冤罪3年を受けた賈建懐さん 再び蘭州刑務所に拘禁
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 【明慧日本2024年1月15日】甘粛省蘭州市の法輪功学習者・賈建懐さんは、2023年7月に非合法な判決を受け、3年2カ月の刑を言い渡された。3カ月後、賈さんは上訴したが、蘭州中級裁判所によって無理に却下された。現在、賈さんは蘭州刑務所に非法に拘禁されており、家族との面会は許されず、現在の状況は不明である。蘭州刑務所は中国共産党(以下、中共)の迫害指令を積極的に実行しており、これまでに法輪功学習者を多数迫害し、死に至らしめたケースもある。

 賈さんは男性で、1955年7月に生まれ、かつては甘粛省水利庁工程地質建設会社で働いていた退職者である。賈さんは1995年12月に法輪功の修煉を始めてから、わずか2カ月で全身の病気が不思議なほど消えた。しかし、1999年7月以降、中共が法輪功を迫害し始めると、賈さんは真・善・忍の信仰を守り続けるために、何度も中共による拘束、拷問、拘禁を受けた。2005年には中共の法廷で非法判決を受け、蘭州市の大沙坪刑務所で、残酷で非人道的な迫害に遭い、歯が抜け、頸椎がひどく変形し、体に深刻な浮腫が現れた。

 2021年7月10日、賈さん(妻・肖紅梅さん)夫妻は、法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布している最中に悪意のある通報を受けた。7月12日夜8時過ぎ、賈さん夫妻が家に帰る途中、階段で待ち伏せをしていた警察に連行され、不法に家宅捜索を受け、法輪功の書籍やコンピューター、プリンターなどの私物を警察に持ち去られた。その夜11時過ぎには、警察は賈さん夫妻を嘉峪関路の派出所に連行し、不当な拘禁と尋問を行い、13日の午後には夫妻を病院に連れていった。7月14日、賈さんと肖紅梅さんは城関桃樹坪拘置所に拘禁された。4日後、肖さんは榆中県留置場に移送された。9日後、賈さんも蘭州市新城留置場に移送された。7月26日、賈さん夫妻は、本籍所在地の派出所の警官に迎えられ、修煉を放棄する「四書」にサインするよう強要されたが、賈さん夫妻はこれを拒否した。当日の午後2時過ぎ、賈さん夫妻は帰宅した。

 2021年9月8日、団結新村派出所の警察は、賈さんを出頭させてから派出所におびき寄せ、そこで拘束し、非法な刑事拘留のために紅古区留置場に連行した。9月24日、家族は通知を受け、賈さんが非法に逮捕され、蘭州市公安局城関支局によって留置場(西果園)に移送されたことを知った。

 2023年4月7日、賈さんは蘭州市城関区裁判所によって不当に裁判にかけられ、同年7月、不当に懲役3年2カ月の刑を宣告された。賈さんはこの判決に不服として、中級裁判所に控訴したが、同年11月13日、賈さんの控訴は却下された。その後、賈さんは蘭州刑務所に移送され、家族との面会は拒否された。

 蘭州刑務所、多くの法輪功学習者を迫害死 

 蘭州刑務所は、中共の非人道的な迫害命令を実行し、20年以上にわたり法輪功学習者を残忍に虐待し、複数の学習者を迫害により死亡させた。中共が情報を封鎖しているため、以下は公になっている一部のケースに過ぎない。

 ◎賈春臻さん、男性、76歳、甘粛省臨夏県新集鎮梁家山村の法輪功学習者。2020年4月に警察に連行され、2020年12月、不当な判決で懲役4年の実刑を宣告された。2022年3月18日、賈春臻さんは蘭州刑務所での迫害により死亡した。

 ◎王有江さん、男性、蘭州軍区通信部隊の中尉軍官。2回にわたり中共の法廷で不当な判決を受けた。2001年1月6日、王さんは蘭州市公安局の警察によって連行され、同年7月3日、不当な判決で懲役10年の刑を言い渡され、蘭州刑務所で長年迫害されて「強直性脊椎炎」という病気になった。王さんは出獄後も完全に回復せず、2012年6月に友人の家で再び連行され、更に懲役6年の実刑が宣告され、再び蘭州刑務所に非法に収監され、刑務官による虐待、暴行、電撃、および過酷な労働などによって苦しめられた。2017年7月1日、王さんは48歳で蘭州刑務所での迫害により死亡した。

 ◎于進芳さん、男性、退職労働者。2001年11月11日に警察に連行され、2002年12月に不当な判決で5年の実刑を宣告された。蘭州刑務所では、于進芳さんは非人道的な扱いを受け、全身に疥癬が広がり、傷だらけで血が滲んでいる状態となり、持続的な高熱が続き、起き上がれずに寝たきりとなり、一時は医療機関に搬送された。2006年11月13日、63歳の于さんはを終える際に非常に虚弱で、食事ができず、頻繁に嘔吐し、2週間後の11月25日に無実のまま亡くなった。

 現在、蘭州刑務所に拘禁されている法輪功学習者

 李建魁さん:男性、73歳、甘粛省核工業地質212大隊の退職者。2020年11月25日、警察に連行され、再び不当な判決で拘留され、刑期は不明。

 宋宗孝さん:男性、72歳、臨夏県新集鎮梁家山村の法輪功学習者。2020年4月、宋さんと賈春臻さんは臨夏県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と新集鎮派出所の警察によって連行され、2020年12月末に不当な判決で3年半の実刑にされた。

 趙予傑さん:男性、約46歳、元青海省林業局の勘察設計院で働いていた。2020年2月、連行され、2020年11月、不当な判決で9年半の実刑にされた。

 陳永森さん:男性、約67歳、甘光工場の退職者で、視力障害で労災認定を受けている。2020年2月、陳さんは臨夏州および臨夏市国保大隊の警察によって共謀され、2020年11月、不当な判決で9年の実刑にされた。

 洪亮さん:男性、50代、甘粛省張家川県の法輪功学習者。2020年8月6日前後に、洪亮さんは張家川県公安局によって連行され、非法に拘禁された。2021年には、洪亮さんは張家川裁判所によって不当に4年半の実刑にされ、現在は蘭州刑務所二監獄区に拘留中。

 周軍奇さん:男性、1964年10月生まれ、かつては甘粛省山丹県コークス工場の労働者。2022年5月に連行され、不当な拘禁を受け、2023年3月31日、甘州区裁判所によって冤罪が宣告された。控訴後、5月31日に中級裁判所によって原判決が維持され、周軍奇さんは蘭州刑務所に不当に拘禁された。

 賈建懐さん:男性、68歳、甘粛省水利庁工程地質建設公司の退職者。2023年10月23日、再び非法な判決で3年2カ月の刑を下された。

 李文明さん:男性、59歳、元蘭州市機車廠の従業員。2022年8月23日、警察によって不当に家宅捜索され、連行され、蘭州市七里河西果园留置場に拘禁された。2023年2月末、検察院によって告発され、再び非法判決で懲役5年の刑を下された。

 蔣明輝さん:男性、50歳、元蘭州市機械局計画処の副処長。2021年8月4日に連行され、家宅捜索を受け、2023年7月10日、再び蘭州市城関区裁判所によって非法に懲役6年の刑を下された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/11/470858.html)
 
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