スウェーデンの法輪功修煉者が「4.25」を偲ぶ(二)
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文/スウェーデンの大法弟子

(明慧日本)

  三、法輪功修煉への放棄の強要は人々の試練となった

  私は「4.25」平和陳情に行きましたが、法輪功修煉を放棄しないため、7月20日から彼らが重点的に監視し抑制する対象になりました。陳情に行く道がなく申し立てもない中で、2000年8月に私は再び天安門へ行きました。しかし何も言いださないうちに天安門派出所に強制連行され、鉄籠の中で1日拘禁された後、職場の部門に連れもどされ、監視され始めました。派出所と住民委員会はいつも私の電話を監視して抑制し、私を追跡しました。部門の中でも私を異類に扱って、絶えず呼び出しました。当時部門の中にリストラの制度があって、私もその条件に合っていました。しかし申請を提出すると、何の理由もなく否決されました。

  私は法輪功の恩恵を受けたので、虚言は一時的なものであることを熟知しています。しかし中国共産党のまき散らした虚言は私の想像を上回っていました。特に中国共産党が2001年1月23日に「天安門焼身自殺」の醜い事件を捏造したことは、実に私を驚かせました。その日の朝、私が出勤すると直ちに部門の上司に呼ばれ「今日午前10時から天安門地区は全面的に戒厳令を始めたので、あなたはこの数日間どこへも行くことができない。特に天安門に行くことはできません」と話しました。

  後で「天安門焼身自殺」事件が浮上し、私はすべてが分かりました。見れば分かると思いますが、中央テレビ局の監督した焼身自殺の画像の中の広場ではパトロールカーや警官、消防車、焼身自殺者以外に誰の姿が見られるのですか? 戒厳令を下した広場がどうしてこれらの焼身自殺者の通行を許したのですか? またでっち上げたそれらの焼身自殺のシーンは更に手抜きだらけで、見識のある人は一目で見抜くことができます。

  この事件を通して中国共産党の邪悪がはっきり現れ、更に私の信念を固めました。2001年12月頃、国家企業工作委員会は小湯山で「洗脳班」を開きましたが、私は彼らの手配に協力しませんでした。そのため、半月あまり家を離れていました。帰って来たら党委員会は私を無断欠勤として処置し、給料を差し押さえました。

  何日も経たないうちに、友達は私に「あなたの部門は上部機関から表彰をうけました。あなたはすでに「転向」したと言い、通達の中であなたの部門の上司は李志河氏の転向に関してよくやったと表彰されました」と言いました。私はわけが分かりませんでした。その後私が知ったのは、当時私が迫害を排斥したため「洗脳班」に入らず、突然家を離れて行った後に、彼らは上部機関にうまく復命することができないことを恐れて、党弁公室の王秘書は1人の修煉していない人を捕まえて私の替え玉にして「洗脳班」に入らせました。皆は中国共産党の体制の下で、上から下まで作り事を言うのはすでに慣れているのです。

  そのことについて私は明慧ネットで声明文を発表して、彼らの詐欺を暴きだしました。私は声明文の中で「いかなる人もすべて私の一つ一つの言行を替え玉にすることはできません。大法に不利になるすべてを破棄します」と書きました。

  後に「610弁公室」は私の妻を面倒に巻き込み、仕事と職務について彼女を脅して、彼女に法輪功修煉を放棄するように強要しました。そして彼女を「洗脳班」に入らせ、引き続き迫害するつもりでした。

  一家は、友人の助けで2002年初めにロシアに脱出。

  出て来て間もないうちに私は国内の友達に電話しました。彼らは私に「絶対に二度と戻って来ないでください。貴方達双方の部門はすべて特別査問グループを設立して、人を派遣して至る所で貴方達を捕まえようとしています。警官が24時間貴方達の家の入り口で見張ったり、また親戚や友人の家に行って騒乱したり、子供の学校にまで子供を捕まえに行ったりしました。中国の出入国管理局まで貴方達の出国記録を調べているので、必ず気をつけなければなりません」と言いました。しかたなく私たちはロシアで難民の申請をしました。ところが、中国大使館は真相を知らないロシアの警官を利用して、私に送還の恐怖を経験させました。しかし、幸いなことに国連の難民組織の助けの下で、順調にスウェーデンに脱出することができました。

  四、『九評』は中共の邪悪な正体を暴露し、世の人々は目覚めさせた

  友人は私に「法輪功は『4.25』の平和陳情の中で、総理はすでに態度を表明しました。しかもその時二つの弁公庁も修煉に干渉しないと言う公文書を出しており、どうして3カ月後に江沢民はまた1億余りの善良で罪のない修煉者に対して残虐な迫害を始めたのですか?」と尋ねました。

  私は「これは江沢民の嫉妬心がもたらしたもので、彼は修煉によって昇華した後の修煉者の境界を理解することができず、恐怖を感じたのだと思います。共産党の邪悪な本質が江沢民のような人物を生み、彼は任意に法律を圧倒して、国家機関を利用して法輪功を弾圧したのです。中国共産党は長い間さんざん悪事を働いてきました。ただみんなが彼らにできない事がないとは、思ってもみませんでした。中国共産党のした悪事はすでに極みに達し、軍事と政治システムを駆使して、法輪功修煉者の生体から臓器狩りの蛮行まで行いました」

  「『九評共産党』は徹底的に中国共産党の邪悪な本質を暴露しています。今ますます多くの国内外の華人は中国共産党の本質を知った後、次から次へとかつて加入した中共の党・団・隊の組織から脱退する声明を出しました。多くの人の法輪功に対する態度は疑惑から、支持に替わりました。今たくさんの弁護士が公然と法輪功修煉者のために無罪の弁護をしています。これらのことを見て、人は鼓舞し、私は引き続き自分個人の自らの体験で世の人々に中国共産党の法輪功迫害の真相を伝えて、更に多くの人に1日も早く中国共産党の邪悪な本質を見分けさせます。迫害が停止しない限り、私は停まることなくすべての法輪功修煉者と同様、真相を伝え続けていきます」と答えた。

 (完了)

 
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/4/23/199505.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/4/28/106892.html)     更新日:2011年12月8日
 
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