【明慧日本2012年6月19日】黒竜江省の司法局リーダーは2012年の正月過ぎ、各刑務所へ行き、「法輪功修煉者への『強制転向』を実施せよ」と指示した。「強制転向」というのは、法輪功修煉者に「真・善・忍」の信奉の放棄を強要することである。情報によると、特に固く堅持している法輪功修煉者に対しては、どんな手段を使っても、刑務所から出る前に必ず「転向」させるよう指示しているという。
このため、黒竜江省女子刑務所は3月5日以来、特に刑期満了近くの法輪功修煉者を9監区に集め、さまざまな残酷な手段を使って、迫害をしている。
9監区で警官は屈しない法輪功修煉者に対して、ガムテープで口を封じ、タオルで首をきつく巻き、そのまま引きずるよう受刑者に指示した。警官はまた受刑者に、法輪功修煉者の体を直立にしてガムテープで固定させ、目を閉じることさえも許さず監視させた。監視役の人が「三書」を持って、常に法輪功修煉者にサインするよう強要し、従わなければ、トイレへ行くことも許さず迫害を加えた。
拷問の実演:全身を縛られる |
それでも「転向」しなかった法輪功修煉者は、非常に小さい椅子(幅10cm、横15cm)に座らされる。法輪功修煉者は両足の膝をくっ付けて、両手を伸ばして膝の上に置くことを強要された。毎日24時間その姿勢で、監視役に監視され、目を閉じることも許されず、動くことも許されず、警官や邪悟者、監視役などから、「転向」させるための「説得」を聞かなければならなかった。
拷問の実演:小さい椅子に座らされる |
法輪功修煉者はそれらの迫害を受けたため幻覚症状が現れ、倒れても小さい椅子に続けて座らされ、瞬きをすれば目に水を噴射され、爪楊枝をまぶたに挟まれたこともあった。法輪功修煉者は小さい椅子に6~7日間も座らされると、でん部に血がしみて、筋肉が化膿し、お尻を少しでも動かせば引き裂くような痛みに襲われるという。
さらに、警官は紙に法輪功の創始者を誹謗中傷する言葉を書き、法輪功修煉者の全身、足もと、椅子の上などに貼った。法輪功修煉者は椅子に座ると紙の上に座ってしまうため、座らないようにするのだが、法輪功修煉者の行動を見ている監視役はすぐに、「三書」を持ってきてサインするよう強要した。
縛られて限界に達した法輪功修煉者に対して、監視役は法輪功修煉者の縛った腕をつかみ、「三書」を書かせた。そのため出所後、法輪功修煉者たちは無念な思いで、「三書」を書いたのは自分の意志ではないという声明を出すのである。
黒竜江省女子刑務所は、法輪功修煉者を心身ともに苦しめている。