中国の新型コロナウイルス感染症を考える
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年2月12日】新年の間に、武漢で発生した新型コロナウイルス感染症が猛スピードで蔓延し、武漢市の封鎖範囲も広がり、関わる人や死亡者数も続々と増えている。人々は基本的に外出せず、新年の挨拶も電話で済ませ身の危険を感じ、非常に緊張している。村の70歳の年配者は、「このような状況は見たことがない」という。

 大法弟子として、私たちは必ず理性を保ち、この状況の根本的な原因が何か分かるはずだ。武漢の新型肺炎について、皆さんと交流したい。

 一、 人間や実情は法に基づいて認識すべき

 修煉の道に偶然はない。このようなことに出遭うとき、大法に照らして、私は「これは旧勢力が按排した人間を淘汰する方法で、師父が按排されたことではない。旧勢力は大法弟子の隙に乗じてこのようなことを按排した。もし、私たちが心をしっかり修め、大きな漏れがなければ、旧勢力は隙に乗ずることはできない」と認識している。

 恐らく、「なぜ師父ではなく、旧勢力の按排だと思うのか」と私に聞く人がいる。その理由は、師父の目的は衆生を普く救い済度されることだが、師父の按排はいつも正しく偽りがなく、純粋で善と慈悲なる心で、人を救い済度されている。逆に旧勢力の按排は人を淘汰することにあり、破壊できるものを破壊し、淘汰できるものを淘汰し、悪の方法で人を消滅する。

 では、私たちの漏れと隙とは何か?  私の認識では、多くの大法弟子が修煉を怠り、精進を緩め、私心が重く、衆生を救い済度することを心に置かず、責任感が法の基準に達していない。特に武漢の大法弟子にはこの面の不足があり、普段、家から出て法輪功真相を伝えない人がいるので、旧勢力はこの状況を見て、「お前たちの人心を取り除く」という口実で、武漢の新型コロナウイルス感染症を按排した。こうした状況の中で、私たちは一刻も無駄にせず、できるだけ人を救い済度し、旧勢力の按排を認めず、突破すべきだ。

 では、どうすればいいか? 武漢の新型感染症はすでに広がっており、完全に取り除くことは難しい。そこで、私たちは師父が説かれた「私もそれを逆手にとって行なっています」[1]  に従って心を修め、三つのことをしっかり行ない、悪いことを善いことに変えるべきだ。旧勢力が按排した「人を壊滅する」ことを通して、邪悪を暴露し、しっかり真相を伝え、より多くの人が救われるチャンスに変えるべきだ。

 中国共産党は今、新型感染症を利用して、「共産党が疫病に打ち勝つ」ことを打ち出し、積極的に宣伝し、邪悪な共産党の「偉大、栄光、正義」を主張している。実際に、共産党は今回の疫病に対して、過去と同じように、「隠蔽と騙し」の手段で対応している。1976年の唐山大地震の時も、2003年のSARSの時も、2019年の豚コレラの時も、法輪功への迫害、特に生体臓器狩りの時も、同じように「隠蔽と騙し」の手段で対応してきた。

 今回の疫病を「武漢肺炎」と名付けたことは偶然ではない。法輪功への弾圧に対して、武漢では多くの悪事を働いた湖北省法制教育所の洗脳班(湯遜湖、板橋)、獅子山薬物依存症者の回復施設、労働教養所、何湾労働教養所、武漢市各地の洗脳班、武漢女性刑務所、武漢琴断口刑務所、洪山刑務所分配所、武漢市各拘置所、精神病院、国安、国保、610弁公室など、全てが法輪功への迫害に参与し、罪悪は極めて高い。全国の「610弁公室」会議を武漢で開催し、湖北省政府は省の「610弁公室」訓練班を開催し、湖北省の洗脳班を模範として、法輪功への迫害の邪悪経験を全国に広げ、天法に大罪を犯し、罪は深く、天の罰を受けて疫病が現れた。

 これは江沢民が共産党と互いに利用し合い、法輪功を迫害し、ずっと弾圧の真相を隠蔽して、引き起こした災難だ。その張本人は江沢民と中国共産党で、現在武漢の住民の生命を脅かすのは、江沢民と中国共産党なのだ。この真相について、多くの武漢住民は分かっていない。この罪悪を暴露して、すべての人に知らせるべきで、法輪功はこれらのことに関係ないのだろうか?

 今の新型肺炎は、私たち(すべての人を含む)と関係が深く、注目しなければならない。邪悪を暴露し、真相をはっきりと伝え、皆に「法輪大法は素晴らしい」と教え、人々の良知を蘇らせ、善悪の基準をわからせ、未来を選択をさせることができれば、大法に救い済度されるのである。

 二、 悪いことを善いことに変える

 1 、 しっかり学法して、自分を修める

 時間を無駄にせず多く学法し、法を暗記して、法に照らして内に向けて修め、不足が見つかれば、すぐに修正し、大法の中で自分を正し、きれいにするべきだ。母が「武漢の新型肺炎によって、多くの人が死んでしまった」と言ったので、私は大法への迫害に対する恨みの心で、思わず「✕✕」と言ったが、口にした後、すぐ後悔した。この二つの文字の後ろに、他人の不幸を喜ぶ良くない心、悪毒な魔性、私心、命を無視する心、無責任な心がある。これらの心理は真の私ではなく、後天で形成された良くないもので、私はこれらの心理は要らず、取り除こうと思った。

 疫病が絶えず広がるにつれて、私は内に向けて、「このようなことに遭遇し、私はどのように修煉すべきか?」と自分に問いただし、怠ける心、緩める心、警戒心、恐怖心、疑心、迫害に対して恐れる心、自分を守る心、私心、師父と大法を信じない心、安逸心、自己満足の心、困難にたじろぐ心などを見つけた。これらは私のものではなく、これらを取り除き、絶えず学法し、自分の不足を見つけ、自分を浄化して、大法の中で昇華していきたい。

 2、 「それらの逆手を取ってそれらを利用したのです」[2]の師父の言葉に従い、はっきり真相を伝えることは、法を実証し衆生を救い済度するための機会であり、今回の武漢の新型肺炎も同じだ。

 私たちが真相を伝える時、時々、世の人々は自分と関係ないと思い、聞かない場合がある。しかし今回の疫病はすべての中国人に関わることで、彼らは真相を聞くべきだ。「法輪大法は素晴らしい」と世の人々に伝えることで、人に良知と善念が蘇り、法輪大法の側に立たせることで、師父に救い済度される。 

 一部の同修の家族は真相について分かっていない。今回皆が外に出られない機会を利用して、心を込めて家族に真相を伝えることは非常に重要で、得難い機会を重視すべきだ。家族も救われるべき衆生なので、真相が分かった家族は、私たちを手伝い、より多くの人に真相を伝えるはずだ。家族へ真相を伝えることは私たちの責任なのである。

 もし私たちがしっかり行なえば、悪いことを善いことに変えることになるはずだ。武漢で新型肺炎が起きたことをチャンスと捉え、心を込めて「法輪大法は素晴らしい」と真相をしっかり伝え、中国共産党の法輪功への弾圧の罪悪を暴露し、できるだけ多くの人を救い済度するよう呼び掛けたい。

 個人の認識のため、不足があれば、是非ご指摘ください。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『大法伝出二十五周年ニューヨーク法会での説法』
 [2] 李洪志師父の経文:『二〇〇三年元宵節での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/29/400421.html)
 
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