文/中国の大法弟子
【明慧日本2025年4月21日】ある政府機関の課長が私にこう話してくれました。「近所に身体障害者で法輪功を修煉している人がいて、公安の人たちがよく家に来て嫌がらせをしていたんです。私は見ていて本当に耐えられなかったので、公安の人に『彼はただ健康になりたくて煉功しているだけでしょう? 身体障害者の方に対してそんなにしつこく嫌がらせして、何の意味があるんですか?』と言いました。そして、『もし彼が何か違法なことをしたら、私が責任を持つので、私に言ってください』とも言いました。すると、公安の人たちはそれを黙認しました。その後は、もう彼らが家に来ることはなくなりました」
私はそれを聞いて、「本当に課長さんは素晴らしいです。七十歳を過ぎていらっしゃるのに、まるで五十代のように見えます。髪は黒々としていて、顔色も紅くてしわも少なく、身体もとても健康そうですね。これは、法輪功を善意で扱ったことで福報(幸運)を受けたからなんですね!」と言いました。すると彼はとても嬉しそうに笑っていました。
また、ある政府機関の職員の方がこう言っていました。「私はずっと市政府のデータ情報センターで働いていますが、職場の雰囲気はとても緊張感があります。同僚同士でもほとんど話さず、みんな口をつぐんで秘密を守り、互いに警戒し、慎重に自分を守っているような状態で、精神的に非常に抑圧されています」。また、「政府の功績や過ち、喜びや憂いをどう表現するか、どう操作するか、その真偽の度合いなど、みんな内心では分かっていても、口には出せず、言う勇気もないのです」とも言っていました。そして、「私は時々“ファイアウォールを越えて(※中国のインターネット規制を回避して)、法輪功について多少は理解しています」とも話してくれました。その日、私が彼に真相を話していた時、彼の奥さんもそばで聞いていて、最終的に夫婦そろって「三退」を喜んで行いました。
中共体制内の人々の中でも、いわゆる「エリート」層は社会の運営を担っている人々です。体制内の部門や職種はさまざまですが、彼らは「政治的視点から問題を見る」ことに慣れており、体制内で受ける「党文化」の影響はより深刻で、注ぎ込まれる嘘もより多くなっています。長年固定化された体制環境やリーダーシップの仕事のやり方によって、さまざまな程度の「官僚的な態度(官態)」が自然に形成されます。そうした人たちに真相を伝えるために、私はより全面的で充実した、そしてより的を絞った内容の準備を心がけています。体制内の人々が進んで耳を傾け、受け入れられるようにするためです。その内容は主に以下の十の面に整理できます。
(1)大法の簡単な紹介
法輪大法は佛家の上乗の高徳修煉法であり、「真・善・忍」は人の善悪を測る唯一の基準である(『轉法輪』より)とされ、これは世界的にも認められた普遍的価値観です。
(2)江沢民と中共が結託して法輪功を迫害した残酷さと、それが中国と世界に及ぼした災難的な結果
(3)重大な事件の真相
たとえば「4.25事件(中南海請願)」、「天安門焼身自殺偽事件」、「1400件の虚偽事案」などの真実。
(4)法輪功の修煉と書籍・資料の所有は中国において常に憲法上合法であり、修煉と大法の広がりは国と国民に百の益あり一つの害もなし。法輪功修煉者が人々に真実を伝えるのは慈悲と善意の表れであり、中共の迫害は憲法違反であり法律違反であり、天に逆らい道理に反し、人神共に怒るものです。
(5)法輪功とその修煉者は政治に関与せず、国内外のいかなる勢力とも無関係である
名利や情欲を軽んじ、良い人、さらに良い人になろうと努力し、修煉の目的は本来の自分に立ち返ること(返本帰真)にあります。
(6)世界中での法輪大法の広まりと、その高い評価・数々の表彰の実情
(7)中共の「偽・悪・闘」というならず者的な本質と邪悪なカルト性、専制独裁、暴力、嘘による統治という邪悪性。社会の腐敗、異常な天象、善悪の分別。善念を守り、邪悪から距離を置くことが大切です。
(8)歴史上、佛法を迫害した者が天罰を受けた事例、現代における法輪功迫害に関しても、悪事には報いがあり、善行には福がもたらされるという典型的な事例があります。
(9)災難から逃れ、平安を保つ「妙方」
古代の預言、「蔵字石」、書籍『九評共産党』と脱中共の大ブーム、「天が中共を滅ぼす」とは天意であり、人類は劫難に直面しており、それを乗り越え命を守るには、「三退」と「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と認識することが唯一の道です。
(10)中国国内の人々が関心を持ち、国内では知ることができない時事の重大事件について、真実を伝えるメディアの報道を参考にして、対話や交流がしやすいように準備します。
真相を伝える中で、私は常に「善を勧め、その人のためになるように」という慈悲心を抱きながら、師父の慈悲なる加持をお願いし、穏やかな気持ちで語り、善意を持って勧め、同時に相手を尊重し、相手の気持ちや考えを辛抱強く耳を傾けるようにしています。
やり取りの中では、冷静かつ理性的に、争わず論じ合わず、相手の否定的な考えには触れないようにしています。大法とその迫害に関する基本的な真相を明確に伝えることを前提としつつ、相手の立場や職業、場所の環境、時間の余裕の有無などに応じて、伝える内容を取捨選択し、詳しさや深さに緩急をつけて話すようにしています。これにより、とても良い結果が得られました。彼らは皆、真相を受け入れ、理解し、とても喜んで偽名や本名で中共の邪悪な党・共青団・少先隊から脱退し、中には大法の修煉の道に進んだ人もいます。
(続き)