工場長を留任した後
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文/中国東北地方の大法弟子

 私は1996年に大法と出会い、喜びました。それ以前は身も心も苦痛を感じ、毎日苦痛の中で苦しんでいました。修煉してからは、短い期間にすべての病が不思議にも消失しました。私は「無病で体中が気持ちいい」という状態を本当に実感できました。

 私は本来、ある国営企業で工場長を任されており、現在まもなく60歳になります。長年、省級の労働模範で、先進的な人物だと呼ばれています。名利心が強く、常人の世に迷い込み、生活に疲れ、多くの疾病で具合が悪いがゆえに、仕事に耐えられないという苦痛でダブルの圧力を受け、一度、上級に工場長の仕事を辞めることを申し出たことがありました(同意されませんでした)。後に地元の国営企業が次々に倒産、解体したので、私もまたこの機会に退職して家に帰り、安心して修煉したいと思いました。それなのに、工場の工員が一グループ、また一グループと私のところにやって来て、自分たち工員のために仕事を続けることを私に要求してきたのです。工員たちはほとんど全員が40代で、専門の技能は何もなく、さらに障害者もおり、この工場を辞めて社会の中で生計を立てることは難しいのです。工員たちは泣きながら言いました。「私たちはこんなに長年一緒に仕事をしてきたのですから、あなたの人となりを私たちははっきりと分かっています。あなたは法輪功を修煉していますから私心が少ないのです。あなたと一緒に仕事ができると私たちは信じています。もしあなたがやらないなら、私たちはこの年齢で、これからどうやって生活していけばいいのでしょうか?」これは、私が大法に従って自分に要求しているため、工員たちの認可を得ることができたのだ、ということが私には分かりました。私が代表しているのは大法弟子というイメージだからです。

 同時に上のリーダーも私のところに来て、この工場をそのまま続けるように私に奨励しました。また、関係部門と調整してたくさんのお得な政策と便利な条件を与えてくれました。法輪功を修煉してから、身体と心の状態が抜群になったと私は思いました。仕事上のいろいろな条件がみな備えてあるので、私の修煉の道は新しい仕事環境の中で法を実証して衆生を救い済度することだと私は理解しました。制度を改めた後、私は元の工場に残り続けて理事長の職に就きました。

 私の工場は経済的な環境の影響を受けたために、銀行からの貸付は制限を受け、資金面でとても切迫し、企業の生き残る道と発展に対して直接制約を受けました。私は個人から金を借りて資金繰りを維持するしかありませんでした。今の社会では人の心は推し量り難く、人と人は互いに信用しようとしません。しかし、私の場合は、お金を貸すことを買って出てくれたたくさんの人が、ただ話をしただけですぐに数万であろうと数十万であろうと送ってよこしてくれたのでした。また、保証は何もいらず、抵当もいらないというのです。お金を貸してくれた人たちは、私が法輪功を信仰していることを知っているからこんなに私を信任してくれているんだ、ということが私には分かりました。ですから、私はさらに善い行いをしなければならず、大法の顔をつぶすわけにはいきません。

 私の客は多くが古い得意先で、10数年の付き合いで、私の人柄に対して非常に心を許しています。今まで多くの同業者では、注文がない、あるいは注文が足りない、または工員の給料が上がるなどのために、維持が難しくなり、ある業者は休業し、ある業者は倒産し、ある業者は転向しました。しかし、私の古い得意先は電話をかけてきたり、私の工場に直接来たりして注文していきました。私の工場を高く評価し称賛してくれたのです。そこで、私もこのような関係を活用し、彼らに真相を伝えました。「本来、法輪功とはこんなにいいものだったのですか! 以前、ほかの人が法輪功のことに触れた時、私はいつも回避するか、聞こうとはしませんでした。テレビで流れているような走火入魔を恐れていました。あなたを見て、私たちは法輪功が絶対にいいものだということを信用します。あなたのような人はとてもいい人ですね!」と言う人もいました。

 仕事の関係で、私が科級幹部や処級幹部と接触する時、彼らはこう尋ねます。「あなたはどういう力を信頼して企業を現在まで続けることができたんですか? ただ続けてきただけではなく、あんなによくやっています。私たちはここに来てから、ここの仕事環境はまるで浄土のようだと感じている。このような企業を私たちは支持します。今は経済情勢がとても良くありません。他の工場は生産停止状態に置かれているにもかかわらず、あなたたちは最大効率で生産しています。さらに、数百人が仕事に就くことを解決できています。だから、あなたたちを支持すれば、私たちも功徳を積むことになるでしょう」

 このような例はたくさんあります。真相を聞き終えた後、三退を選び、さらに『転法輪』の本を持って帰って読んでもらった人もいました。私の工場の従業員の多くが真相を知っており、それぞれ中共の組織を引退しました。数年前、迫害の情勢が緊張していた時、警察が工場にやってきて大法弟子をかく乱しましたが、従業員たちは自ら大法の書籍を保管する手助けをし、大法弟子を守りました。従業員たちはよく法輪功の資料を見ていました。ある従業員は大法の経書を読んでいました。また、ある従業員は元々、人を罵ることが好きでしたが、大法が教えている「良い人間になる」ことの道理が分かってから、人を罵らなくなりました。何か事に当たる時も、今までと違った基準によって行えるようになりました。特に、たくさんの人が「大法は素晴らしい」と信じているので、それぞれ異なる程度の大法の恵みを受け、大法の素晴らしさを理解しています。多くの社員が各種の原因で工場を後にしましたが、少ししてから引き返してきました。工場を後にした社員たちは、外のどの仕事環境もここのように清浄ではない、と感じたのです。

 工場に関するこれらすべては、弟子に人を救おうとする心があるのを見て、師父が各方面に下地を作ってくださったからだ、ということが分かりました。それと同時に、私の工場の大法弟子が共同で全体で力を合わせてはじめて、このようなゆとりある環境を作り上げたのです。しかし、自分は精進が不十分です。学法は少しだけで、個人修煉においてたくさんの足りない部分があり、真相を伝えること、人を救うことの力強さははるかにできていません。これから私は師父のお言葉を聞き、たくさん学法し、よく自分を修煉し、さらに多くの人たちを救い済度することを努力しなければなりません。多くの遺恨を残さず、師父の正法の歩みについて行き、師に従って円満成就し、元いた場所に戻らなければなりません。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/12/23/249492.html)     更新日:2012年1月1日
 
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