【明慧日本2025年2月18日】(前文より続く)
「真・善・忍」で教育に取り組み 明らかな成果を得る
山川さんはかつて小学校の教師をしていた。彼女は母親から法輪功という修煉法を耳にした時、『轉法輪』の日本語版はまだ出版されていなかった。山川さんの母親は常々「性命双修」の功法に出会い、若さを保ち、病苦を取り除くことを夢見ていた。
1999年に『轉法輪』の日本語版が出版されると、山川さんはその本を読めば読むほど興味を持つようになり、食事の時間さえ惜しむほど熱心に読み三日間で本を読み終えた。この書には、人が心掛けるべき心の在り方や道徳について、多くの内容が含まれていたため、彼女は学生時代のある出来事を思い出した。
山川さんは「ある時、私はクラスのために良い事をしましたが、誰からも評価されず、心が少しモヤモヤしました。その時、私はそれがうわべだけの善行であって、心からの善ではなかったと今になって分かりました」と語った。
彼女は続けてこう言った、「父は『轉法輪』を読んだ後、体がますます軽く感じるようになり、トイレに行くたびに以前飲んでいた漢方薬の匂いが尿に含まれているのを感じ、体が浄化されたのです。様々な病気で床に伏せていた父は、体がますます軽くなっただけでなく、暴力的で怒りっぽかった性格も穏やかで優しくなりました。『轉法輪』という本は、人にこれほどの大きな変化をもたらすことができるなんて、本当に素晴らしい本だと思います」
「大学を卒業してから、私は小学校の教師になりました。私のクラスには、よく嘘をついたり、人を叩いたり、クラスの子をいじめたりする男の子がいて、周りの子供たちもとても困っていました。問題が起きるたびに、私は生徒たちに『轉法輪』で述べられている「真・善・忍」の重要性を説明しました。時間が経つにつれ、ある日、いつも自分が叩いたことを認めなかったその男の子が、初めて『僕がやった』と言ったのです。その隣に座っていた女の子がこう言いました、『先生、⚪︎⚪︎君は、真・善・忍の「真」ができましたね』それ以来、その男の子の暴力的な行動は徐々に減り、彼のお母さんも驚いて言いました。『最近この子が素直になったんですが、先生はどんな教育をされているんですか?』」
「ある先生は体が弱く、毎日いくつかの薬を飲む必要がありました。その先生のクラスにも体が弱く、毎日保健室に通う生徒が数人いました。その先生は法輪功の学習を始め、毎朝出勤前に私の家で一緒に煉功し、週末も一緒に学法しました。少しずつ彼女の体調は改善し、ほとんど薬を必要としなくなり、精力的に仕事ができるようになりました。以前医者から妊娠は不可能と言われていた彼女ですが、後に健康な赤ちゃんを出産することができました。不思議なことに、彼女のクラスの体が弱かった子供たちも次第に保健室に行く必要がなくなり、クラス全体の雰囲気が非常に穏やかになりました。『轉法輪』に書かれている通り、『仏光が遍く照らせば礼儀が圓明となる』という言葉はまさにその通りなのです」
「ある時、隣の教室の先生が私に『あなたのクラスの生徒たちは、先生がいようがいまいが、とても静かですね。どうしてですか? 熟練の先生でも、子供たちを大声で叱ることは避けられないものです』と尋ねました。私は『轉法輪』が教育において大変役立っていると答えました。その先生は私の話を聞いて、『轉法輪』を読み始めました」
「『轉法輪』は、私に子どもの教育や子育てにおいて重要な啓発を与えてくれました。それだけでなく、自らの道徳を高める方法を教えてくれました。ただの良い人になるというだけでなく、より高い基準で自分を常に向上させることです。その結果、自分自身が変わっただけでなく、周りの環境も良くなりました」
『轉法輪』を読んで家庭が円満となる
2010年、清光さんは人生の苦悩と失意の中で市の広報に掲載された「無料気功講座」の紹介を偶然目にし、申し込むこととなり、法輪功に触れる機会を得た。
彼女はこう振り返えった。「気功を教えてくれる女性とは初めて会ったはずなのに、まるで家族が再会したような親しみを感じました。それで、その方が勧めてくれた『轉法輪』を読み始めることにしました。彼女からは、一気に通読するように勧められましたが、思想業の妨害を受けて、一つの文章を何度も読み返さなければなりませんでした。特に、第六講の『走火入魔』を読んでいる際、強烈な眠気に襲われて読み進めることができませんでした。諦めかけていた時、教えてくれた女性が『本を読みましたか? 私は読みましたよ』と声をかけてくれました。その言葉に励まされ、一気に『轉法輪』を読み終えることができました。第九講の最後の段落を読み終えた時、涙が止まらなくなりました。私は自分がずっと探し求めていた宝物を見つけたと感じました」
「修煉して数カ月後、私は神韻コールセンターでボランティアを始めました。特に忙しい日には、夫が『君は自分のやるべきことに集中していいよ。夕食は私が作るから』と言ってくれました。それで私は安心して、普段より帰宅が遅くなりました。ある日、家に帰って車を駐車していると、子供たちの大声で泣き叫ぶ声が聞こえてきました。その原因は、夫が子供たちに洗濯物を片付けるよう頼んだところ、誰が先に手伝うかで言い争いになり、夫に叱られて収拾がつかなくなったところでした」
清光さんはさらにこう言った、「その時、私は師父が『轉法輪』の中でおっしゃった法を思い出しました。家に入った瞬間、あなたの夫が突然頭ごなしに怒鳴りつけてきたとしても、あなたがそれを乗り越えることができたなら、その日の修煉は無駄ではなかったと説かれました」
「そこで私は怒りを抑え、平静な心で家族をなだめながら『今すぐご飯を用意します』と言いました。そして台所に入りました。重苦しい雰囲気の中で食事が始まりましたが、夫が口を開いて『食事が終わったら、皆で法を学ぼう』と言ったのです。私たち家族はみな大法の恩恵を受けていますが、四人全員で法を学ぶのはこれが初めてのことでした。夫がその言葉を口にした時、私は本当に驚きました。子どもたちも素直にうなずきました。食事の後、四人でリビングに座り、『論語』から第一講を一段ずつ読み始めました。さらに驚いたのは、勉強が苦手だった息子が、一言一句間違えずに読んだことです。その時の情景は今でも忘れることができません」
「『轉法輪』はまさに宝の書物です。この書物は、私の家庭を円満へと導いてくれただけでなく、私に争いが生じる根本的な原因と自分の執着心を気づかせ、高次元への昇華へと導いて下さいました。これからもさらに熱心に法を学び、しっかり修煉していきたいと思います。師父に感謝いたします。世俗の中で沈んでいた私を拾い上げていただき、修煉の道を歩むよう指導して下さったことに、心から感謝いたします」
音楽家:人生のどん底で真理に出会う
千花さんは音楽家で、1985年に音楽を学ぶためアメリカへ渡り、2022年に日本へ帰国するまでロサンゼルスで生活していた。夫は事業で成功を収め、彼女は20年以上にわたり何不自由なく生活を送っていた。しかし、世の中は何が起こるか分からない。約5年前、二人は突然、全てを失った。それだけでなく、不幸は重なり、その頃千花さんは新型コロナウイルスに感染し、重症化してしまった。心身ともに傷つき、経済的にも苦境に立たされた人生のどん底で、日本の友人が法輪功を紹介してくれた。
千花さんは法輪功のオンラインレッスンに参加した。彼女はこう語った、「長い間、常人の観念に縛られてきたため、大法の理念を受け入れることができず、完全に否定的な態度を取っていました。しかし、今では毎日『轉法輪』を読めるようになりました。これは本当に驚くべきことで、師父(李先生)の導きによるものだと思います。感謝の気持ちでいっぱいです」
また、彼女はこうも言った、「当時の私は、事業に失敗した夫に対して、恨みと軽蔑の気持ちを抱いており、彼に冷たい態度を取っていました。しかし、学法を通じて、不幸はすべては自分の業力によるものであることを知りました。そのおかげで夫への恨みは消えました。私は長年音楽の仕事をしていましたが、名誉や利益への執着心がありました」
「『轉法輪』の中で師父は説かれました、『お金がどれだけあっても、地位がどれだけ高くても、それはせいぜい数十年のもので、生まれるときに持ってくることはできず、死ぬときに持っていくこともできません』」
「この言葉によって、私はその執着心をほぼ手放すことができました。生々世々の輪廻を経て、ついに大法に出会うことができたのです。今生ではしっかり修煉し、精進して円満成就したいと思います」