米ラスベガスで「4.25」記念 一連の活動を開催
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 【明慧日本2025年4月29日】「4.25平和陳情」26周年を記念して、アメリカ・ラスベガスの一部の法輪功学習者(以下、学習者)は4月19日、世界的に有名なラスベガス・ストリップで煉功や集会などの一連の活動を行った。彼らは、中共による法輪功への残酷な迫害を非難し、迫害によって命を奪われた学習者を追悼した。 

 1999年4月25日、1万人以上の学習者が自発的に北京の中南海近くにある国務院信訪弁公室(陳情受付部署)を訪れ、合法的な修煉環境を求めた。しかし、この平和的な陳情活動は、中共によって「中南海を包囲した」と歪曲され、その口実のもと、同年7月に全国規模で学習者への全面的な迫害が開始した。この迫害は現在も続いている。

'图1~2:二零二五年四月十九日,美国拉斯维加斯部份法轮功学员在世界著名的拉斯维加斯赌场大道举办集体炼功。'

4月19日、ラスベガス・ストリップで煉功する学習者

'图3~10:游客驻足签名支持法轮功学员反迫害。'

4月19日、ラスベガス・ストリップでの活動で署名する人々

 元北京の高校教師「私は『4.25』平和陳情の証人です」

 当時を振り返ると、26年が経った今でも、「4.25」の記憶は王さんの心に鮮明に残っているという。学習者の王さんは、1998年夏に法輪功の修煉を始めた当時、北京のある高校で教員をしていた。「その頃、私は3年生の担任をしていて、学生を地方へ創作実習に連れて行く予定でした。4月25日、列車の切符を買いに北京駅へ行きました」と話した。

 「この日の午前、私は家を出て裏通りを通り抜けながら、住民がざわつきながら『一体何が起きたんだ?』と互いに探り合っているのを耳にしました。『どうして突然、こんなにたくさんの人が現れたんだ?』」と話す王さんは、当時を振り返った。「府右街に着くと、西側にはすでに全国各地から集まった学習者がぎっしりと並んでいました。南北を見渡しても、端が見えないほどでした。『1万人の陳情』と言われていますが、実際には数万人はいたと思います。それに、さらに続々と人が集まってきていました。府右街の人の波が飽和状態になると、人々は西単商業街方向のいくつかの裏通り、例えば霊境裏通りや力学裏通りなどへも広がっていきました」

 「私は自転車に乗って北へ向かい、府右街の北側にある文津街まで行きましたが、そこもまた人々でぎっしりと埋め尽くされ、北海公園の南門まで続いていました。それから引き返して府右街全体を見渡しながら西長安街に出ると、通りの入口から人々が広がり、西へ向かって電報ビル前までも陳情に来た人たちでいっぱいになっていました」

 「これほど多くの人々の集まりにもかかわらず、私が驚いたのは、通り全体が秩序正しく保たれていたことでした。車両は通常通り通行し、住民も普段通りに外出していて、まったく影響はありませんでした。スローガンや叫び声もなく、騒々しさもありませんでした。ただ静かに立っているだけで、法輪功学習者の中には『轉法輪』を手にして静かに学んでいる人もいました。本来は秩序を維持するために配置されていた警察官たちも、特にすることがなく、リラックスして談笑していました。現場は平静で穏やかさに満ちた雰囲気で、互いに顔見知りではないが、皆共通の願いを持っており、それは『法輪大法のために公正な声を上げたい』ということでした」

 「このことは、4.25を実際に体験したある法輪功学習者が描いた絵画『1999年4月25日』を思い出させます。その絵画に描かれている情景は、まさにこの歴史的な出来事を生き生きと再現しているのです」「その夜、家で同修たちと集まって法を学んでいた時、陳情の様子を交流する人もいれば、これからまた参加しに行きたいと話す学習者もいました。しかしすぐに、陳情の要求が円満に解決されたという知らせが届き、人々は徐々に解散していったのです。あれほど大勢の人たちが一日で撤収した後、現場にはゴミ一つ残っておらず、きれいに片付いていました」

 「法輪功学習者が『4.25』全体の出来事の中で示した高い自律心と道徳的な品格は、人々の心を善に導く法輪功の強大な影響力を体現し、人々を感動させました。そして、4月25日というごく普通の日が特別な意味を持つようになり、世界が法輪功を知るための重要な歴史的節目となったのです」

 観光客は中共を非難 反迫害を支持

 ある若い女性が署名用紙にサインした。彼女は「私は歴史にとても興味があり、大学での学びを通じて共産主義の邪悪さを理解しました。あなたたちを支持します」と話した。そして、「この情報を広めて、もっと多くの人に真実を知ってもらいます」とも話した。

 また若い男性は、法輪功への迫害の事実を知り、友人たちと一緒に署名用紙にサインした。彼らは、学習者がアメリカでは自由に修煉できるのに、中国では迫害され、さらにひどい目にも遭っていることを知り、衝撃を受けた。学習者は彼らにこう伝えた。「私たちは毎年『4.25』の活動を開催しています。いつか中国が信仰の自由を持つ国になり、私たちが自由に修煉できる環境が実現することを願っています」。すると彼らは口々に「ただ功法を練習したり、坐禅して瞑想するというだけのシンプルなことさえ、中共は許さず迫害するなんて信じられない。こんなことは絶対に容認できない」と話した。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/22/492867.html
 
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