【明慧日本2024年9月11日】貴州省貴陽市在住の法輪功学習者・周桂香さん(77歳女性)は、法輪功を実践しているとして2023年8月23日、地元の検察庁により不当に逮捕状を出された。その後、周さんは貴陽市女性拘置所に拘留されている。周さんの弁護士は、周さんの健康状態が悪化していることを知り、保釈を申請した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2022年5月27日、周さんは1人で家にいたが、突然水道と電気が止まった。周さんが何事かと外に出ると、大営坡派出所の警官数人に捕まった。彼らは「動くな」と叫び、周さんを家の中に引きずり込んだ。
警官の1人が周さんを強く押さえつけ、地元の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官が来るのを待っていると言った。周さんはその後、警察につかまれた手首と腕にあざがあることに気づいた。
国保の警官はすぐに到着し、彼らは周さんの自宅を捜索し、周さんの自宅の写真を撮り、大量の貴重品を押収した。次に周さんは雲岩区警察の事件処理センターの取調室に連れて行かれた。警官は周さんを尋問した。
警察は尋問後、周さんを貴陽市警察に連れて行った。警察は周さんに囚人服を着せ、身体検査を受けさせた。周さんは血圧を測っていると、突然めまいがして動悸がし、手足が弱くなり、頭を上げるのにも苦労した。このような状態にもかかわらず、警察は再び周さんを尋問し、尋問記録を読んで署名するよう命じたが、周さんは応じなかった。
その夜、警察は周さんを他の被拘禁者とともに一室に監禁した。翌日の午後、警官は周さんの血液サンプルを採取し、法輪功を中傷する文書に署名するよう命じたが、周さんは従わなかった。次に警官は周さんに保釈書に署名するよう命じたが、周さんは拒否した。警官らは周さんを強要せず、周さんの娘は外で待っていると言った。
帰宅後、周さんは貴陽市警察から自分を迎えに行く前に、娘が大営坡派出所派出所で保釈書に署名させられたことを知った。警察は周さんを脅し、1年間は町を離れないように、さもなければ厳しい処罰を受けるだろうと言った。
警官は周さんに電話をかけ、出頭するよう命じたが、周さんは出頭せず、家族の用事を済ませるため故郷の上海へ行った。警察は周さんの旅行を知り、保釈条件に違反したとして告発した。
2023年3月10日に警察は周さんを召喚して尋問した。8月12日にも周さんは再び召喚された。
8月23日、貴陽市検察庁は周さんに対する正式な逮捕状を発行した。検察官らはその日、自宅から周さんを連行し、貴陽市女性拘置所へ連行した。
最近、周さんの弁護士が周さんを訪ね、周さんが衰弱していることが分かった。周さんは、つい最近三江病院で検査を受けたところ、医師は周さんの肝臓と腸に腫瘍が見つかったと述べた。しかし、拘置所の看守は、周さんをさらに検査することなく連れ戻した。弁護士は周さんの保釈を要請した。拘置所はまだ決定を下していない。