刑務所にいる大法弟子を助けてくれた人たちに感謝します
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文/中国の大法弟子 粒子 

 【明慧日本2024年12月21日】 私が刑務所から釈放されてから数年が経ちました。その間、いろいろなことがありましたが、その間、大法弟子を助けてくださった善良な方々のことを私は決して忘れません。私は、これらの善良な方々が中国共産党の圧力にも負けず、良心に従い続け、祝福を受けることを願って、この記事を書きました。

 私は1998年末に法輪大法を修煉し始めました。その時は喜びと興奮でいっぱいでした。しかし、わずか数カ月後、中国共産党は迫害を開始しました。私は途方に暮れました。どうすればいいのでしょうか。こんなに良い功法が禁止されてしまったのです。私は同修を探し、どうしたらいいか尋ねました。その後、私は法輪功迫害の事実を明らかにする活動に参加するようになりました。私は法をあまり学ばなかったため、旧勢力に利用され、何年も迫害され、不当に拘禁されました。

 拘禁されている間、私は多くの親切な人々に出会いました。彼らは厳しい環境の中で大法修煉者に優しく接し、私たちを守り、情報や資料の伝達を手伝ってくれました。以下に私が見た二つの例を挙げます。

 一、大法の書籍を刑務所に届ける

 刑務所にいる間、私は法を読むことができず、惨めな気持ちでした。私は『轉法輪』を読むことを夢見ていました。それから間もなく、私が知っている外から派遣した女性技術者・李さん(仮名)が家に帰ることになりました。私は彼女にその本が欲しいと伝えました。彼女は私の気持ちを理解してくれたものの、 『轉法輪』を 刑務所に 持ち込むのは困難だと言いました 。

 彼女はいつも私の隣に座って、喜んでおしゃべりをしてくれました。李さんは大法弟子との接し方にもとても思いやりがありました。彼女は優しくて素朴なので、きっと私を助けてくれると信じていました。彼女は常人なので、もっと彼女と交流して信頼を得る必要がありました。その後、彼女は「心配しないでください。何をすればいいか分かっています」と言いました。

 それから間もなく、『轉法輪』は本当に刑務所まで持ち込まれ、ほとんどの学習者が一冊ずつ持っていました。私たちは師父にこの按排がうまくいったことに感謝しました。その後、李さんは師父の短い文章を私がすぐに読めるように持ち込むのを手伝ってくれました。また、刑務所内での同修への迫害に関する情報も刑務所外に持ち出してくれました。外部の同修はすぐにそれを明慧ネットにアップロードしました。このようにして、海外からの電話が刑務所の看守に頻繁にかかってくるようになり、刑務所内での迫害が大幅に軽減されました。同時に、大法弟子の環境も緩和されました。 

 二、修煉者が真相を伝えるのを支援する

 受刑者の王さんは麻薬密売で拘禁されていました。彼女は大学を卒業し、小説を書くのが得意でした。ある日、彼女は私のところに来て、「他の人とおしゃべりするのは好きではないのですか?」と言いました。私は、同じ意見を持っている人とおしゃべりしますと答えました。彼女は微笑み、そのまま私たちはよく一緒に集まるようになりました。 

 王さんと話をしていると、彼女は以前法輪功に出会って、本当に良かったと同意したと話してくれました。その後、彼女は教養があったため、看守に気に入られ、監房長、さらに囚人長に任命されました。それでも彼女は変わることなく、私に良くしてくれました。そのおかげで、私は法を写し、真相を伝える機会をたくさん得ることができました。そこの受刑者はペンを持つことが許されていませんでした。家に手紙を書くときだけペンを申請できました。しかし、監視の下で書き終わったらすぐに返却しなければなりませんでした。このように、彼女の助けにより、私は便利にペンを使うことができました。 

 ある時、別の団体の大法弟子がひどい迫害を受けました。私は彼女と刑務所長に告発状を書くことを話し合いました。彼女はためらうことなく私のために告発状を書きました。私がそれを修正した後、正義感を持った別の人が誰も見ていない間にそれを刑務所長の郵便受けに入れてくれました。正直に言うと、そのような環境では、勇気がなければそんなことはできないでしょう。

 またある時、私は王さんに、隣の看守・陳さんが彼女のグループの大法弟子に優しくないと言いました。王さんは「いつか彼女に話しに行ってみます」と言いました。私が少し懐疑的であるのを見て、王さんは笑って「私の説得力を信じてください」と言いました。案の定、ある日、陳さんが勤務中の時、王さんは陳さんの掃除を手伝いに行き、彼女に話しかけました。王さんはまず、自分がどんな本を読むのが好きかについて話し始めました。最後に、陳さんは「あなたはとても知識が豊富ですね。法輪功学習者を管理をするよう頼むべきです」と言いました。 

 王さんは陳さんにこう伝えました。「私は昔、多くの法輪功学習者と知り合いでした。彼らは皆、私にとても親切でした。私は『 轉法輪』も読みました。これもとてもよく書かれていて、悪いところは何もありません。また、各王朝の盛衰はあらかじめ決まっていたとも言いました」。その後、陳さんは大法学習者に対する扱いを大きく変えました。ある時、陳さんのグループの大法学習者が本を読んでいました。それを知った後、陳さんはその本を持ち去ろうとしました。大法学習者は陳さんにそれを壊さないように言い、彼女は同意してうなずきました。ある時、同修の手書きのコピーが受刑者に持ち去られ、陳さんに渡されました。それを知った王さんは、夜、陳さんのオフィスの掃除を手伝っているときに、私にそれを持ってきました。このような環境で、誰もそんなことをしようとはしませんでした。彼女はすごいです! また、王さんも刑務所内での同修への迫害に関する情報も刑務所外に持ち出してくれました

 その後、私が釈放される直前、王さんは「信仰の力」と題する記事を書き、法輪大法の修煉者に対する尊敬の念を表明しました。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/14/480355.html
 
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