ヒューストン:法輪功修煉者は「4.25」を記念し、真相を伝え虚言を暴く(写真)
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(明慧日本)1999年4月25日、1万人に上る法輪功修煉者が北京にある国務院(日本の総理府に当たる)信訪弁(陳情受付担当)に集まり、良好な修煉環境を求め、平和的且つ理性的に陳情した。陳情期間中は大いなる善、大いなる忍、平和的、理性的で、純粋な道徳規範をもって陳情したため、国内外の注目を集めた。その時から「4.25」は10周年を迎えた。米国ヒューストンの法輪功修煉者は中国領事館の前で請願を行い、10年前の偉大な壮挙を記念し、且つこの10年来の中共による法輪功に対する迫害を非難した。

ヒューストン中国領事館の前で法輪功修煉者が「4.25」を記念し請願活動を行う

法輪功修煉者・郭さんが声明文を読み上げる

  *中国領事館の前で真相を伝え

  2009年4月24日午後1時、ヒューストンの法輪功修煉者が中国領事館の前に集まった。領事館の前にはビザを取得するため、長蛇の列が出来ていた。その中には中国人が多くいた。法輪功修煉者は彼等に真相資料を手渡し、「法輪大法」、「真・善・忍」、「勇気のある長城」、「S、O、S」、「法輪功の迫害を中止させよう」などの横断幕を掲げた。修煉者は次々と、当時天津で起きた「不法連行」事件に対して1万人以上の修煉者が北京へ陳情に行った事実を伝えた。又この10年来の迫害の中で、平和的、且つ理性的に反迫害活動を行った過程を説明し、『共産党に対する九つの論評』についての録音も放送した。これらの活動は領事館近辺の人々、また通行中の人々に注目された。

  *4.25」を回顧する 

  中国から来た1人の修煉者は、1999年9月に母親から天津で起きた修煉者連行事件について聞いた経緯を次のように話した。

  1999年4月11日、何祚シウが天津教育学院の中にある某雑誌に法輪功を誹謗中傷、攻撃する文章を発表した。このことを知った天津の法輪功修煉者が、それら関係先に事実を明確に知らせる必要があると考え、まず、雑誌社の編集部にこの記事の悪劣性と影響を説明し、訂正するように交渉しようと考えた。そのために、4月18〜24日に、一部の修煉者が天津教育学院雑誌社とその関係先に向かった。母はこの情報を聞いて23〜24日の2日間参加した。しかし、考えもしなかった事態が起きた。それは中共がこの機会を利用して修煉者を連行し始めたのである。 

  私の母親は1994年3月に、李洪志先生の天津における第2回目の法輪功講習会に参加したことがあり、後に法輪功は天津で広く知られるようになって、修煉者も急速に増えた。私は1997年に母に連れられ、小さな公園に行ったが、公園は溢れんばかりに数百人の人々が煉功していて、とても壮観で、非常に感激したのを覚えている。その後、母は私をあちこちの煉功場へ連れて行った。当時は街角や路地の至るところで煉功する人がいたのである。

  天津公安局(警察)は武装警察を動員し、法輪功修煉者に対し暴力を振るったため、修煉者の多くは頭から流血し、45人が連行された。この後、公安局に対し連行された修煉者を釈放するよう求めたところ、天津公安局は北京に行かなければ、問題の解決にならないと言い、北京行きを勧めた。このため、天津での法輪功に対する迫害事件を知った法輪功修煉者が、中央政府に解決を求め、信頼と期待を持って各地から北京に訪れたのである。

  もう1人の法輪功修煉者・海倫さん(女性)は、取材に応じ、10年前のことを次のように述べた。当時私は天津大学の4回生で卒業が近かったが、1999年の春に科学者を自称しているものの、実際は科学のことは何も分かっていない何祚シウが、天津某雑誌に法輪功を誹謗中傷し攻撃する悪意をもった文章を掲載した。この文章を読んだ私の学友達は、自分達の実体験から見ても事実に反すると判断し、10数人の学友がそれぞれ法輪功を修煉してから受益したことを書き、抗議の言葉は何も書き入れずに雑誌社宛に送った。

  中共に掌握されている媒体からも法輪功に対する批判を展開され、公安が煉功を妨害し始め、私としてはこの不公平な現状を回復させなければならないとの思いから、4月23日に某雑誌社に行った。某雑誌社に到着したとき、多くの修煉者がすでに集り、彼等は冷静に立っていた人もいれば、地面に座っていた人もいた。数人の代表者が某雑誌社の責任者と長時間にわたり話し合いをしたが、晩になっても依然として結果が出なかった。私は数人の学友と一緒に学校に戻り、天津市内に実家のある学友は結果が出るのを待つため、そのまま残った。翌日1人の学友が学校に来て言うには、昨日公安局が大勢の武装警察を使って武力行使し、一部の修煉者が無理矢理に連行されたとのことである。ある修煉者は足を組んだままバスに投げ込まれた。別の学友の家族が目撃したところでは、警官がスタンガンを使い連行された法輪功修煉者を電撃していたとのことである。この後、25日に北京の中南海にある国務院と信訪弁に陳情するため、全国から修煉者が集まり始めた。 

  こうした経緯の後、学科事務局からどんな用件かも言わずに、副学長に会うようにとの連絡があり、副学長のところに面会に行ったところ、某雑誌社に送りつけた文章を返却され、学校でこのことを処分するように依頼があったと言われた。そして、この学校での法輪功修煉者の名前をすべて書くように強制されたが、私は迷いもなく断った。副学長は怒りながら引き出しから書類を取り出し、指を指しながら、「国が貴方達を監視するよう、又は調査するようにとの命令が来ている。貴方達はこのことを知っているか?」と言い、怒りが収まらない副学長は私を部屋から追い出した。数日後、法輪功修煉者を世話していた事務の叔母ちゃんが解雇された。解雇する前に学校の責任者に呼ばれ、仕事と党員の身分を選ぶか、それとも法輪功の煉功を選ぶかを問い詰められ、叔母ちゃんは自分にとって両方とも必要だと述べたため、解雇されたのである。

  海倫さんが最後に強調したのは、中共が虚言を持って宣伝したため、北京に集まったのは、反国家、反政府活動で、政治に参与しようとしているのではないかと多くの人が思っているようであるが、そうではなく、これは平和的な陳情活動であり、中国公民が基本的な権利を行使し、人権と生存権利を守るためのものである。西側諸国では当たり前のことであり、中国だけが違法行為と見なしている。最後に中国人にお願いしたいのは、自分の観念を変え、積極的に真実を知り、中共の虚言に騙されないようになってほしいとの事であった。 

  *中共の虚言を突き破る 

  法輪功修煉者の藩さんは発言の中で、中共の虚言によって騙されている人達が多く存在していることについて言及した。10年前1万人超える法輪功修煉者が合法的な煉功環境を求め、天から授かった基本的な信仰の自由を維持するため、自発的に北京に集まった。これが国内外を震撼させた「4.25平和的大陳情」であった。これは言い換えれば、中共が法輪功を弾圧するために巡らせた陰謀による陳情と言える。しかし、残念ながら法輪功修煉者の大いなる善、大いなる忍の高尚なる行動により平和的に幕を閉じたので、結局中共の陰謀が失敗しただけでなく、修煉者の高尚なる精神と境地を示し、法輪功の偉大さを示したのである。

  藩さんが言うには、「4.25」以後、この10年の間に迫害制止を求める中で、人々は正と邪、善と悪について少なからぬ心霊の中で戦い続け、自分の世界観が変わったに違いなく、ここで「4.25」を回顧するのは、虚言によって騙されている人々が再び真実を知って欲しいからであり、そのためにも、以下のことを明確にする必要ある。 

  一、中共は虚言をもって法輪功を攻撃している 

  中共は当初から法輪功修煉者が中南海を囲み攻撃したと虚言を弄している。中南海を攻撃したいのはどちらなのか? それはまさに中共なのである。人々が承知しているように、国家警察が陳情に訪れた法輪功修煉者を中南海の周りを囲むように誘導し、法輪功を陥れようとした。これも江沢民と羅幹のごろつき集団が待ち望んでいたことであり、なぜならば弾圧するための絶好の口実だと思っていたからである。しかしながら法輪功修煉者は慈悲に満ちた態度で平和的に陳情したため、中共の計画は根本から崩れ、羅幹を中心に計画した「法輪功が中南海を攻撃した」との陰謀は失敗の内に幕を閉じたのである。 

  二、ある人は「4.25」の陳情がなければ、中共の弾圧もないと言っている

  「4.25」の陳情がなくでも、中共は別の口実をもって迫害を行うに違いない。なぜならば、中共は弾圧を決めた以上、どんな手段を用いても実行に移すからで、それが中共の本質だからである。陳情は憲法に定められた国民の権利であり、決して迫害の対象では無いと言える。どこに陳情したのかが問題ではないはずである。 

 「4.25」は法輪功修煉者の道徳と慈悲を世界に知らせ、殴られても、殴り返さず、罵られても、仕返さないのが私達の基になっており、このような高尚な道徳をもつ人達が、国にもたらすものは何でしょうか? それは執政者に安定をもたらすのでは無いでしょうか? なのに、このような人達を弾圧する政府は理解を得られるのでしょうか? だから、この迫害は止めるべきである。 

  「4.25」の陳情について、政府に何らかの脅威を感じさせることもなく、1万人に上る人々はスローガンも過激的な行動もなく、慈悲に満ち且つ冷静に立っていた。しかも、静かな内に集まり、静かなうちに解散したのである。世界の歴史を見ていてもこのような人達を迫害した政府は居たのでしょうか? 無いはずなのである。さらに私達は中共の政権に対して、全く興味を持っていないことをはっきりとさせなければならない。そして、「4.25」によって法輪功は国際舞台に立たされ、迅速に世界に広まっていった。その一方で、中共政府の邪悪な本質を世界に暴露したのである。 

  法輪功修煉者の李さんは、海外に於いても法輪功修煉者が中共の領事館の前で行う反迫害活動は同じく平和的で、海外の人々の支持を受けていると指摘した。2001年ころから、毎日領事館の前で、仕事の帰りに学校の制服を着ている娘を連れて迫害の真相を伝えたところ、多くの人が迫害の理由について詳しく聞こうとしていた。この数年来、風の日も、雨の日も休まず通い続けていた。娘はそれで縁を結び法輪功を修煉し始めたとの事である。 

  10年前の「4.25」から10年経った現在の4月25日まで、法輪功修煉者は常に「真・善・忍」に基づいて、迫害の真相を伝え平和で理性的な風格はいたるところに見られ、人々の心を感激させている。

 
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/4/25/199656.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/4/26/106822.html)     更新日:2011年12月8日
 
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