西洋人学習者:師を信じ、法を信じ、大法の素晴らしさを証明する
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文/メルボルンの大法弟子

 【明慧日本2015年8月4日】

 尊敬する師父、こんにちは。

 同修の皆様、こんにちは。

 私と家族は1994年にトルコからオーストラリアのメルボルンに移住してきました。現在、私は国際学生向けの語学学校で英語教師をしています。2001年9月28日、私は大法に出会いました。今でもはっきり覚えているのは、修煉を始めて1カ月後のある日、師父の説法録画で師父を拝見して、思わず涙を流し、7~8時間泣き続けました。感動とご恩に感謝する気持ちが抑えられなかったのです。私は大法が最も正しい法だと分かり、自分の師父を見つけました。

 修煉する前の私は現代医学で治療出来ない心臓病にかかり、心臓は正常な働きが出来ず、また慢性偏頭痛、胃潰瘍、鬱症及び薬の副作用から現れた他の疾病もありました。しかし、わずか3カ月の修煉で、すべての病と苦痛が全部消え、大法は新しい命を与えてくださいました。

 トルコで師が法を正すことを手伝う

 多くの衆生に大法を伝えるために、師父の加持の下で、2004年に私は『轉法輪』をトルコ語に翻訳することができ、夫、息子と一緒にトルコに帰って、法を広め始めました。そこで、私たちは法輪大法佛学会を設立し、多くの新しい修煉者が法を速やかに得ました。翻訳文が繰り返して修正された後、2006年に『轉法輪』はトルコで正式に出版されました。

 2007年、私達一家はメルボルンに帰ってきて、初めて神韻公演を鑑賞しました。私は神韻公演期間中、毎回の公演を逃さず鑑賞し、毎回の公演で感動で胸がいっぱいでした。それから、故郷の民衆に神韻公演を鑑賞させたいと考えました。2010年、トルコに帰って、神韻公演を必ずトルコで実現させたいと思い、神韻公演の開催を申請しましたが、神韻オフィスに許可されませんでした。しかし、数カ月後、届いたメールによると、師父は神韻公演の国のリストを審査されるとき、なぜトルコがないのかお聞きになり、師父はトルコの修煉者は神韻公演を主催すべきだと言われたという内容でした。師父の按排に感謝しました。わたしの生涯の中で最も美しい時間を師父は与えてくださいました。

 私は勤めていた学校に6カ月の休暇を申請すると、学校は2日も経たない間に許可してくれました。上司が言うには、「申請を許可します。私と一緒にトルコに行くことが前提条件です」と言ってくれました。上司とともにトルコに帰り、トルコの同修をひき会わせ、大法の素晴らしさをより分かってもらいました。首都イスタンブールで、私は数少ないトルコの同修や中国人の同修と、政府機関や市民に真相を伝え、共産党の妨害を取り除き、近隣国の同修の協力の下で、神韻公演を成功させました。私たちは師父がいつもそばにおられることを堅く信じ、法輪功修煉者の正しい念、正しい行いの威力を再び実証しました。

 永遠に大法を最優先する 

 昨年、ある出来事がありました。師父のご恩に感謝いたします。大法を常に優先していれば、生活の一つ一つが全て完璧になります。昨年、私はSBSトルコラジオ局に誘われ、法輪大法を紹介しました。当日、ラジオ局に行く途中、妹からの電話を受け、脳腫瘍に罹ったことを聞きました。父は私が8歳のときに亡くなり、当時28歳の母は1人で4人の子供を育てました。私は長女で、妹は6歳でした。困難な歳月は姉妹の仲をとても深く厚くさせました。わたしは妹の話を聞いた瞬間、子供の頃の生活が浮かんできて、妹を失なう恐怖を強く感じました。

 しかし、自分は修煉者だと意識し、運命は師父が按排されるもので、師父の按排に従おうと思いました。妹の病が業力によるものであれば、何も出来ません。私がやるべきことは師が法を正すことを手伝い、衆生を救い済度することで、肉親の情に左右されてはいけません。妹の病が治るか否かは、師父が決められます。疑うことはなにもなく、師父の按排だけが最もすばらしいのです。

 師父がおっしゃるには、「実際、わたしは自分よりあなたたちを大事にしています」[1]。私はそのことを疑わず、堅く信じており、心配する必要はありません。

 妹との電話の後、私はラジオ局に行き、肉親の情の関門を乗り越え、純粋な心で、師父の按排か、旧勢力の妨害か、みなが大法を最優先するかどうかを見ていました。いずれにしても、大法修煉者には慈悲なる師父がおられるので、すべてを持っています。そのラジオ局の取材は成功しました。妹もシドニーでガーマー手術を受け、その後何回もひどい交通事故に遇いましたが無事でした。私は師父を堅く信じ、妹に対する情の執着を放下したので、師父は妹を護ってくださいました。

 学生の中で真相を伝える

 私はメルボルンにある大学付属語学学校で英語を教えています。中国からの学生が多く、2001年に修煉を始めた私にとっては、真相を伝える絶好のチャンスでした。ここで、皆様にいくつかの物語を分かち合いたいと思います。

 私は初級クラスを教えたことがあります。20人の学生の半分は中国から来ていて、ほとんど英語が出来ない人でした。

 ある日、私は学生たちに週末に何をしたかを聞き、そして学生たちにも私に同じ質問をさせました。私は彼らに「週末私は公園に行って中国から伝わった気功を練習しました」と言い、ボードに「法輪大法」と書くと、中国人の学生たちは非常に静かで不自然になりました。ある学生は教室を出ていき、他の学生は中国語でひそひそと議論し、他の国の学生らはおかしいと感じ、理由を知りたい様子でした。そこで私は英語で「禁止された」と書き、自分が練習している座禅や動作は中国では禁止されていることを説明して、大法のホームページのアドレスを書き、学生らに自分の国の言語のページを開いて調べさせました。中国人学生もノートにアドレスを書いていました。私はまたホワイトボードに「わたしは悲しんでいます。嘘をついているのは中国共産党です。あなたたちに真相を伝えることは、とても大切なことです。今、オーストラリアで真相を伝えるチャンスなのです」と書きました。

 私の上司に中国人の秘書がおり、若い中国の学生の世話を担当しています。これらの学生が秘書に今回のことを話すかもしれませんが、法を実証するため、私はなにも恐れませんでした。大法を一番に優先して、法輪功が中国で迫害されている真相を伝えなければなりません。翌週、私が教室に入ると、驚いたことに、学生の一部は座禅し、笑顔で目を閉じていました。学生たちはなにも問題がないことを示してくれました。

 このクラスの他に多くの中国の学生に私は法輪功修煉者であること、また法輪大法の素晴らしさを話しました。その後、一部の人は私に法輪功修煉者への感謝を表し、法輪功修煉者が開発したネット封鎖を突破するソフトが中国の民衆を助けたことを称賛しました。

 私は真相を話す時、心の中に人を救う一念しかなく、心はいつも穏やかでした。すべてが偶然ではなく、クラスの学生たちはみな救い済度されるべきだと思いました。この数年間、いつも正々堂々と、尊厳を持って法輪功が迫害されている真相を伝えました。私は大法修煉者としてなにも間違ったことをしておらず、なにも隠すものがないという自信があります。誰かが校長先生に文句を言うとか、あるいは自分が移動させられるのではないかとか、なにも心配しませんでした。事実、何も起こらず、数百人の教え子達が私を悩ませるようなことは、何も起こりませんでした。

 一つ忘れられない経験がありました。息子が高校生のとき、私たちは国際学生のホームスティの受け入れを申請しました。しばらくして、学校からある中国の16歳の学生を紹介してくれました。中国からの学生と聞いて、私が心配したことは、学生の両親が自分の息子が法輪大法の修煉者の家庭に住むことにどんな反応をするのか、私は学校の担当者に自分は法輪大法の修煉者であることを説明しましたが、その担当者は大法をまったく知らず、私からの大法の紹介で、法輪功が無実だと聞き、「ここはオーストラリアです。私たちには自分の好きなものを信じる権利があり、私は学生に人の信仰を妨げることを絶対に薦めず、この学生の家庭はすでに住む所に関する知らせを受け取っていますから、この決定を変更しません」と答えてくれました。

 私はこれが師父の按排だと分かりました。この学生に初めて会うと、まだ14歳で、身体が小さく、知らない国でどのように過ごせばいいか心配しているようでした。しかし、数週間後、私の息子のマイクは彼と仲の良い友達になりました。

 ある日、学校のその担当者は電話でこの学生に法輪大法のことを話したかどうか聞きました。私はまだ話していないと答え、今夜話そうと決めました。マイクと私は彼にこの家庭に住み続けるかどうかを両親に聞くよう勧めると、彼は笑って、「叔母は以前法輪功をやっていましたが、迫害が開始されてからやらなくなり、父は党の官員です。家族にはこの迫害に賛同する人はだれもいなかった。中国の家族には何も言いません」と答えてくれました。私たちは彼の決心を尊重しました。6カ月後、彼はマイクと一緒に煉功し、煉功の時とても楽しく感じたと言いました。しばらくして、この中国の学生は『轉法輪』を拝読し始めました。

 修煉者になったこの学生は共産党の官僚である父親に言うかどうか悩んでいますが、修煉者は真を修めているので、修煉していることを父親に言うことに、私も同意しました。彼が家族に連絡するとき、私は今までの修煉の中で最も緊張し、胸がドキドキしました。

 親子の対話を聞いて、私は心から慈悲なる師父のご恩に感謝しました。この2人は救い済度されました。父親は、「あなたは如何なることにも妨害されないようにしてください。あなたはもう18歳なのだから、自分のことを決める権利があります」と言いました。この父親は直接私に挨拶したいと言い、私たちはスカイプで話しました。父親は、「なにも問題はありません。私の息子はそちらの息子でもあり、法輪大法は素晴らしいです。法輪功修煉者の家庭だから良いのです」と言いました。この父親は中国で共産党に従って選択できませんでしたが、自分の息子には正しい決定をしました。

 次の経験から私は中国の民衆が共産党の嘘に愚弄されている深さがよく分かりました。

 ある日、私は自分の民族文化の中に重要なものが含まれていることについて学生に意見の発言を指示しました。発表の順番がある中国の学生に回ってきたとき、彼は緊張し、自分の発言内容をクラス以外の人に言わないように求めました。そうしなければ、中国の家族が迫害されると言いました。他の国の学生は彼に対してとても好奇心を抱きました。彼の話題は中国の伝統文化がどのように共産党によって系統的に壊されたか、及び六四天安門大虐殺についてでした。自分の叔父が当時殺されたことを話し、そして共産党の邪悪な本質を紹介しました。クラスの学生たちは彼の発表に驚き、粛然としてえりを正し、中国の民衆が受けた苦難を悲しみました。

 翌日、その学生は私に言いました。私は法輪功修煉者ですから、話はよく分かりました。彼の最初の反応は他の中国の学生とまったく同じでした。私は驚き、彼さえもある事件について共産党に洗脳されていました。

 彼は中国共産党の嘘をコピーのように話し、私は正念をもって、真剣に話しました。「昨日、あなたは天安門事件について中共の嘘を暴露しましたが、なぜ今共産党と同じように法輪功を見るのですか」。私は中国共産党が民衆に毒害を与えた酷さを再び体験しました。この六四天安門事件の真実が分かっている人でも、法輪功に対する共産党の迫害の虚言を信じていたのです。

 しかし、正念によりしばらく経つと彼は目覚めました。ある日、学生はわたしに言いました。「私はなんと愚かだったのでしょう、どうして信じていたのでしょうか」と何度も詫びて、私を抱擁しました。中国人の若い人から初めて抱擁されて、私は驚きました。彼はネット上で法輪功の反迫害内容をたくさん閲覧していました。

 正念で人を救い済度し、師父は全てを按排し、不思議が顕れた

 師が法を正すことを手伝い、衆生を救い済度する過程の中で、私にはよく出来ていない部分もありました。例えば、2012年トルコの8月ある日、私は夫と他の同修2人で有名な観光地に行きました。本来の計画はビーチで大法資料を配ることでしたが、私たちはだれも資料を持って来ておらず、恥ずかしいと感じ、大法を優先していませんでした。今回、人を救い済度出来ず、私は悲しくてビーチに行きたくありませんでした。

 私は観光地で借りた部屋で、一人で師父にお願いし、「チラシを配らなくても、この観光地で衆生を救い済度する方法を示してください」とお願いしました。数分後、町の放送が聞こえ、内容をはっきり聞くことができました。その瞬間、私は「これだ!」と悟りました。これはこの町の人々に法輪功を無料で伝えることができる方法だったのです。

 私はすぐ着替えてビーチに行き、同修と夫に具体的なやり方を話し合おうと考えました。夫は当地のトルコ人と話していて、すでに法を伝えていました。相手は興味があり、その中の1人が言うには、町の放送室を通して知らせることを手伝い、無料で教える時間と場所も教えてくれたのです。また他の1人は町のダンス・ホールの社長で、ホールで煉功音楽を放送する設備を提供すると言ってくれました。そして、当日タイミング良く、放送時間を夜の7時に決めることができました。

 真夏は、暗くなるのが遅く、多くの人が来ました。煉功音楽の音声が大きく、エネルギーがとても強く感じました。私は涙を流しながら動作をし、来場の皆さんに法輪功の五式の功法を教え、心から師父の広大な慈悲と励ましに感謝しました。

 煉功を学びに来た人の中にアンカラ大学の教授がおり、歴史上で人類が受けた各種の迫害事件について研究論文を書いており、最近書く内容は法輪功に対する迫害でした。彼女は町の放送から法輪功を学べることを知り、本当かと耳を疑って信じられませんでした。教授は功法を学び、私にたくさん聞いてきました。教授は、「今回の出会いはとても幸運で普通ではなく、法輪大法はとてもすばらしいです」と言いました。彼女の感想は正しいです。大法はこんなにもすばらしいのです。

 法に合わない部分があれば、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

 師父、ありがとうございます。同修の皆さん、ありがとうございます。

 (2014年オーストラリア法会での発表原稿)

 注:

 [1]李洪志師父著作:『精進要旨二・最後の執着を取り除こう』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/10/12/298821.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/10/19/146459.html)
 
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