(明慧日本)ロイター通信2001年8月18日、北京からの情報:日曜日の中国政府の新聞報道によると、中国の裁判所は、法輪功学習者45名に対し、最高で懲役13年の判決を下した。中国政府は彼らがその精神運動に加担し、政府の激しい弾圧運動に対抗したことを告発した。
北京日報は、彼らが抗議活動を組織し、横断幕を製作したりビラを印刷するなど、政府の反法輪功運動に抵抗したことを理由として、この数日の間に判決を下した、と報じた。同紙によると、彼らの中の張洪立は最も重い懲役13年の判決を言い渡された。張洪立は身の安全のための隠れ家を借り、法輪功に関する横断幕やビラを作製したことで告発された。その他の者は中国の政治の中心である天安門広場で抗議したことで刑を言い渡された。このような抗議はほとんど毎日行われていたが、現在は少なくなってきた。情報によると、北京日報の報道を利用して、邵強と邱秀馨が横断幕を作り、天安門広場でそれを広げたとして、10年の禁固刑を言い渡された。天安門広場には警官が至る所にいるため、横断幕を掲げることに成功する可能性は極めて少ない。新聞には判決を下された者の経歴は公表されず、“頑固な人物”と書かれていたという。中国共産党は法輪功の弾圧をきっかけに、法輪功精神運動の追随者が各地にいることを知った。共産党に対する抗議運動に参加し、補導された者のうち、組織の責任者には刑罰が課せられ、堅く修煉する者は通常、裁判を経ずに労働矯正所へ収容されている。法輪功側によると、弾圧によって50000人以上が監禁、労働矯正所あるいは精神病院に入れられている。多くの人が残虐な体罰を受け、中には死に至った人もいる。拘留中に死亡した原因が残虐な体罰によるものと、政府は認めているようである。しかし、死因は自殺あるいは病死と公表される。
中国政府はすでに何度も法輪功に勝利したと宣伝した。また、天安門広場で毎日おこなわれていた請願を激しい弾圧によって静めたように見受けられる。しかし、海外では国際的な支持を呼び掛け、中国政府の迫害に反対する運動が益々活発化している。最近、ある8名の法輪功学習者は、ワシントンDCの中国大使館の前で絶食活動を行ない、中国政府に捕まえられた学習者たちを釈放するよう呼び掛けている。この8名は、金曜日から抗議し始めた理由は、中国東北部の遼寧省にある労働矯正所で三週間前から絶食している130名の法輪功学習者を釈放するためである。情報によると、この絶食事件について中国政府は未だ公式に論評を発表していない。