オーストラリア中国系議員「中国領事館の要求には応じない」(写真)
■ 印刷版
 

 【明慧日本2015年4月26日】オーストラリアのパラマッタ市の中国系市議員・胡煜明氏は、市長と共に中国領事館が主催する新年の活動に参加した時、中国領事館側に「華人団体に好ましからぬ人」との理由で参加を拒否された。これについて、胡議員は、「法輪功は私達の国で法律にかなっている団体だ。中国領事館がオーストラリアの華人団体を代表することはできない」と話した。

 胡議員は2005年、「宗教・国を超えた世界平和連盟」の平和大使に任命された。胡氏は、「人間は良心を持っているため、私は寂しくありません。多くの華人団体の先輩や友達が私を応援してくださり、私がやりたいことを継続できるように励ましてくださいました」と話した。

图1: 一五年二月上旬澳洲纽省帕拉玛塔市(Parramatta City)华裔市议员胡煜明
オーストラリア・パラマッタ市の中国系市会議員・胡煜明氏

 胡議員「中国領事館の要求には応じない」

 昨年6月、胡議員はパラマッタ市の市長と一緒に中国内陸と台湾を訪問する前に、領事館に呼ばれた。「ビザの申し込みの手続きだと思いましたが、領事館の人に、『あたなは法輪功を支持しているだろう?』と聞かれました。私は『彼らに反対しませんよ』と答えました。領事館の人はまた、『法輪功は非合法団体だ』と言いました。私は、『私達の国では合法です。私も法輪功学習者の友達がいます』と答えました。最後に領事館の人は、私が法輪功と適度な距離をとるようにと要求し、更に、法輪功と袂を分かつように要求しました。その後、領事館の副領事・王芸氏はわざわざパラマッタ市の市長に、『John Hugh(胡煜明)氏は好ましからぬ人である』と伝えました。市長は、『もし、John議員が行かなければ、チーム全員が行きません』と答えました。最後に、王芸氏は私に2つの要求を出しました。『第一に、法輪功の生体臓器狩り停止の活動を応援しないように。第二に、法輪功と関連するいかなる政治活動にも参加しないように。これは要求である』と強調しました」と胡議員は話した。

 これについて、胡議員は中国領事館に、「あなたの要求には応じません」と返した。

 中国領事館側は胡議員に、「あなたはオーストラリアの代表として、私達と友達になったのに、逆に私達に反対しています」と言った。胡議員は、「彼ら(領事館の人達)の考え方はどこから来たのかわかりません。どうして普通の人の考え方と違うのか、独裁的で卑劣な考え方です。表から見ると優しく話していますが、裏では彼らの思う通りに誘導し、そして心から彼らの考えを認めるようにさせます。しかし、これは私達に対して、何も役に立ちません」と述べた。

图2: 胡煜明(John Hugh)(右一)和市议员安德鲁•威尔逊(Andrew Wilson)(右二)加入到去年五月在悉尼庆祝“法轮<span class='voca' kid='53'>大法</span>日”的游行队伍当中。
昨年5月、シドニーでの「法輪大法デー」パレードに参加した胡煜明氏(右1)と市会議員アンドリュー・ウィルソン氏(右2)

 胡議員は昨年5月に、「法輪大法デー」のパレードに参加したために、「中国領事館に反対している」と領事館側に見なされた。胡議員は、「法輪功は合法的な団体であり、この活動も許可された活動であり、市会議員として、自分の国でこのような活動に参加することは、誰かが認める必要はありません。誰も恐れる必要はありません。中国領事館の副領事・王芸氏が私達の国で私に指示するなど、私ははっきりと正式に『この要求には応じない』と返事をしました」と話した。

 胡議員は、「私は共産党が好きではありません。これは本当のことです。30年前に上海でキリスト教に洗礼を受けた時、会社で正式に共産党の組織を脱退しました。また大紀元のネットでもう一度声明しました」と話した。

 「法輪功の友達は信頼できる」

 胡議員は法輪功の友達は信頼できるという。「もし法輪功の友達に何かお願いしたら、私は安心です。今の会社の同僚は法輪功学習者です。そして西洋人です。彼と協力し合っており、信頼できます」と話した。

 胡議員は正義の立場を選択し、華人団体の支持を受ける

 胡議員は法輪功を応援し、中国領事館の要求に応じないことをメディアで報道した後、現地の華人の先輩や周りの友人から声援が寄せられたという。胡議員は当時の喜びを思い出した。「当市の中国新年の祝賀会に参加した時、ある上海人がわざわざ走って来て私に、『あなたは胡議員ですね、本当に尊敬しますよ、私は大紀元であなたの報道を見ました...』と言ってくれました。さらに、中華街に非常に影響力がある華人指導者やご年配の華僑は、中国共産党と仲が良くて、領事館の活動があれば必ず誘われます。普段は法輪功に支持や反対などもしませんが、メールで私に、『大紀元新聞であなたの報道を見ました。John、私達はあなたを支持します』と送ってくれました」

 胡議員はまた、「今年の2月、中国領事館が行った新年の活動に参加することについて、私が中国領事館に拒否された時、地元の華人団体の指導者・何威廉先生は大紀元に取材され、『胡煜明氏は私たち華人団体に歓迎されている方です』」と述べた。

 胡議員は最後に、「良いか悪いか、人間は心で判断できます。日が経てば人の心が分かります。私はたくさんの人に法輪功のことを話したことがあります。多くの人は良知を持ち、自分の価値観を持っています」と述べた。

 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/3/22/306549.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/3/23/149453.html)
 
関連文章