最近日本で起きた「邪に悟る」現象について
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文/日本関東地区の大法弟子  

 【明慧日本2020年7月2日】私は日本の大法弟子です。今年3月に、シンガポール在住で日本に短期滞在している中国籍の学習者・陳文睿さんを我が家に泊め、彼女を連れて現地の複数の同修と「交流」しました。真相電話をかけるプロジェクトで以前から陳さんと知り合い、香港でパレードに参加する時に顔を合わせたこともあるので、警戒心を持っておらず、彼女が言ったことも参考になればと思っていました。しかし、彼女の言ったことは明らかに大法からかけ離れているとだんだん気づいた時、考えれば考えるほど、彼女と接触したあの週間は自分が邪に悟る道に滑る1週間でもあったと思いました。その後、陳さんは関東地方の数十人の学習者とグループを作って、佛学会、および陳さんたちに反対した学習者らを攻撃しました。今日は陳さんと接触した経歴を書き出して反省すると同時に、まだ陳さんに惑わされている同修に警鐘を鳴らしたいと思います。

 講演して法を乱す

 3月25日、陳さんから電話をもらったとき、「もう日本に来た、あなたに会って交流したい」と言いました。私は陳さんを我が家に迎えました。翌日、新型コロナウィルスの関係で、彼女はシンガポールに戻れず、日本に暫く滞在しなければならない事態になりました。それで、彼女を我が家に1週間泊めることにしました。陳さんは関東の同修と交流したいので、皆さんにコンタクトを取ってほしいと私に依頼しました。その時、日本はすでに自粛要請が出ていたのですが、交流はみんなの向上のためになると思ったので、自分の知っている同修に連絡を取って、陳さんを連れて各同修の家を訪問し始めました。

 10人の同修と会ってから、ある同修が私と陳さんのやり方が適切ではないと指摘し、『精進要旨』の「猛撃一掌」を引用して、私たちの行為は「講演して法を乱す」ことに当てはまると言いました。陳さんは、「私は確かに進んで皆さんと交流をしましたが、学習者の物を食べたり、取ったりしていないため、問題はない」と弁解しました。私は陳さんを信頼して、事の厳重さも意識していなかったため、同修たちと対面し、交流を続けました。それから、陳さんは同修の家に行って交流するほか、また同修を自分の住んでいる場所に誘って、頻繁に「交流」をしました。

 師父は「また、幾つかの地区では説法団などを勝手に組織して、各地へ行き、学習者の中でほらを吹いて詐欺を働き、また個人を招いて講演させることで学習者の修煉を破壊、妨害している人もいます。この人たちは法を伝え広めているかのように見えても、実質上は、彼ら自身を宣伝しています。学習者はみな、わたしの法身の按排によって系統的に修めているのですが、ただ一部の学習者が悟らず、または感じていないだけのことです。ならば、彼らは学習者を妨害しているのではありませんか!」[1]とおっしゃいました。

 明慧編集部も2013年に「講演して法を乱す」という文章を発表しました。私はその内容を陳さんと陳さんの支持者らに送ったのですが、彼女たちは執着心を抱えて、一向に言動を変えませんでした。

 支持者たちは陳さんが言った「高次元の法理」を好んで聞き、病気が治らないために遠方から東京に来て自分の問題を陳さんと交流する学習者もいました。彼らは大法の法理と明慧ネットの注意喚起を忘れ、その後、陳さんに追随して日本佛学会(佛学会はそのような交流を止めるよう通達した)まで攻撃しました。支持者らは「法を師とする」と言っていますが、実質上、彼らは陳さんを信仰の支柱としています。さらに、一部の人は陳さんが言った言葉を「説法」と呼んでいます。

 「悟り」に執着し、法理を極端に理解する

 陳さんがよく口にする言葉の一つは「悟りが大切だ」です。具体的なやり方は、ある種の「思考回路」を通じて「高次元の法理を悟る」といいます。しかし彼女に高く評価されたこの「悟り」は、字句ばかりを細かく詮索する一種の謎解き遊びのようで、大法弟子のあるべき学法の態度とは大きく違います。また、陳さんは師父の説法に対して多くの「解釈」をし、それを「高次元の法理」としています。

 修煉者がある次元に達すると、『轉法輪』を読む時、文字の背後に存在する神は自然にその次元の法理を修煉者に悟らせるのです。つまり、その次元の法理は自然に悟るもので、無理に悟ろうとしてもできないと思います。陳さんは他の人が悟れない「高次元の法理」を悟ろうとして、とうとう勝手に師父の説法を解釈することまでしたのです。

 陳さんを連れて東京の同修たちと「交流」する時、支持者らは、法器を見つけて世間法を突破するように同修を助けたこと、および副元神の妨害を解決したことを書き出して明慧ネットに投稿しようと、陳さんに提案しました。陳さんは、自分が悟った法理はあまりにも高いため、一般の修煉者に受け止められないので、明慧ネットに発表しないほうがよい、また、相手と顔を合わせたほうが助ける効果がよいと答えました。

 中国国内のAさんと協力し、修煉者らを「助ける」

 陳さんが我が家に泊まった時、いつもSNSを使って中国国内にいる男性Aさんと連絡を取り合っていました。聞くところによると、陳さんと同修たちの交流内容をAさんは全部知っており、陳さんの理論はAさんから聞いたか、またはAさんの影響を受けて成り立ったものです。

 Aさんも理智なく常軌を逸っしています。例えば、自分はある画像の中の龍で、陳さんはガビチョウ世界の王で、私たちは皆彼が地球に連れてきた動物世界の王であり、彼の次元以下にある、陳さんは比較的に修煉ができている人だなどとAさんは陳さんに言ったことがあります。マルチ商法のようにAさんは陳さんを勧誘し、陳さんはさらに私たちを勧誘したのです。

 「法器を取り戻す」と自称

 Aさんは、すべての修煉者に自分専用の「法器」があり、この世に降りる前に三界のある場所に置いてある、修煉状態が良くない時に一念を出して法器を取り戻せば、修煉状態が良くなると言ったそうです。Aさんはまた陳さんに1枚の写真を渡し、写真にあるものは世間に残した法器だと言ったそうです。私が陳さんを連れて同修たちに会った頃、陳さんはほぼ毎回法器を取り戻すことに言及し、Aさんに連絡して、法器をもらったかどうかを確認します。その行為に問題があると同修に指摘された後、Aさんは陳さんに「今後法器のことは言わなくてもよい」と指示したようです。

 修煉者が副元神に妨害されているか見てあげると自称

 陳さんの話によると、Aさんは写真を見るだけで、その人が副元神に妨害されているかどうか分かるそうです。私は陳さんを連れて同修たちと交流した際、ほぼすべての同修に「副元神からの妨害」があって、毎回陳さんは「副元神からの妨害」をめぐって同修たちを「助けました」

 数年前、明慧ネットは副元神からの妨害に関する複数の文章を掲載し、その後、師父は『波紋を呼んだ副元神に関する文章について』に「これは無数の妨害の中のわずかな妨害に過ぎず、大したことはありません」[2]、「乱れている負の現象を前に、動揺することはありません」[2]とおっしゃいました。師父は法理をこれほどはっきり説かれたのに、どうして修煉者はこんなに簡単に騙されるのでしょうか。本当によく反省しなければならないと思います。

 私の家に泊まった数日、陳さんは毎朝私の息子の写真を撮ってAさんに送りました。何の目的でそのようにするのか分かりませんでした。

 夫婦仲を割くような恐ろしい発言をする

 陳さんは我が家に来て間もなく、私は夫との間に悪い縁を結んだ、夫との婚姻は旧勢力に按排されたもので、改善するのは非常に難しいと言いました。また、多くの若い同修の婚姻は実は旧勢力が按排したものだと言いました。事後冷静に考えると、陳さんはただ一介の学習者で、まだ功も開いていないし悟りも開いていないのに、どうやって私たちに対する按排を知ったのでしょうか。

 同修Lさんは最近、夫と不仲になり、陳さんはLさん夫婦に会っていました。Aさんに電話で問い合わせたら、Aさんは「Lさんの夫は狡猾な人間だが、倒しやすい相手でもある。彼の一つの欠点に力を集中すると、きっと打ち負かすことができる」と言ったようで、陳さんはその方法をLさんに伝授して、Lさんの夫を制圧しようとしました。これは全く善の面影がなく、共産党文化の特徴を露呈しています。

 「他の同修の修煉の道を塞がない」という認識

 同修Gさんと会う時、陳さんは「他の同修の修煉の道を塞がないでください」と言い、その言葉をまた複数の同修にも話しました。つまり、もしあなたが大法のあるプロジェクトでたいへん活躍して、1人でプロジェクト全体の仕事を完成できるほどなら、他の同修は能力を発揮する機会がなくなる。それでは、あなたは同修たちの修煉の道を塞いだことになり、悪いことをしたと同じだ、という認識です。

 私は夫と去年からある真相を伝えるプロジェクトに参加しました。プロジェクトの責任者は陳さんの言動に「問題がある」と指摘したSさんです。陳さんによると、Sさんは私と夫の修煉の道を塞いでいるので、私と夫に「自分の道を歩むように」と何度も強調しました。その時、陳さんが言った言葉の意味は分かったようで分かりませんでしたが、後になって『二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法』を思い出すと、師父は「修煉者として実質的な手本はありません。皆自らを修め、誰もが自分の道を歩まなければならず、参照はありません」[3]とおっしゃいました。しかし陳さんは師父の説法を曲解して、同修の間の協力を妨げる方向に解釈していました。

 陳さんもAさんも実は邪悟の状態にある

 陳さんの学法にはとても大きい問題があり、発正念も独自の方法でやって、多くの場合、15分より短くしています。彼女の説明では、自分は高い次元に達したので、一念を出しただけで邪悪をすでに取り除いたのだといいます。また、中国国内のAさんは四つの正の時間に発正念をしないようで、理由は、Aさんの次元は他の同修の上にあり、Aさんが発正念をするとすべての邪悪を一掃できるので、他の同修は邪悪を除去する機会がなくなる、とのことです。時間を同修との交流に費やしているため、真相を伝える活動を陳さんは全くやっていません。陳さんが我が家に泊まった時に、自分はとても高い次元まで修めたと言いながら、基本の「三つのこと」もこのようにだらけているのは何故かと、私は不思議に思いました。

 ほかに、もっと多くの同修、特に能力があって皆に尊敬される同修、プロジェクトの協調人をやっている同修を自分の味方にするため、陳さんは下劣な脅しの手段を使いました。例えば、東京地区の某煉功点の輔導員に「私がやったことに賛成しなければ、あなたが私に会って交流を行なったことを暴露する。佛学会に知られたら、あなたの立場も悪くなる」と言ったことがあります。それは常人にでも軽蔑される手段です。

 以上の内容について私たちが陳さんに指摘した時、陳さんは肝心な要点を避けて、言い逃れようとしました。

 多くの同修を惑わすことが成功した理由

 あちこち回って交流を行なうのは法を乱す行為に当たり、悟った内容も邪な悟りであると指摘された時、陳さんはかえって「あなたこそ邪な悟りをしている」と反撃しました。佛学会が皆さんに注意喚起の通知を出したら、陳さんは公然と「日本の佛学会は法を乱している、真に修煉する大法弟子を迫害している」と宣言しました。しかし、陳さんのような荒唐無稽な言動を信じた同修も少なくありません。それは何故でしょうか。

 まず、陳さんは講演をする能力と技巧を備えており、説得力が強いのです。残念なのは、その能力を真相を伝える活動に使わず、同修を惑わし味方に引き入れることに使ってしまいました。また、同修たちは陳さんを信頼し警戒心を持たないため、容易に陳さんに騙されました。

 それから、陳さんは演技が上手く、同修たちを味方にすることにおいて多くの手段を使いました。彼女のパフォーマンスが多くの修煉者を惑わしたことは否定できません。

 陳さんは日本とシンガポールでそれぞれ交流グループを創立して、そこに彼女が悟った「高次元の法理」を宣伝し、彼女に認められた賛同者の修煉体験を紹介して、自分に反対する人と佛学会を攻撃します。日本での交流内容の一部をシンガポールのグループに転送して、自分が日本で歓迎されていると誇示しました。それらの手段は、一定の効果を収めました。

 陳さんは、同修を相手に、どのレベルの法理を言って良いかは、全部自分の判断によるもので、相手が理解できないほどの高い法理を言わないと言いふらしています。そのため、多くの同修は陳さんの本質を見抜くことができなくなっています。私が思うには、陳さんは自身の問題を発見しても直そうとせず、隠すだけです。周囲の信用を得たら、やはりその邪な悟りを放って周囲を毒害します。

 当然、今回の騒ぎに際して陳さんが働いた妨害行為は一つの外因にすぎず、全体の環境に存在している問題、一部の同修が長期にわたって抱えている修煉上の問題こそ、根本的な原因であると思います。学法をする時、本を読んでも頭に入らず、或いは内に向けて探す姿勢を持っていないと、法理を悟ることは難しいと思います。そうなると、ますます法理を悟るための近道を探したくなる修煉者がいて、「高次元の法理」を悟ったと自称する人物が近くに現れたら、その人物に騙されやすくなります。しかし修煉とは少しずつ着実に次元を高めるもので、近道はありません。

 修煉においては心を静めて学法しなければなりません。毎回の学法も、法会で師父の説法を拝聴するように真面目に一句一句を読んで、法理に照らして自分の言行を見直さなければなりません。また、目の前の功利を求める心があってはならず、そのような執着心が今回の騒ぎを招いたのです。

 日本で天目に執着する修煉者がいます。天目に関して師父は説法にはっきり説明されたのですが、どうしてまた騙されるのでしょうか。甚だしきに至っては、毎回の騒ぎに漏れなく必ず巻き込まれる学習者がいますが、そのような同修よ、あなたは本格的に修煉をしていますか。

 このような事がずっと存在していますが、同修に対する情のため、メンツのため、相手を怒らせたくないため、集団学法の時に誰もその話題に触れようとせず、問題がずっと今日まで積み重なってきました。これも教訓です。

 このようなことが日本で発生するのも決して偶然ではなく、日本の修煉者にきっと大きな問題があると思います。師父は『日本法会へ』の冒頭に「日本の大法弟子と法会に参加する学習者の皆さん、こんにちは」[4]とおっしゃいました。当時、ちょうど法会の会場で師父が祝辞を送ってくださったことを知って、喜びもあり憂いもありました。師父の祝辞を頂くのはもちろん嬉しいのですが、師父がおっしゃった「学習者」と「大法弟子」の違いにも考えさせられました。「法会に参加する学習者」と「大法弟子」が並んだのは、つまり日本には修煉状態が良くなくて「大法弟子」と呼べない「学習者」が多く存在しているからです。

 今回の騒ぎで日本の修煉環境はひっくり返されたように被害を受けたのですが、ある意味で良いことでもあります。修煉の最後の段階に問題が暴露されるのは良いことです。すべての修煉者は今回の教訓を覚えて、直ちに自分の修煉状態を見直してほしいです。自分の修煉に申し訳が立ち、師父の期待にも応えられるようになってほしいと思っています。

 以上は私個人の認識と修煉体験です。法理に適合しない部分があれば、皆様のご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「猛撃一掌」
 [2] 李洪志師父の経文:『波紋を呼んだ副元神に関する文章について』
 [3] 李洪志師父の経文:『二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法』
 [4] 李洪志師父の経文:『日本法会へ』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/23/408114.html)
 
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