（明慧日本）日本の法輪功修煉者は2009年4月25日昼、横浜のチャイナタウンでパレードと集会を行い、4.25が10周年を迎えるに際して、中共の法輪功に対する10年間に及ぶ迫害を制止するように呼びかけた。一部の在日民主活動家も集会に参加し、4.25における法輪功修煉者の平和的陳情のすばらしさと中共による法輪功への迫害を強く非難した。

　4月25日、日本は普遍的に雨の日となり、横浜も朝からずっと雨が降り続けていた。法輪功修煉者は雨が降る中で集会を始めた。日本法輪大法学会の王さんは、10年前の4.25の平和陳情の状況及び中国共産党の法輪功修煉者への10年にわたる迫害を紹介し、さらに人々に対して、真相を知り、迫害を早く終わらせるように呼びかけた。

　法輪功修煉者・解運華さんはその5人の親族が法輪功を修煉することが理由で受けた迫害について紹介した。そのうち日本で留学したことのある弟である解運歓さんは北京で陳情したことを理由として当局に不法に拘束され、虐待を受けた。2002年8月15日、鶏西市鶏冠区裁判所は被告人に弁護人がいない中、かつ被告人の家族に裁判の傍聴について通知もなく、ただ1400枚の法輪功真相資料の作成および法会に参加したことを理由として、解さんに対して10年の実刑判決を言い渡した。

　法輪功修煉者・李ナさんは集会で、「4.25事件は法輪功修煉者のすばらしさを中国人に見せることで、黙々と平和的に活動を行なった法輪功修煉者が世界中から注目される的となり、これを機に法輪大法の修煉を始める人もいました。十年の間、法輪功修煉者は迫害を制止するため努力し続け、早くこの残酷な迫害を終わらせるよう努力し続けてきました。今日、私達は雨の中でこの十年間を振り返ってみると、すべての法輪功修煉者たちは自分達がどのように歩んできたのか、忘れることはないでしょう。迫害が十年間続いたことは人類の恥です。各国政府に対して、早くこの十年間も続いている迫害を終わらせるよう呼びかけます」と述べた。

　日本で民主活動家として活躍する一級建築士の夏一凡氏は、「4.25で陳情する人が多かったことを理由としてのみならず、これは中国において初めて、信仰の権利を守るための大規模にわたる陳情となります。私から見ると、十年後の今日、4.25は依然として権利を求めるための活動の最高の境地に位置しています。4.25は平和的な方法を通して、この崇高な目的を達成しようとしたのです。事実上、まさに法輪功による4.25は今日まで迫害制止を求める壮絶な幕開けとなりました」と述べた。

　法輪功迫害真相調査連盟（CIPFG）アジア調査団副団長で、人権活動家の安東幹氏、民主活動家の王戴氏、王天増氏も集会で発言した。

　かつて、4.25平和陳情に活動したことのある法輪功修煉者・王さんは次のように述べた。「中共の報道によると、陳情は中国の中南海を攻撃したとしているが、実はそれは中共の陰謀に違いありません。法輪功修煉者たちは常に秩序を守っていました。警官の指示通りに動き、たくさんの警官によって囲まれていました。2、3メートルごとに警官が配置され、さらにたくさんの私服警官もいました。ですから、4.25は中南海を攻撃したというのは全くの嘘です。中共は事前に警官を配置していたのです」..

　午後2時、雨の中で法輪功修煉者は横浜市内で2時間パレードを行なった。パレードは天国楽団が先導し、修煉者たちは「中共を解体し、迫害を終わらせる」、「法輪大法はすばらしい」と書いた横断幕を掲げた。さらに拡声器を通して、法輪功とは何か、中共から受けている迫害を説明した。この雨の中で行なわれたパレードは人々の注目を集めた。雨の中での天国楽団の演奏は、さらに感動的であった。

　往来する人々の中に、法輪功についてあまり知らない人が、法輪功の真相を知るようになってから、中共に対する憤りを現した。「人は皆、信仰の自由があります。なぜ法輪功を修煉したら、迫害を受け、命を奪われるのでしょうか」と、中共だけがこのような残酷なことができると嘆いた。中国大陸からの観光客は、ビデオ撮影をし、中国国内ではこの情況を見たことがないと話した。