【明慧日本2025年2月21日】(カナダ=明慧記者)1995年1月、法輪大法(法輪功ともいう)の主要な著作である『轉法輪』が中国で初めて発表された。30年の間に、この本は50の言語に翻訳され、世界中で億を超える人々に読まれている。異なる民族や背景を持つ人々の間で、この本が共鳴を呼ぶ理由は何でしょうか? カナダ・ケベック州の数人の法輪功学習者が、自らの体験を語ってくれた。
94歳の年配者が毎日『轉法輪』を読んでいる
ケベック州ヴィクトリアヴィルの平和祭で法輪功を紹介する94歳のアンリ=ポール・ビネットさん(左)と孫娘 |
アンリ=ポール・ビネットさんは、ケベック州プレシスヴィルに住んでいる。今年94歳になる彼は、『轉法輪』を読むのが好きで、「法輪大法こそが私の元気の秘訣です」と話す。
およそ7、8年前、ビネットさんは初めて『轉法輪』を手にした。幼少期、彼は貧しい大家族の長男として生まれ、家計を助けるために学校に行くのをやめて早くから働かなければなかった。そのため、『轉法輪』を理解するには、一文ずつ二度読まなければならず、彼は数カ月かけてようやく一通り読み終え、家族に「この本は本当に素晴らしい!」と話した。
彼が『轉法輪』を読んだ最初の印象は、「この本は、どうすれば本当の善い人になれるのかを示している」と思った。
ビネットさんの心の中には、かつて工場で働いていた頃の出来事がずっと引っかかっていた。当時、ある同僚の行いがどうしても気に入らなかった。数年後、その同僚と再会した際、ビネットさんは彼を責めた。しかし、『轉法輪』を読んだ後、彼は自分の行いを振り返り、「自分が間違っていた」と気づいた。そして、その元同僚に電話をかけ、謝罪した。相手はとても喜び、2人はお互いにわだかまりを解くことができた。
「これこそが『轉法輪』が私に教えてくれたことです」とビネットさんは言った。「(この本は)心性とは何か、他人とどう接するべきか、そしてどのように人を傷つけずに生きるかを説明してくれました」
以前、ビネットさんはひどい咳に悩まされ、一日中咳き込んでいた。そのせいで常に疲れを感じ、さらに頭痛にも苦しんでいた。彼はかつて氷の上で転倒し、頭蓋骨を負傷しており、医者でも治すことができなかった。しかし、法輪大法を修煉し始めてから、咳と頭痛は完全になくなり、明らかに活力が増していた。
「『轉法輪』を読み、功法を実践すると、私のエネルギーレベルが上がるのを感じます」と話す、もうすぐ100歳を迎えるビネットさんは、「これが私の活力を維持する助けになっています」と話した。
毎週、ビネットさんは数人の古い友人とレストランで食事をしている。ある時、友人が彼に尋ねた。「あなたは私たちの中で一番年上なのに、私たちよりも元気で、状態も良いです。何か秘訣がありますか?」と聞いた。ビネットさんは「その秘訣は法輪大法です」と答えた。
今、彼は毎晩電話で孫娘と一緒に『轉法輪』を読んでいる。彼は『轉法輪』を読むのが好きだと言っている。この本は彼の心を静めてくれるという。また、彼は読むスピードが速くなり、記憶力も向上したと感じている。
会社の執行秘書:「この本は私に生活の意義を見つけさせてくれました」
会社で執行秘書を務めるルース・コリンズさん |
ルース・コリンズさんはある会社で執行秘書を務めており、2008年の秋に法輪大法の修煉を始めた。最初の2年間、彼女はこれが太極拳やヨガと同じように、ただ動作を練れば良いものだと思っていたため、『轉法輪』を2ページ読んだだけで本を置いた。
彼女は『轉法輪』が他の書籍とは異なることに気づいた。以前、彼女は何冊かの精神修養の本を読んだことがあったが、理解できずに諦めていた。しかし、『轉法輪』はとても直截的で分かりやすかったという。学び続ける中で、彼女は精神的に高められ、身体を浄化され、導いてくれる先生を見つけたことを実感した。
コリンズさんは、以前の自分の生活は表面上は全て順調で、いつも笑顔を絶やさず、人との関係も良好でしたが、心の中では空虚さを感じ、生きる意義がないと思っていたという。『轉法輪』を学び始めてから、彼女は積極的になり、内面が次第に穏やかで清らかになり、法輪大法への信仰も心に深く根付いていた。「10年以上の間、『轉法輪』と真、善、忍の原則が私の毎日を導いています」と彼女は言った。
コリンズさんは人々にこの本を一度読んでほしいと願っている。「この本は、あなたが生命の意義をより良く理解し、困難を乗り越え、精神的な境地を高め、より平和な生活を送るための助けになるでしょう」と彼女は話した。
不動産仲介業者:「本の中の道理が私の心を晴れやかにしてくれました」
不動産仲介業者の楊(ヤン)さん |
不動産仲介業者の楊(ヤン)さんは、2005年の秋のある日、仏教寺院を探すために3~4時間も車を走らせた。その夜、ボストンの大学時代の同級生とこのことについて話していたところ、同級生が彼女に法輪大法の本を読んでみるよう勧めた。彼女は少し疑問に思い、「政府は良くないと言っているのでは?」と尋ねたが、「自分で読んで判断してみたら?」と言われた。
2日後の夜、彼女は法輪大法の公式サイトにアクセスし、『轉法輪』を読み始めた。目次を見た瞬間、強く惹きつけられ、そのまま一気に徹夜で読破した。以前、彼女は他の気功関連の書籍も読んだことがあり、例えば「天目」や「大周天」といった概念については、どれも回りくどく説明されており、明確には理解できなかった。しかし、『轉法輪』は違っていた。一見シンプルな言葉で書かれているものの、一字一句が明確で、とても分かりやすいという。
楊さんは「修煉を始める前は、個人的な損得にこだわり、得ることも失うことも気にしすぎて、不公平だと感じたり、しばしば憂鬱になったりしていた。でも、『轉法輪』を学んだ後、心がぱっと開けた。例えば、人はなぜ魔難に直面するのか、なぜ病気になるのか、なぜ功を練っても病気が治らないのか――こうした道理が本の中にとても明確に説かれているのです」と話した。
彼女は続けて「本当に真・善・忍に符合した時、物事が変わっていきます。この本は、私の心身に本当の恩恵をもたらしてくれました。他人を理解できるようになったことで、生活の中のさまざまな対立が減り、私自身も穏やかで幸福になり、体もより健康になりました。これは相互に作用しているのです。本当に本の中に書かれている通りで、『一歩引き下がれば世界が広々と開ける』という言葉を実感しています」と語った。
修煉を始めて20年、彼女は一度も注射や薬を使わず、風邪さえほとんど引かなくなった。出産後に残った腰や股関節の痛みは、修煉前は整体や矯正治療に頼っていたが、それがとても痛くて辛かった。しかし、修煉を始めてからは一度も病院に行くことなく、坐禅や功法を行う中で、腰椎や骨盤、頸椎の骨が自然に調整されていくのを感じた。それはとても不思議な体験だったという。
「これはまさに宝の本です。心を落ち着けて学法すると、読むたびに新たな気づきがあります」と話す彼女は、「友人の勧めに従って『轉法輪』を読んで本当に良かったと思っています。心を開いて学べば、あらゆる面での恩恵を受けることができます。その素晴らしさは、言葉では到底言い尽くせません」と話した。