なぜなら、意義ある人生の送り方に対する理解を根本的に変えたからです。学んだ知恵と美徳を活かして演技を豊かにし、優雅なダンスと音楽の形で、この文化遺産を観客に伝えています。飛天が全額奨学金を提供してくれたおかげで、学生は費用の心配をする必要がありません。

 また、飛天がスマートフォンの使用や電子ゲームを禁止していたことにも感謝しています。それは本当に学生のためを思ってのことでした。スマートフォンは簡単に気が散ったり邪魔されたりしますが、青春を古代の芸術形式の研究、良書の読書、巡回公演の準備に費やせたことを嬉しく思います。これらの経験は、スマートフォンに費やす時間よりも価値があり、人生により多くの意味をもたらしてくれました。

 神韻芸術団の世界巡回公演に参加し、人生の視野を広げる

 飛天と神韻芸術団で過ごした約10年間、学校は学生の生活の質を確保するために非常に努力してくれました。良い食事、十分な睡眠、良好な学習環境を提供し、娯楽やリラックスの機会、そして豊かな文化活動を楽しむ機会を与えてくれました。飛天の学生にとって、衣服、食事、寮、設備、教育、交通などはすべて無料で提供され、その質も非常に高いものでした。研修生にも手当がありました。

 神韻は安全な高級ホテルに部屋を予約し、演者が質の高い休息を取れるようにしてくれました。神韻の巡回公演中、100軒以上の高級ホテルに宿泊しましたが、一度も代金を支払ったことはありません。これは多くの若者には手の届かない経験でした。

 世界中の一流の劇場で公演することも、多くのアーティストが夢見るものであり、人生にとって貴重な経験となりました。

 また、キャンパスにはバスケットボールコート、卓球台、遊歩道、ビリヤード台、図書館などの娯楽施設も用意されていました。学生たちは友人と自由に集まって遊んだり、シャトルバスでニューヨーク市に出かけたりすることができました。巡回公演中は、会社が様々な高級レストラン、ショッピングモール、観光地などに連れて行ってくれました。休憩時間には、演者たちは自由に異なる都市を探索することができました。台湾での公演後、友人たちとタクシーを呼んで夜市に出かけて楽しんだことを覚えています。

 新年、感謝祭、中秋節、クリスマスなどの祝日には、飛天のキャンパスや巡回公演の主催者が特別な宴会を用意し、全員が集まってリラックスして祝うこともありました。先生方も心から一人一人の学生を助けようと努力してくれました。飛天と神韻での期間中、一度も自分が利用されているとは感じませんでした。そこでの教育と受けた世話に非常に感謝しています。

 神韻は、中国における法輪功学習者への迫害を暴露し、5000年の伝統的な中華文化を復興させることを目的として設立されました。この文化は知恵、美徳、美しさに満ちています。神韻が迫害を暴露する努力のおかげで、世界中でますます多くの主流の人々が中国で起きている迫害について知るようになりました。中国共産党政権下で無数の人々が迫害され死亡していますが、神韻が真相を広めることで、現在迫害されている中国の人々を助けることができています。

 退団後、大学に戻り学位取得を目指す

 神韻を離れた後、故郷に戻り、メディアで真相を伝えるためにメディア学の学位を取得しました。飛天大学で中国古典舞を学んでいた時の多くの文化科目の単位がこの大学で認められ、18か月で全ての単位を取得し、2つ目の学位を取得することができました。全ての科目でAの成績を取得し、毎年奨学金を獲得し、起業コンテストで名誉賞にもノミネートされました。

 この大学での最初の学期に、検閲に関する論文を書き、法輪功に対する中国共産党の迫害とヘイトプロパガンダの真相を暴露し、様々な学術論文を引用しました。教授は100点をくれ、教授として10年間で初めて学生に満点をつけたと言ってくれました。神韻での経験が、立ち上がって真実のために声を上げ、中国で起きている迫害について人々に知ってもらうよう励ましてくれました。毎学期、様々な角度から中国共産党の真相を暴露することを論文に盛り込みました。

 飛天での教育に感謝しています。自制心、最善を尽くす努力、そして謙虚さを保つことを学びました。飛天で学んだ価値観がなければ、あらゆることに最善を尽くそうとする動機を持つことはできなかったでしょう。

 飛天学院のカリキュラムは、学生に道徳的で成功した人生を送る方法についての普遍的な原則を教えることに重点を置いているため、とても良いと思います。これらの授業は、個人的な関係、様々な学習分野、そして実際の仕事など、あらゆる分野に応用できます。一般の大学では、空虚で抽象的な考えを大量に研究し学ぶ必要がありましたが、そのほとんどは人生の他の分野、学習分野、職業生活に実用的な応用がないか、数年で時代遅れになってしまうものでした。

 卒業後、メディアグループに加わり、同時に神韻試験センターと地元の明慧学校でダンスを教えるパートタイムの仕事もしています。飛天で学んだことをより多くの子どもたちに伝えられることを非常に嬉しく思っています。

 飛天と神韻での経験を非常に大切にしています。このような機会を得て学び、成長し、中国の伝統文化を広め、中国共産党の迫害を止めるために力を尽くせたことを非常に光栄に思います。心から「ありがとう飛天、ありがとう神韻」と言いたいと思います。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/7/481664.html)
 
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