最も大切な呼びかけ(写真)
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  【明慧日本2012年6月1日】世界各地のいろいろな国から7千人以上の法輪功修煉者が集まり、今月12、13日、第13回世界法輪大法デーと法輪功が伝え出されて20周年の祝賀イベントが行われた。歴史が大きく変わろうとしている今この時に、法輪功の真相を理解し、中共による法輪功への迫害を共に制止しようと呼びかけた。

 カナダから参加したジェーソン・ロフタスさんは10年前、中共が法輪功への迫害を始めたとき、大学生だった彼は法輪功の真実を明らかにするため、そして迫害停止を呼びかけるため、北京の天安門に向かった。そして、法輪功修煉者が理性をもって平和的に迫害に反対する場面を自ら経験した。同時に、法輪功が紆余曲折を経て世界に広く伝わった輝かしい歴史を見てきた。彼は現在、海外で最大の独立した中国語放送のテレビ局の社長職にある。マンハッタンでの大パレードの時、ジェーソンさんは取材に応じ自分の経歴や感想を述べてくれた。

'媒体工作者杰森·劳福特斯'
 ジェーソン・ロフタス さん

 迷いの夢の中から目覚める

 ジェーソンさんは妹と一緒に、1998年第1回健康博覧会で法輪功と出会い、修煉を始めた。その時、彼は20歳未満だった。修煉後、彼は生命の真諦を知ることができ、彼の生活は根本的に変わったという。

 ジェーソンさんは大法の要求に基づき、何事においても他人のことを先に考え、名利を追求する執着心を放下し、絶えず自分を清め心性を向上させた。以前は、病気のため年に50日以上休んでいた彼は、今、精力に満ち溢れ、 思考力に優れ、優秀な成績でトロント大学を卒業した。修煉する前の彼は妹と意見がよく食い違い、衝突して両親ともよく言い争っていたという。修煉後、家族との関係が睦まじくなり、母親も彼の変わりようを見て、修煉の道を歩み始めた。

 「それは迷いの夢の中から目覚めたように、修煉してから自分が真に生きていることを感じました。私たちは何のために世間に来ているのか? 人としての目標は何か? 大法は、私自身が成功や私利に埋没するのではなく、修煉を通じて道徳を回復させ、もっと善い人になり、最終的に真の自分に帰すことを分からせてくれました。私は大法を修煉できたことを非常に光栄に思っています」と、ジェーソン さんは話す。

 天安門広場に出向き、「焼身自殺」の偽りを暴く

 不幸な事に、ジェーソンさんが法輪功を修煉してから1年後の1999年7月、中共は法輪功に対する迫害を始めた。彼は修煉期間がそれほど長くないが、中共が虚言をもって天地を覆い隠すほど宣伝していることが分かっていたという。「人として人生の真の意義が分かれば、残酷な迫害に直面しても、勇気をもって大法を守ることに立ち向かうのです」と、ジェーソンさんは話した。 

 11年前の2001年1月23日、中共は法輪功修煉者の「焼身自殺事件」をねつ造し、国民を扇動して憎しみを持って法輪功を絶滅させようとした。この後、100人以上の西洋の法輪功修煉者が、前後して北京の天安門広場に向かい、人々に法輪功の真相を伝え、迫害の停止を呼びかけた。

 ジェーソンさんの友人で法輪功修煉者のゼノンさんは、中国人にこのような言葉を残したという。「法輪大法はあなたたちの中国から伝わりました。中華民族の博大で奥深い文化は素晴らしいです。もし法輪功と出会えなければ、今日のようなまじめな私は存在していません。だから私は最も深い敬意をもってあなたたちの国土に立ち、あなたたちのために真理を支持します。私のような西洋人の顔形をもって、純正な心で、あなたたちの心に残されている善良な心を呼び覚ましたいのです。江沢民一派の犯罪集団に追随しないよう願います」

 ジェーソンさんは2002年2月、米国人の法輪功修煉者とともに中国に渡り、北京で記者会見を開いた。AP通信、BBCなどの外国メディアが出席した。そして中国中央テレビが放送した「焼身自殺」の映像に基づいて、解析した結果、焼身自殺は中共が自国民を騙すために製作した映像だったということが判明した。例えば、現場で死亡した劉春玲さんは、軍服を着ていた男性が何か重い物で後頭部を打撃したため、死亡したという事実が判明した。「ワシントン・ポスト紙」の記者が劉さんの出身地に出向いて、彼女が法輪功を修煉していたかどうかを調査した結果、当地の住民は彼女が法輪功を修煉しているのを見たことがなかったという。

 記者会見の後、彼らは北京の天安門広場で真相を伝える横断幕を広げた。ジェーソンさんは当時の記憶の中で、自分が中共の警察官に包囲され、暴行され、収容所で拷問されたことよりも、「法輪大法は素晴らしい」という心の声を高らかに叫んだ時、自分たちの周囲にいた民衆があのように驚き、感慨していたことを覚えている。実際、中国の国民は法輪功を誤って認識しており、それは彼らが悪いのではなく、中共の虚言に騙されたもので、彼らは法輪功を知る機会がなかったのである。

 「彼らが法輪功の真相を知ることは、とても重要なことです。法輪功修煉者はこの十数年来、絶えず真相を伝え続け、いろいろな方法で迫害の事実を暴露してきました」と、ジェーソンさんは話す。

 「当初の状況を考えると、世界の人々に法輪功の真相をはっきり伝えることは、どれほど難しかったでしょう。中共は情報をすべてコントロールしており、人々は毎日のように法輪功に対する誹謗中傷を聞かされていたのです。このような環境の下で、法輪功修煉者が人々に真相を伝えることがどれほど難しかったか分かるはずです。難しいのは確かですが、修煉者が行っていることは最も正しいことなのです。この十数年来の法輪功修煉者の努力により、法輪功の真相を理解する人がますます多くなりました」と、ジェーソンさんは自信に満ちた表情で言った。

 歴史的な機縁を大切にしてほしい

 「本日、私たちがニューヨークに集まったのは、世界の人々に法輪大法の素晴らしさと、中共の虚言を知ってほしいからです。このことは一人ひとりに密接に関係しており、すべての人にとって重要なことです」

 「中共の『真、善、忍』に対する信仰への迫害は、人類の歴史上最も邪悪です。大法弟子は高い境地を目指して修煉し、善に向かい、さらなる善い人になります。中共の内部においても法輪大法を迫害するのは、江沢民派だけなので、ほかの人たちは宇宙の真理である『真、善、忍』に対する迫害に賛成していません。迫害の中で、一人ひとりの態度が重要です。なぜならば、それは『善悪には必ず報いがある』からです」

 「今の中国は歴史的な巨大な変化が発生しています。1億1600万人もの中国民衆が大紀元時報や脱党サイトで中国共産党の組織から脱退する声明をしました。薄熙来をはじめとする法輪功修煉者を殺害した元凶らが取り除かれ始めています。あなたが迫害に参与していないとしても、自分の道義のある立場を表明しなければならず、法輪功の迫害を制止して、自分の未来のためによい選択をしてほしいのです。大法弟子は慈悲を胸に、彼らがここに来たのは自分のためではなく、人々の生命を大切にしています。人々に法輪功の真相を知ってもらい、将来、失われた機縁を後悔しないようにさせるためなのです」と、ジェーソンさんは世界の人々に機縁を大切にするよう呼びかけた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/24/258033.html)     更新日:2012年6月2日
 
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