（明慧日本）2009年4月24日、カナダ・トロントで数百人の法輪功修煉者及び支持者たちが中国領事館の前で、10年前の「4.25」を記念する活動を行った。カナダ連邦議会のConsiglio DiNino上院議員、中国人権ネット主席、アムネスティ・インターナショナルの世話人Michael Craigさん、弁護士のJoel Etienneさんが集会に出席した。

　法輪大法カナダでのスポークスマンJoel Chipkarさんは「今日、我々は10年前の法輪功修煉者が中南海で行った、平和的で理性的な陳情活動を記念します。数え切れないほどの法輪功修煉者が信仰のために支払った巨額な代価を忘れてはなりません」

　「3200人以上の法輪功修煉者が迫害されて死亡し、数十万人が未だに拘禁されています。」

　「迫害が停止するまで、我々は引き続きここで中共の法輪功への迫害に抗議します」と、Chipkarさんは語った。

　カナダの政界要人が出席

　連邦議会のConsiglio DiNino上院議員は「法輪功修煉者は『真・善・忍』を追求し、平和と友好のうちに求めるものは基本的な人権と自由です。誰も暴力を好きではないでしょう。法輪功修煉者の平和的な抗議方式を、まさにカナダ人は称賛するべきで、まさに人々の異なる意見を表す方法です。私はここで中国や中国人を批判するわけではなく、法輪功修煉者たちを迫害しないように中国政府に呼びかけます。偉大な国として、経済の成功だけでなく、すべての人を尊敬し、すべての人の活動を容認すべきです」と語った。

　弁護士のJoel Etienneさんは、2000年から法輪功修煉者と接触し始めてから、法輪功修煉者たちの素晴らしさを自分の目を通して証言できるという。

　「我々弁護士や政治家や政策研究者たちは、法輪功修煉者との接触を通して、法輪功の『真・善・忍』に影響されました。法輪功の影響で、我々は良くなり、カナダの民主も良くなりました。我々は法輪功の価値観を受け入れたため、良い人間にもなりました。私は中国政府に言ったことがありますが、カナダは法輪功のお陰で良くなり、中国政府も法輪功を受け入れて改善すべきです。」と、Joel Etienneさんは発言した。

　中国人権ネット主席、アムネスティ・インターナショナル世話人のMichael Craigさんは「アムネスティーは10年間ずっと法輪功が迫害されている事件を追跡し、取材して公表しています。中国政府が『真・善・忍』を信仰する法輪功を敵として扱う必要は全然ありません。法輪功は政府の敵ではなく、法輪功が反対しているのは迫害に対してです。もし中国政府がこれらの迫害を停止しなければ、中国政府は永遠に国際社会から尊敬されません」

　張玉敏さんの「4.25」当日の思い出

　1999年に定年退職した張さんは、4.25の当日の状況を思い出した。

　「1999年4月24日に、私は陳情することを聞き、翌朝、国務院の陳情弁公室に向かいました。道が分からなかったため、政府の人に案内してもらって、現地に着きました。現場には警察が多く、ほぼ3メートルごとに1人の警官がいました。初め警官の態度はとても厳しくて怖かったのですが、修煉者たちと話し合ってから態度は変わり、和やかな雰囲気になりました。警官の話によると、彼らは外地から派遣されてきたので、ここで何が起こったのかがわからないというのです。」

　「その日のことをはっきりと覚えています。その後に起きた弾圧は全く予想できませんでした。政府が承諾したことはまったくの嘘です」と張さんは語った。

　黄さんは自ら受けた迫害を証言

　去年、中国からトロントに来た黄さんは、法輪功の修煉を続けたため、4回連行され、3回拘禁されたことがある。中国の留置場で、黄さんは奴隷のように働かされ、しかも時々警官や受刑者から虐待を受けていた。

　「4回目に連行された後、私は断食して抗議しました。警官は24時間私の両手を背中に引っ張って縛り、手錠は肉の中に深く入りこみました。数日後、手や腕は3倍ぐらいに腫れ、非常に辛かったです。それだけではなく、私を廊下に縛り、上半身と下半身を90度に曲げ、両腕をあげ、動けない姿勢にさせました。このような刑罰をいつも半日ぐらい続け、放された時、虚脱しそうになり、歩けず、常に引っ張られてから現場を離れました」

　「中国政府は直ちに法輪功への弾圧を停止すべきで、すべての法輪功修煉者を無条件で釈放すべきです」と呼びかけた。