貴陽市の周桂香さんが拘禁中に死亡 秘密裏に火葬される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2025年1月17日】貴州市に在住の法輪功学習者・周桂香さん(77歳)は、2023年8月に孫と一緒にスーパーへ服を買いに行った際、警察に連行され、貴州市三江女子留置場に不当に拘束された。そして2024年10月23日、迫害を受けて命を落とした。家族が通知を受けて留置場に駆けつけた際には、周桂香さんの遺体はすでに留置場によって火葬されていたことが判明した。

 1947年生まれの周桂香さんは、貴州市雲岩区長沖路40号に在住。周さんは法輪大法を学び「真・善・忍」に従ってより良い人になるように努めていた。しかし、長年にわたり、地元の公安当局から執拗な嫌がらせや迫害を受け続けた。

 2022年5月27日、周さんは1人で家にいるとき、突然水道と電気が止まった。水道と電気が止まった原因を調べるために、家のドアを開けたところ、外で待ち伏せていた複数の警察官に「動くな!」と命令された。周さんは警官らに家の中に引きずり込まれ、押さえられていた手首と腕は青紫色になった。国保大隊の張柱とう警官が到着した後、警官らは乱雑に周さんの家を漁り、写真を撮り、大量の私物を奪った。

 周さんは貴阳市公安局云岩区支局の捜査・取り調べ室に連行され、不当に尋問された。その後、貴阳市公安局に移送された。警官らは周さんに囚人服を強制的に着させ、身体検査を行った。血圧を測定している際、周さんは突然体調に異常をきたし、めまい、動悸、四肢の力が抜け、頭が上がらない状態になったものの、再び警官に尋問された。その後、周さんは他の囚人と一緒に閉じ込められた。翌日の午後、いわゆる「保釈」を受けて家に帰ることはできた。周さんは、1年間家を離れることができないと警告された。

 その後、貴阳市公安局の警官は、いわゆる司法手続きを進めるために、周さんに対してさらに罪をでっち上げようとした。周さんは家族の事情で一度上海の実家に帰ったが、周さんのその行為は当局に「抵抗行為」と見なされた。2023年3月10日、周さんは再び大营坡派出所の警察に強制的に尋問された。

 2023年8月12日、周さんは再び警官に尋問された。8月23日、周さんは不当に逮捕され、同日、周さんは貴阳市三江留置場に不当に拘禁された。

 周さんの家族は弁護士を雇って無罪を主張する弁護を行った。最近、弁護士が留置場を訪れ、周さんが痩せていることを確認した。三江病院での検査結果では、肝臓や腸部に腫瘍のようなものが見つかったという。弁護士は「保釈請求書」を作成し、留置場に提出した。

 2024年10月23日、周さんは迫害により死亡した。家族が通知を受けて留置場に到着した時、周さんはすでに火葬されており、家族が祭壇を設置して弔問することを当局は許さなかった。

 明慧ネットの報告によると、2024年上半期に少なくとも447人の法輪功学習者(以下、学習者)が中国共産党によって不当に有罪判決を受けたことが確認された。これらの学習者は中国本土の27の省、自治区、直轄市に分布している。迫害が最も深刻な地域は以下の通りである。山東省78人、遼寧省65人、吉林市50人、黒竜江省35人、湖北省33人、河北省32人、四川省21人、貴州省15人、北京市14人、湖南省14人。60歳以上の高齢の学習者166人が不当に有罪判決を受け、その中には90~100歳が1人、80~90歳が13人、70~80歳が79人、60~70歳が73人、最年長者は94歳だった。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/27/486918.html
 
関連文章