正法時期の修煉と私
■ 印刷版
 

文/日本の大法弟子

 【明慧日本2012年6月24日】2012年5月13日は李洪志先生によって伝え出された法輪大法が、20年の節目を迎える記念すべき日となります。中国から発信された法輪大法は、世界中で迷いの中にいる人々に帰るべき道を指し示す道標となっている一方で、1999年7.20以降その素晴らしさ故、中国共産党から激しい弾圧を受けてきました。しかし、それも終焉にきています。地球規模の異常気象や世界各地で起きる大地震、大洪水からも分かるように…。

 私は日本の熊本で2006年に大法に出会い、すでに6年の歳月が流れました。それまでは、常人社会の中で自分が今ここで生きている意味も分からず、ただ暮らしが豊かで健康であることばかりを考え、常人社会でいう「幸せ」ばかりを追い求める生活を送っていました。しかし、法に出会った今では、「真・善・忍」で自分を修め、多くの人々に法輪大法の素晴らしさを伝えることに時間を使うようになりました。

 法を勉強するに連れ、真相を伝えることの重要性を再認識し、常人に伝える難しさもまた実感し、理解されず悩み苦しんだ時もあります。そのような時は、いつも自分に欠けているものがありました。それは、「慈悲の心」、相手を「救いたい」という気持ちと、「自分を放下」することでした。相手に分かってほしいと思う余り、常人の観念に合わせてしまい、かえって伝えきれないことも多くありました。相手の心に大法を残していくには、相手に合わせた話し方では、真相が伝わりません。法に従い、相手を思う慈悲の心が唯一、相手を突き動かす力になると感じました。機縁を求めてやってきた衆生を呼び覚まし、この末劫の時期に出会いがあることに偶然なことは一つもありません。縁あって日本人として修煉を始めた私が、この日本でできることは、多くの日本人、在日中国人に真相を伝えることです。

 今の日本人は中国人に対して、あまり良い印象を持っていない人が多くいます。それは、日々報道される国際社会の中での中国の言動や毒入り餃子事件に代表されるような中国製食品への不信感などが根底にあります。全ては、中国共産党の邪悪なやり方とその思想教育に染まった中国人のモラルの低下が招いたものであり、それはますます酷くなっています。

 そのような中、私たちが行なっている活動を通して、関わりを持つ常人が変わっていく様子が感じられるようになりました。福岡・長崎での領事館請願活動などでは、常人たちが中国共産党の本質を知り、その場を通る人々や近隣住人も私たちを気にかけてくれるようになりました。真相を知った人々と近所の人が表に出て、後押しをしてくれるなど、心が通い合った光景が見られました。

 また、毎週土曜・日曜には観光客が多い熊本城で煉功しながら真相資料などを配っています。そこは中国人も多く訪れる場所であり、中国以外の国でも大法が広く普及していることを知らせる良い機会です。その場では何の反応も見せないかもしれませんが、見た人が記憶の中で法輪功を中国に持って帰ることの重要性に、観光地で活動する計り知れない効果を感じました。しかし、このような活動にも邪魔が入り、十分な活動ができなくなってきています。その邪魔は仕事です。目には見えませんが、大きな力で法と私を引き離そうとしているのを感じます。出世を目指しているわけではありませんが、仕事のノルマがだんだんときつくなり、気がつけば仕事に追われる日々を送り続け、活動はおろか法の勉強も疎かになってしまいました。活動の際は必ず断れない仕事が入ってきます。これだけの邪魔が入る状況を作ってしまったのは、私の心に隙があり、仕事を認めてしまっている気持ちに問題がありました。そのような時は、たいてい常人の考え方になってしまっています。本当に怖いことです。執着を利用し、大法から引き離そうと旧勢力が妨害しています。大法を一番に、正念を強くし、法をよく勉強し、衆生に法輪大法という光を与えたいと思います。

 多くの人が大法と出会えるきっかけを探している中、この最終段階で大法弟子となった意味をよく考え、広く法輪大法を伝えていきたいと思います。

 師父、いつも見守って下さり、ありがとうございます。

 
    更新日:2012年6月25日
 
関連文章