全力でプロジェクトに没頭し 誓願を果たす
■ 印刷版
 

文/カナダの大法弟子

明慧日本2015年8月14日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修のみなさん、こんにちは!

 私は1998年の10月に北京で法輪大法を学び始めました。2012年8月カナダに移民し、それからマスコミの仕事を始めました。これから過去3年間、自分の利益の心を放下する経験と遭遇した試練を話して、皆さんと分かち合い、師父に報告したいと思います。

 私は社長の引き留めを断った

  カナダに来る以前、私はほかの国である企業の海外研究開発部のマネージャを務めていました。仕事の都合で出張が多く、時に週末も残業しなければならなかったので、集団学法煉功や法を広める仕事などには長期間参加できませんでした。しかし、ビザの関係もあり、その仕事を辞める勇気はありませんでした。このような状況が2、3年続いてから、私はようやくその仕事を辞め、その国から離れることを決心しました。師父の慈悲なる按配の下で私はわずか1年半でカナダへの移民ビザを手に入れました。

 しかし、私は社長に退職を申し出た時、私を試す難関もやってきました。初めは社長は私が冗談を言っているのかと思っていたようでしたが、私が真面目に言っているだと分ると、なんとか私を引き留めようとしました。社長は私に「2カ月の休みをあげるから、この期間中にカナダでの生活を安定させたらいい。それからカナダで支社を作り、引き続き会社のためにカナダの市場を開拓してほしい。こうすれば、君はカナダで新たに仕事を探さなくて済む。給料もカナダの水準に合わせてアップしよう。今まで受けていた福利厚生も引き続き受けることができる」と言い、しかも支社の責任者になってもらいたいと私を引き留めました。

 それから私は何度も考えたうえ、やはり社長の好意を断りました。私は移民を申請する過程で、師父に「私はカナダに行ったら、全力で真相を伝える大法のプロジェクトに参加し、これまで時間を無駄にした分を補うようにします」と誓ったからです。この会社の仕事を続けていては、自分の生活リズムも変るはずがありません。それではわざわざカナダに行く意味はあるのでしょうか? 私は自分の修煉も改善できず、師父に誓った事も実現できなくなります。

 それからの2年間、その会社は私が戻るよう何回も声をかけてくれましたが、私は断り続けました。自分は誓った事を実現しなければならないと分かっていましたから。

 カナダに来て遭遇した経済的な試練

 2012年8月、私はカナダに移民してから、以前に自分が思っていた事は簡単にできる事ではないと分かりました。仕事を辞めた為、安定した収入は無く、貯金もカナダに来るため大分使ってしまい、経済的な困難は私のすぐ目の前まで迫っていました。

 カナダに来る前に、私は、カナダに着き次第、プロジェクトの仕事を始めると担当者に約束していましたが、担当者は編集部の経営が厳しくすぐには給料は払えない。給料の事は翌年から考えさせてほしいと言いました。しかし給料が出たとしてもいくら貰えるか分かりません。収入がないと生活が成り立たなくなり、貯金を取り崩しても、長くは続きません。

 この状況で、編集部の仕事と自分の生活を両立させるには、アルバイトを探さなければなりませんでした。探してみると、意外に自分が思ったよりも早く見つかりました。カナダに着いて1週間経たないうちに、私は近所に寿司屋のアルバイトを見つけることができました。ここで週3、4日、毎日4、5時間働けば、それで生活を維持できます。こうして自分は編集部の仕事を受け取りました。

 神韻を広める仕事に没頭するためアルバイトを辞めた

 2カ月ほどこのような安定した生活をすごして、ある日の事、地区の神韻の責任者から電話がかかってきました。地区の学習者の中に英語をしゃべれる人はほとんどフルタイムでほかの仕事をしており人手が足らない。特に月曜から金曜が足らないのでチケット販売拠点(地元の商業施設で設立した)へ手伝いに行ってほしいと言われました。

 編集部の仕事は元々ネットでやり取りしており、時間の調節はできるので大丈夫ですが、チケットを販売する仕事を受け取れば、今のアルバイトを辞めなければならないことになります。私は職場に向かいながら、どうすればいいか考えていました。すると突然「もし明日法を正す事が終わるとしたら、今日あなたはどうしますか?」という声が聞こえてきました。私はすぐ答えが分かり、アルバイトを辞めました。それから私は2カ月の間、週5、6日昼間チケットを販売し、夜に編集部の仕事をしました。

 神韻の仕事が終わって、仕事も見つけた

 神韻の公演が終わると2013年になりました。私は再びアルバイトを探さなければなりませんでしたが、この時、以前働いていた寿司屋の責任者から電話がかかってきました。旅行に出かけるので、2カ月ほど私に代わりに仕事をしてほしいと頼んできて、私は再びその寿司屋で働く事になりました。

 それからの半年で、私は寿司に関する多くのことを覚えました。仕事も元は週6日出勤、一日4、5時間労働でしたが、週2日出勤一日9時間労働の勤務になりました。出勤日を2日に集中することによって、後の5日間は全部編集部の仕事に没頭でき、編集部の要求にも答えられるようになりました。

 同年11月、店の同僚の紹介で私は大きな寿司屋さんで働くことになりました。元々フルタイムで働ける人しか募集しない店だったのですが、私が自分の都合で午後6時半からでないと働けないと伝えると、至急に人が必要だった彼らは、私を採用してくれました。

 振り返ってみると、最初の店で、自分は生活費を稼いだ以外、経験も積んで置いたので、今の店で働けるようになりました。しかも、後の仕事を紹介してくれたのもその店の同僚でした。すべてが師父に守られていると感じています。そうでなければ、不案内な私がこんなに何でも順調に進むわけがありません。

 大法弟子は衆生を救い済度し、法を実証するため存在しているので、大法弟子は衆生を救い済度するためであれば師父は道を開いてくださると私は悟りました。師父は「一人の大法弟子として、以前いつも話していましたが、大法弟子にこれほど大きな歴史的使命があり、衆生を救い済度する責任を果たさなければならないため、必ず通じる道があります。この道は基準に達する道であってはじめて、宇宙の衆生が感心し、妨害できなくなり、あなたはこの道で厄介なことに遭わず、順調に進むことができるのです。そうでなければ、各種の執着と人心を持っていれば、この道で様々な厄介なことに遭い、厄介なことに阻まれ乗り越えられなくなります」[1]と説かれました。

 全力を尽くしてマスコミの仕事に没頭する

 編集部の人数はずっと不足していて、この3年の間に私の仕事内容は何回も調節され、仕事の量も次第に増え続けています。アルバイトの時間もその度に減らしました。しかし、どうしても時間が足らず、時に学法と煉功もしっかりできません。師父は「大法弟子にとって、皆さんの修煉は最も重要です。なぜなら、あなたがしっかり修めていなければ、行なおうとすることを完成することができず、人を救う力もそれほど大きくないからです。修煉の出来がさらに劣っていると、問題を見る時、考える時に常人の頭で、常人の考え方を用いてしまい、それならさらに悪くなります。ですから、皆さんはくれぐれも怠ってはならず、おろそかにしてはいけません」[2]と説かれました。

 修煉者として、自分は師父の要求を達成できたのだろうか? 生活が維持できているのに、自分はまだアルバイトを続けていく必要があるのだろうか? と私は自分に問いかけてみました。答えは勿論いいえです。そうして私は今年の6月にアルバイトを辞めました。その頃から、私は編集部から時間と精力を必要とする新しい仕事をまかされるようになりました。

 誓約を果たす

 私は今生の誓いしか知らず、歴史で何を誓ったのかが分かりませんが、分からなくても自分の全力を尽くして実践していくしかありません。師父は最新の説法の中で「修煉は根本であり、人を救うことは私たちの責任です。この二つのことは全部、しっかり行うべきです」[3]と説かれました。

 自分の理解では、私のすべきことは、最大限に法を実証する仕事に没頭すると同時に、できる限り法を勉強し煉功する時間を増やすことです。今、私は編集部の仕事に応じる以外、毎日2時間、学法の時間を確保しています。私は法を得たばかり頃のように、「真・善・忍」の光を浴び、大法に同化しています。

 私は常人の仕事を辞めましたが、編集部から給料が出ているので、生活には影響がありません。それどころか何回も調節されてから、以前よりも良くなっています。「この時振り返ってみれば、あなたは何も失っておらず、しかも本当に中国人が言った「柳暗花明又一村」のように、突然良いことはまた舞い戻ってきます」[4]と師父は仰っていますが、まさに師父が説かれた通りです。

 地獄から自分を救い出し、何度も綺麗に浄化してくださり、落伍した私を法を正す進展に付いていけるように細かく按配してくださった師父に感謝いたします。

 師父、ありがとうございます!

 皆さん、ありがとうございます。

 注:

 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「二十年説法」

 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」

 [3] 李洪志師父の経文:『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』

 [4] 李洪志師父の著作:『北米第一回法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/8/3/313521.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/8/7/151939.html)
 
関連文章