武漢の疫病のニュースに惑わされず     
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年2月26日】武漢で新型コロナウイルスが蔓延してからというもの、私は毎日のように「動態ネット」(中国のネット封鎖を突破するWEBサイト)にアクセスして、関連のニュースを見ていました。自分でも見ている時間が長すぎると気づいていましたが、やめることが出来ませんでした。師父はこう説かれています。「時間が経つにつれ、あなたの体にあなたの姿形と全く同じもう一人のあなたが出来上がります。このもう一人のあなたは執着によって構成され、あなたを制御しています。とても強い執着があなたの姿形を形成したため、あなたの心を制御してしまうほど強い力を持っています。とても強い心によって形成されたからです」[1]

 私がつい毎日のようにニュースを見てしまうのはなぜでしょうか。いったい私は何に捉われているのでしょう? 表面的な口実は、真相を伝えるにあたって役立つ題材を集めるために、現状を知りたいということで、ただしかし、役に立たない時もあり、実際に夫はそうした話を聞きたがりませんでした。そこで、私は内に向けて探したところ、実は寂しくて人の注意を惹きたい心がありました。中国共産党の悪事が一線を超えて酷いのを目の当たりにし、私に怒りが湧き上がりました。人々が共産党に騙され愚弄されているのを見て、焦りました。ウイルスが蔓延する地域の人々の苦難を見て、胸が痛みました。武漢ウイルス研究所からウイルスが漏れたのではないかというニュースを見て、常人がドラマに夢中になるように日々の動向への関心が強くなり、皆はなぜまだ目が覚めないのかと焦りました。まだアメリカに濡れ衣を着せようとするのでしょうか? 私は真相を伝えるにあたって、この題材を増やすことを口実にし、関連ニュースを追い求めて自分の好奇心を満足させ、高揚した心地よさを求めました。この新型コロナウィルスの原因を暴露することは、一般の人々に法輪功の真実を知らせ、共産党の嘘から目覚めさせるためですが、大法弟子として気持ちが高揚し、心が動じてしまって本当によいのでしょうか?

 今年の神韻の最初の舞踊で、創世主が「志ある者は、私に従って世に降りて衆生を済度しましょう」と呼びかけたとき、私は感動して涙が溢れてきました。慈悲なる師父は衆生を済度されるため、絶え間なくご苦労をされています。そして、大法弟子が自分の誓約を果たすための機会を与えて下さっています。この最後の限られた時期に、大法弟子はより高い基準で自分を律し、大法弟子の名に恥じぬよう師父のご恩に背いてはなりません。

 今、中国の人々は、誰もが危険を感じ恐れています。町や村が封鎖されてしまい、同修が真相を伝えるにも大変不便です。師父は、「万事執着無ければ 脚下に路自ずから通ず」[2] と説かれました。私たちは大法弟子として、すべての能力(潜在能力も含む)を発揮して一切の妨害を排除し、衆生を済度する使命を果たしましょう。

 もう一つ、皆さんと交流したいことがあります。明慧の交流記事を読んでいると、同修が酷い迫害を乗り越えて「師父は私の難を耐えてくださいました」と書かれているのをよく見かけます。一人一人の弟子の修煉にあたり、師父は弟子の多くの業力を消去するため、その業力を耐え忍ばれています。師父は旧勢力の迫害を認めておいでではありませんが、旧勢力は自分の目的を達するために、今や数え切れないほどの酷いやり方で大法弟子を迫害しています。大法弟子は迫害に反対していますが、その苦痛を迫害者や、迫害者の背後の邪悪な存在、さらに高次元の旧勢力に返さなければいけません。悪事を働く者は、その報いを受けるべきです。師父が私たちのためにこれ以上の苦難を忍ばれることがないようにしましょう。

 自分の体験ですが、法に合わない所があればご指摘ください。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇一九年ニューヨーク法会での説法

 [2] 李洪志師父の著作:『洪吟(二)』「阻む無し

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/14/401120.html)
 
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