留置場で迫害された女性 実刑判決うける(写真)
■ 印刷版
 

 【明慧日本2015年4月24日】黒竜江省双鴨山(そうおうざん)市の法輪功学習者・孫淑傑さん(57歳女性)は昨年6月4日、地元の警官に連行され同市留置場に拘禁された。しかし、留置場に迫害され20日間拘禁された孫さんは精神障害の症状が現われた。しかし、鴨山市政法委員会(610弁公室を直轄する組織)の書記は「精神障害者になっても判決を下してやる」と脅した。そして、1月21日、孫さんは担ぎ込まれて尖山区裁判所に入り、懲役5年の実刑判決を言い渡された。

孙淑杰
孫淑傑さん

 孫さんは双鴨山市鉱業グループ会社林業局の森林保護センターの元責任者であり、生産技術科の元副課長である。昨年6月4日、孫さんは法輪功の資料を配ったときに、尖山区公安分局の永紅派出所の警官に連行され市留置場に拘禁された。その後、警官は孫さんの自宅の家宅捜索を行った。留置場での拷問によって孫さんは身体が極度に衰弱し、自立生活ができなくなった。家族には孫さんが拘禁され20数日後、「孫は精神病を患った」と通知された。

 昨年6月10日、尖山区検察院は孫さんの案件を永紅派出所に差し戻した。6月30日、永紅派出所は再び、孫さんの案件を尖山区検察院に提出した。これに対し、双鴨山市政法委員会の書記は、精神障害者にも判決を下すよう指示した。

 今年1月21日、尖山区裁判所は孫さんに対して不正裁判を行った。 当時、歩けない孫さんは警官に担ぎ込まれて法廷に入った。2月13日、孫さんは懲役5年の実刑判決を下されたが、16日になっても裁判所は孫さんの家族と弁護士に知らせなかった。孫さんの友人が裁判所に尋ねたところ、やっと孫さんの判決結果を知った。裁判所は上訴期間が過ぎるように、意図的に休暇を利用して家族に知らせなかったと見られる。

 2月26日午後、弁護士は留置場へ行き、孫さんと面会するつもりだったが、面会ができなかったため、孫さんに訴状にサインしてもらった。

 現在、孫さんは引き続き、双鴨山市留置場に拘禁されており、健康状態が悪化し、高血圧が220まで上がり、何度も病院に搬送された。

 1999年7.20、中国共産党が法輪功迫害を開始してから、孫さんは13回にわたって連行・拘禁され、3度の労働教養処分を受け、9回も救急車で病院に搬送された。迫害によって、一時は精神異常になったこともあるという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/2/307023.html)
 
関連文章