【明慧日本2012年2月13日】北京市女子労働教養所の第七大隊は、第8、9、10の班をはじめ、倉庫、乾燥室、パソコン室などに法輪功修煉者を拘禁し、拷問を行なっている。それらの場所では施設側から命令された受刑者によって、修煉者を転向させるという目的で、秘密裏に拷問が行われている。同施設では、修煉者への迫害行為を隠蔽し、外部に情報が漏れるのを防ぐため、外部の者はそこへの出入りを一切禁じられ、内部に監禁されている修煉者の出入りも、各種の手段で厳しく管理されている。
第10班、倉庫、乾燥室、パソコン室は3、4度と非常に寒く、さらに施設側は悪意をもって窓を全開し、外からの冷たい風によって修煉者を凍えさせた。法輪功修煉者・焦健さんは寒さの中、拷問で負傷した足の痛みに耐えかねて叫び声をあげ、部屋中に響きわたったという。
法輪功修煉者・張淑芬さんは、同施設の第9班に拘禁され、部屋からは時々、気力のない「法輪大法は素晴らしい」という弱々しい声と、暴行され痛みに耐えかねたうめき声が響いていたという。
徐偉さんは倉庫に監禁されていた間、薄い囚人着のまま厳寒に晒され、毎日の食事は少量のおかゆと漬物しか与えられなかった。
第8班で拘禁された張秀芬さんは、極度に衰弱していたにもかかわらず、重傷を負うまでひどい暴行を受けた。その後、暴行を受けて惨めな姿になった張さんの様子が外部に漏れがないように、施設側は張さんを他の場所へ移した。
迫害を受け続けていた成鈺静さんは、体が皮と骨ばかりに痩せこけ、意識がもうろうとしていたにもかかわらず、さらにある建物の3階に1カ月間、拘禁され、片足が動かなくなるまで拷問された。
同施設では、一般の受刑者に減刑を条件に修煉者を敵視させ、修煉者への迫害に加担させている。受刑者達は減刑など、自らの利益に目がくらみ、結果として修煉者への迫害は一層過酷なものとなった。また看守は、自分の業績を立て、転向率を上げる目的で、実際に拷問や暴行、監視などを行わせた受刑者を、悪人として修煉者に認識させた上で、自らは修煉者への偽善を示し、良い人を装って修煉者に転向を説得する手口を使っている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)