四川省:国家公務員の夫婦が拷問され 妻は聴力障害に
四川省重慶市に在住の法輪功修煉者・劉之蘭さんは、政府機関の仕事に従事し、汚職、横領などを一切しない模範的な国家公務員だった。しかし、2011年8月3日午前7時40分ごろ、610弁公室の警官らが町で、劉さんを強引に車の中に引きずり込もうとした。その際、周囲にいた人々がこの騒ぎに驚き、警官らの違法性や逮捕の強硬手段を強く非難した。
10月11日朝8時頃、劉さんは通勤途中に、元エンジニアの夫・張全良さんとともに街道弁事所(中国の行政の末端機関)のメンバーに連行されて、行方不明になっている。
劉さんの母親・顧志儀さん(77)は、四川省の模範教師として選ばれたことがある。顧さんは、夫・劉建華さんとともに法輪功を修煉しており、心身ともに恩恵を受けた。
しかし、1999年7.20以降、法輪功に対する弾圧が始まって12年来、劉さん一家は、地元の多数の法輪功修煉者と同様に、中共(中国共産党)当局による嫌がらせ・拘禁・労働教養・拷問などの迫害を受けてきた。2000年に顧さんと張さんは懲役3年を宣告され、2005年に劉さんは労働教養1年の処分を宣告された。
張さんは刑期を終えて出所したが、拘禁中の拷問により聴力を失った。にもかかわらず、2005年12月、再び強制連行され、懲役5年の不当判決を宣告された。
張さんは、2010年12月まで刑務所に拘禁され、長年にわたって残酷に迫害された。そのため、張さんは心身共に極度に衰弱した。
一家の生計の柱である劉さん夫婦が拘禁されてから、半身不随の両親(70代)と、幼い子供は苦境に陥っている。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/10/14/247869.html)
更新日付:2011年10月20日