オーストリアの校長「真善忍を貫くことで世界を変えることができる」
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 【明慧日本2024年10月1日】(オーストリア=明慧記者・德祥、高思羽)「座禅しているとき、私は一種の永遠に変わらないような状態に入ったと感じました。その状態を5秒、1分、10分経っても保ち続け、変わりませんでした」と話すのは、大学の准教授であるクリストフ・ファイヒターさん。彼は法輪功学習者(以下、学習者)の座禅に30分付き合い、素晴らしい気分になり、彼の妻も同じように感じたという。

图1:二零二四年八月三十日和三十一日,来自欧洲十多个国家的法轮功学员在奥地利首都维也纳斯特凡广场(Stephansplatz)举办活动。图为欧洲天国乐团的演奏吸引众人目光。
ヨーロッパ10数カ国の学習者が8月30日と31日、オーストリアの首都ウィーンのシュテファン広場で行われた活動( 写真は、ヨーロッパ天国楽団の演奏に楽しむ人々)
图2:欧洲天国乐团在演奏。
人々に注目される天国楽団の演奏
图3~5:法轮功学员展示<span class='voca' kid='86'>功法</span>。
法輪功の功法の実演

 2024年8月30日と31日、オーストリア・ウィーン中心部のシュテファン広場において、欧州10カ国以上の法輪功学習者(以下、学習者)が2日連続でイベントを開催した。このイベントの目的は、人々に法輪功の素晴らしさを伝えるとともに、中国共産党(以下、中共)による学習者への迫害と、学習者からの生体臓器収奪の犯罪を明らかにすることだ。

 多くの人が法輪功の穏やかな煉功音楽と、リラックスして心を落ち着かせる功法に魅了され、その場で功法を学び始めた。また、多くの人が法輪功の理念に賛同し、世界は真・善・忍を必要としていると語った。

图6~9:民众签名声援法轮功学员反迫害。
学習者の反迫害に声援して署名する人々

 永遠に変わらない状態に入り座禅をする夫妻

图10:费希特夫妇(Feichter)跟法轮功学员学炼第五套功法。
学習者と第五式の功法を煉功するファイヒター夫妻

 冒頭に紹介したファイヒターさん夫妻は地元の住民であり、クリストフ・ファイヒターさんはウィーンの大学の准教授、ペトラ・ファイヒターさんはクリニックのオーナーで精神分析医である。

 夕方、ペトラさんは娘と一緒に学習者の活動に出会い、会話の中で中共による学習者からの生体臓器収奪の犯罪を知り、すぐに署名した。彼女は法輪功の功法にとても興味があり、普段はヨガが好きで、定期的に瞑想をしている。 彼女は学習者と、後日また功法を習いに来ると約束した。

 2時間後、ペトラさんは夫のクリストフさんと一緒にステファン広場にやってきて、先ほど約束していた学習者を探した。そしてクリストフさんは署名した後、夫妻は座って第五式の功法を学び、長い時間座禅したいと学習者に頼んだ。 30分以上座禅した後、夫妻はとても良い気分になったと言った。

 座禅をしている時、ペトラさんはクリストフさんと同じように感じたという。「私は(仏教徒の)座禅に参加をしているとき、いつも早く終わらないか、いつ止まるだろうと思っていました」と話した。 彼女は、法輪功の功法を煉功している時、筋肉が疲れているにもかかわらず、「実際、ある種の永遠に変わらないような状態に入って、時間を気にしておらず、 これはなかなかできないことで、内心の平静を感じました」と語った。

 クリストフさんは、このイベントの雰囲気が素晴らしかったという。「とても気持ちが良く、とても穏やかで、考えさせられ、私はとても好きです」と語った。

 この署名の理由についてペトラさんは、「全体的に、臓器売買によって人を死に至らしめる行為は非常に悪いことです。 中国ではそれが実際に国家によって操作されていることに今気づきました。本当にひどいことです」と述べた。

 クリストフさんは、「私は妻からそのことを聞きました。中国でこれほど恐ろしい、深刻なことが起こっていることを初めて知りました」と言った。

 中共が25年もの間、国民に「真・善・忍」の実践を禁じていることを知ったペトラさんは、その実践はとても良いことだと感じているという。 「実際、これら(真・善・忍)は私の価値観でもあり、キリスト教の価値観でもあり、普遍的な価値観でもあるのです」と話した。

 クリストフさんは、「これら(真・善・忍の信仰)をするだけで迫害され、非難されるのは最悪なことだ。 共産主義イデオロギーにそぐわないものはすべて排除、禁止しようとする中共政権の印象にもぴったりです」と述べた。

 最後に、ファイヒターさん夫妻は学習者から地元の煉功点の情報をもらい、喜んで帰っていった。

 女子校校長「真善忍を貫くことで世界を変えることができる」

图11:女子学校校长玛蒂娜·费希滕鲍尔(Martina Fichtenbauer)支持法轮功学员反迫害。
女子校校長のマルティナ・フィッヘンバウアーさん

 地元の女子校の校長であるマルティナ・フィッヘンバウアーさんは、中共による学習者からの生体臓器収奪を阻止するための請願書に署名した。「このようなことは起こってはならない。少なく私は署名してこの行為を反対します」と話すマルティナ校長は、「これらの横断幕や、人々を不当に扱うやり方を見て、私は心を痛み、無視して通り過ぎて行くことができませんでした」と話した。

 同校長は、中国の学習者の安全を心配して、「私は彼らに声援を送ることができます。私たちは努力して現状を変えることができ、これはとても重要なことです」と語った。

 中共が25年にわたり真・善・忍を実践することを認めていないことについて、「これらの(真・善・忍)原則があるからこそ、私たち人類は平和に共存できるのだと思います。この3つの基本原則が守られれば、この地球上の状況は変わると思います」と述べた。

 同校長は、学習者のイベントの雰囲気が好きだという。「まるでよく知っている雰囲気のような心地よさ。あちらからこちらから現われ、ある種のとても平和で穏やかな感じがあり、なぜか分からなないですが、なんとなくそのように感じています」と言った。

 マルティナ校長は続けて、「車を運転してアルプスの山々を登っているようで、自分が今にも昇天しそうです。私はこれまで(法輪功のことを)聞いたことがなかったので、内心からとても感動しています」と自分の感受と感動を述べた。

 神韻の観客が法輪功に偶然出会う

图12:理疗师维拉·巴赫纳女士(右)很高兴巧遇法轮功。
理学療法士のヴェラ・バクナーさん(右)

 理学療法士のヴェラ・バクナーさんは、学習者の煉功の光景を見るやいなや、すぐに魅了された。「私は(雰囲気が)本当に素晴らしいと思い、深く引き込まれました。ザルツブルクで法輪功のことを知りました。ダンス(神韻芸術団の公演)を通じて法輪功を知り、とても魅了されました」と話した。実は、彼女はザルツブルクで神韻の公演を観て感動し、ずっと法輪功を学びたいと思っていたという。今回法輪功のイベントに偶然出会い、「本当に素晴らしく、とても気に入りました」と言った。

 彼女は法輪功の緩やかに伸ばす功法を気に入り、すぐに地元の煉功場所の情報を求めた。「これらの穏やかな動きは、人々を落ち着かせ、心地よい気分にさせます」「午後には大規模なパレードがあると聞きました。どうであれ、私は見に来なければなりません」と言った。

 神韻の公演は法輪功の真・善・忍の理念を表現しており、バクナーさんに忘れられない印象を残した。中共が人々に真・善・忍を修煉することを禁止していることについて、彼女は、「それは本当に恐ろしいことです」と言った。彼女は指圧と気功に精通しており、かつて中国の成都市の病院で働いたこともあり、中共の支配下で多くの混乱を目にしたという。「これらの理念を禁止するやり方はひどすぎます。状況が良くなることを願っています」と語った。

 バクナーさんは中共による法輪功迫害を止めるための署名をした。そして「人権を尊重することはとても重要であり、迫害が起きるべきではないのです」と話す彼女は、「誰もが自由を持つべきであり、心から生活をできるようにすべきです。私たちの世界はこんなにも美しいのですから、そう思いませんか? 誰もが良い生活を送るべきであり、お金が全てを支配するべきではありません。お金を持つことも大事ですが、最も大切なのは心からの生活ができることです」と語った。

 ミュンヘンからの観光客「すべての人が真・善・忍を守れば、世界は平和になる」

图13:民众签名声援法轮功学员反迫害。
学習者の反迫害に声援して署名する人々

 定年退職した産業エンジニアのインゲブルクさんと修復師のイレーネさんは、ドイツのミュンヘンから観光で訪れている。2人はシュテファン広場で功法実演をしている学習者を見かけ、立ち止まって見ていた。

 2人は現場の雰囲気をとても平和で、「非常に前向きで積極的」だと感じた。環境はやや騒がしく、理想的な場所ではなかったが、イレーネさんは、「このイベントはとても良く、とても素晴らしい。多くの情報を提供し、暴力的なものは一切ありません」と述べた。

 イリーナさんはまた、このような平和的な抵抗の形が非常に効果的であると感じているという。「何かに対して揺るぎない信念を持っているなら、それを示さなければなりません。ここではそれがとても美しく表現されています」と彼は話す。

 中共による学習者への迫害と、学習者からの生体臓器収奪の犯罪を知った2人は、中共の犯罪を非難する請願書に署名した。 イリーナさんは、「私たちは、人々が商品として扱われ、実際に踏みにじられるのは大きな不公平だと感じています」と言った。

 インゲブルクさんは、中共による学習者からの生体臓器収奪の行為は、「絶対に受け入れられない」と言った。「ドイツでもかつてナチス時代に、人々が商品として扱われ、医学実験の対象になったことがありました。二度とそんなことを許してはなりません。それが私たちが請願書に署名した理由です」と述べた。

 中共が真・善・忍を修炼する人々を25年間も迫害し、真・善・忍への信仰を禁止していることについて、2人はとも不可思議だという。イレーネさんは、「それは不公正で容認できません。なぜなら(真・善・忍に対する信仰)は自由意志によるものだからです。もし心から正義や真理を追求したいと思うなら、誰もがそれを行う権利を持つべきです。人の考えは自由であり、すべての国でそれが実現されるべきです」と述べた。

 インゲボルグさんは、学習者が迫害の実態を伝えるためにイベントを開催することは、「とても重要」だと感じている。なぜなら彼らはこのことについて何も知らないからだという。 「不公平なことを公にしなければならず、幸いなことにヨーロッパの一部の国では、迫害の実態を伝えるのに許されています。独裁政権になると、真実を語ることができなくなり、大きな危険にさらされます。その一方で、このようなイベントがあるからこそ(人々に事実を知ったもらうことができます)。ですから、このようなイベントを開催することはとても重要なことなのです」と語った。

 イレーネさんも同感し、「それに慈愛があり、私が感謝の気持ちを持つとき、それは誠実であり、非常に重要です。これら(真・善・忍)はすべて人間の基本的な原則です。もし誰もがこれらの原則を守り、できる限りその善良を広めることができれば、私が思うには世界全体が調和し、戦争も独裁もなくなるでしょう」と述べた。

 音楽理学療法士「私たちは真・善・忍が必要としている」

图14:夜幕降临,民众还围着信息台询问。
法輪功迫害の実態をるために学習者のブースに集まる人々

 音楽理学療法士のベラ・マリア・ケスラーさんは、学習者のイベントを偶然目にした。「遠くからでも彼らの放つ活力を感じることができたので、私は見に来ました。彼らの平静さからは、とても穏やかな雰囲気を感じることができました。今の時代、心の中に穏やかさを持ち、誠実な人々に出会えることはとても重要です」と述べた。

 ケスラーさんは以前、法輪功について聞いたことがあり、学習者に対して良い印象を持っている。「彼らの振る舞いは素晴らしく、とても魅力的です」と言った。

 彼女はまた、迫害に反対する学習者を声援するために署名した。「これは私たちの叫び声であり、政治家に私たちが何を必要としているのかを分からせるのです。口先だけでなく、人々のために本当に実現させることが重要です」と述べた。中共による法輪功への迫害について、彼女は、「まったく理解できません。坐禅をしているだけで迫害されるなんて信じられません」と語った。

 ケスラーさんは、「真・善・忍」という理念を強く支持した。「とても素晴らしく、私は真・善・忍を必要としています。それは自分自身と他者とのつながりであり、善があれば平和も生まれます。人間と全世界は、そのような原則を必要としています」と語った。

 最後に、ケスラーさんは法輪功の功法に興味を示し、「私は好奇心が強く、新しいものを喜んで受け入れます」と話した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/19/483088.html)
 
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